ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

全然授業についていけなかった中学生君 成績が上がりました♪4

2008-02-24 20:45:20 | 発達障害児に教える基本
前回の続きです。
内容をシンプルにする
方法を紹介します。
学力が一向に伸びない子…
特にアスペっ子
同時に2つのことをしたり
柔軟に考える
紛らわしいものを整理する
ことが すごーく苦手です。

ですから 証明問題を教えるのでしたら
図から合同な三角形を見つけ
それが 3辺が同じ
なのか 2辺とその間の角が同じ
なのか 1辺とその両端の角が同じ

を指で指して 判断させる作業だけを練習させます。

それとは別に 証明問題の言葉の扱い方を
段階別にていねいに教えていきます。
これは 言葉を暗誦して丸暗記する要領で練習します。

どうしてこんな教え方をするかというと
2つの作業を同時にしようとすると
頭がフリーズして まったくできなくなってしまう!!
からなんです。
でもそうした原因で出来ない子は
「問題の解き方を発見して口で説明するだけの作業」と
「解き方の手順に沿って 実際といていく作業」に
分けて練習すると
それなりにできるようになってくるんです。

証明問題だけでなく 数学の他の分野や
英語の学習でも同じことが言えます。

英語教科書のまま学習するのは
ごちゃごちゃしすぎてわからない!!
という子には
まず教科書の英単語をいくつか書き出させて
主語と動詞だけのシンプルな英文をくりかえし練習させると
少しずつ英語をマスターし始めます。

学習中になるべく変化するものを除いてあげることが
上達のコツです。

変化するもの?
…???

「変化するもの」とは つまり 英語の教科書のようにストーリーになっていると
疑問文も命令文も
簡単なものも難しいものも いっしょになって並んでいますよね。
それだと簡単なものもマスターできなくなる子がいるんです。

いったん 単語 英文疑問文に変える
という同じ繰り返しの流れを作って教えると
理解し始めるんです。

シンプルにすること! それが教えるコツです。


 
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2 コメント

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なるほど・・ (ゆうの母)
2008-02-26 22:16:59
今更ながらのコメントですが(汗)

同じ傾向の息子の場合も
ゴチャゴチャ説明過多の教科書より
受験向けのポイントを絞った参考書・問題集で方が理解が早かったりします。
その子の特性に合った方法を早く見つけてあげるのが一番ですよね!
返信する
ゆうの母さんへ (なおみ)
2008-02-27 19:50:21
コメントありがとうございます。そうなんですね。
やはりADD・ADHDの人が整理するのが苦手なのと どこか共通するものがあるんでしょうね。
返信する