ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

できないことは、できることを利用して学ぶ

2009-01-14 12:47:34 | 発達障害児に教える基本
メールのお返事が遅れています。明日には少し時間が取れますので、お返事書きますね。(割り算の壁が越えられないという★ちゃんには教室に来ていただく予定です)


☆ちゃんは、記憶する力に困難を抱えた小学生の女の子です。
ずいぶん長い間、何度も10の合成を学んでいるのですが
覚えられません。
そのため、くりあがりやくりさがりのある計算に
なかなか進むことができません。
☆ちゃんは学習全般にかかわる記憶力に苦手を持っていますが、
コミュニケーション力が高く、
カラフルでバランスの良い絵を描くことができます。

そこで、☆ちゃんの得意な色や形を認識する力や
コミュニケーション能力を使って
苦手な算数を克服できないか…と考えました。

前回のレッスンで数からイメージできる色を決め、
色紙に数を書いて持って帰ってもらいました。

すると今回、
妹さんが金色が好きなので7は覚えました。
☆ちゃんは自分の好きな緑色が3なのは覚えました
という報告をいただきました。

そこで、「妹さんの7と☆ちゃんの3は、あわせて10。
ペアになるよ。」と教えました。
それから、
「くりの色、茶色の6。
みかんのオレンジ4。
食べ物ペアはあわせて10。

1番なりたい男の子。
9、くーは、黒。1も9も男の子色。

2はガーガーあひる。
8は、肌色ほっぺの女の子。
あひるも女の子もあったかいね。

5は紫。5と5で10」
と教えると、ものすごく苦手だった数に
親しみが持てたようでした。

コミュニケーション能力の高い☆ちゃんは、
これまでの生活体験に根ざした内容なら、
なんとか記憶できそうです。

いつも一生懸命な☆ちゃん、ハンディーに負けずにがんばってね


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