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ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

せんたくばさみは 万能教具(2)

2007-09-20 14:34:38 | 発達障害児に教える基本
前回のつづきで 少し年上の子用の教具を紹介します。

小学校に上がって
ようやく足し算ができるようになったと思ったら
10の分解でつまずく子!!
多いです。

そのせいで くりあがりのある計算ができません。

おまけに くりさがり…!!となると
もう何が何だかわからない状態

教える親御さんも
こうもわからない子に
どう説明したらいいものやら…
困ってしまいますよね。

そんな時に
とても役立つのが
せんたくばさみを使った
手作り教具です。
かんたんにできるので 
子どもと一緒にたくさん作って
いろんな問題にチャレンジしてみてください。

作り方は 
写真のように厚めの紙に
せんたくばさみを はさむだけ
片側には5個までしかはさみません。
同じサイズの紙で 1~10までの数を2組づつ
作ります。
実はこの教具 英才教育の研究所で
使われていた教材を
私がせんたくばさみでアレンジしたものです。
「スーキー」という名前です。
本来の教材より使い勝手が良く
安価に簡単に出来ると…自信作です

学びかたは
あわせると10になるペアを作って
遊びます。

適当に2個取って
10より大きいか当てます。

同時に1つずつ取って
大きい数の方が 勝ち!

この教具のいいところは
遊びながら 数を形として
覚えることができることです。

「7」と「3」の形が10ということが
遊ぶうちに身についてくるんです。
手で計算する子には
この教具を使って
1,2,3…と数えずに
目で見た形から 答えを出すよう促します。




せんたくばさみを使って
ひらがなや漢字を教える方法を紹介します。

お部屋のどこかに ひもをかけます。
次の「漢字テスト」に出る漢字を
紙に書きます。
写真のように 服の形にすると 裏に写りません。
ひもに せんたくばさみでとめます。
「漢字のせんたくもの」ができました。

子どもに「自信がある漢字は言ってね。」と
頼んでおきます。
子どもが「チャレンジする!」と言った漢字を
1問だけテストします。
あっていたら「おせんたく 乾きました」と小さなかごに
取り込みます。
1問出来ると
おもちゃのチップを与え 10個貯まると
「ゲーム30分」とか「カード1枚」と交換できるようにすると
がんばってするようになります。

こうした教具…わが子からは「お母さんの へん教具」と呼ばれていますが
指で計算しても途方に暮れていた子が
なんとか次のステップへ
進んめたりするんですよ
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