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発達障害児のための はじめての算数(1)

2007-09-05 09:24:19 | 発達障害児に教える基本
お菓子が5個あれば
「1,2,3,4,5」と数えられる!(数えられない子には 前の記事へどうぞ)
でも その次は?
1年生の算数でつまずかないために
どんなことをすればいいの?

という方に
どの子も算数好きにする」方法を紹介します。

できれば幼児のうちに始めて
「さんすうは楽しい!得意!」という気持ちを
育ててあげてくださいね。

まず100円ショップを回ったり
手作りしたり
お家にある おもちゃを集めたりして
自家製 「さんすうセット」を作ります。
最初から すべてそろえなくて
いいですよ。

入れたいものに合わせて空き箱を 用意します。

中に数を数えたら楽しそうなもの
形を作って遊べそうなものを
入れていきます。

ミニカー 10~20台
おもちゃの指輪 10個
じしゃく10個ほど(100円ショップにあるセットでOK)
アイスのスティック10本
ゴムの指人形10~20個
ゲーム用のチップ(オセロの駒でもいい)たくさん
カラー軍手(小さくなった指のある てぶくろ)
同じ形の積み木20個
カラーの輪ゴム
ピクニック用のプラスチックの皿やコップ
無地のハンカチ
キャラクターのカード類 ごほうび用のシール


などなど…
それらしきガラクタなら 何でもOK!

あと あると楽しいものの例に

100円ショップで
秋にはディスプレイ用に売っている
「プラスチックの
落ち葉やどんぐり」もGOODです。

どうやって使うかわかりますか?
落ち葉を 豪快にまいて
拾って数えます。

どんぐりも
お家の中で
どんぐり拾いを楽しみます。

数える時に
毎回 5ずつそろえて並べます。
「1,2,3…。」と数えてわかる子が
「5の塊が4つだから20」と
見てわかるようになるためです。

こうした お道具箱づくりを子どもに手伝ってもらうだけで
算数に対するワクワク感が
育ってきます。

好きなキャラクターがある子には
その子好みの
セットにしてあげてください。

算数セットは 子どもに自由に触らせず
親と子が乗り気な時に
楽しい気持ちで出してきます。

どれも どうってことないようで
選りすぐった教材です。
例えば 指輪。(色紙で手作りOK)

8個まで
指にはめさせて
あといくつはめれるかな?

とたずねると
8といくつで10になるでしょう?
が どうしても分からなかった子が
急に できるようになったりします。

子どもが この算数セットを出してもらいたがったら
「○ちゃんは算数が好きね~。」と
毎回 ひとことそえると
自分は算数が好きなんだ~と信じるようになりますよ。

次回は もう少しくわしく この「算数セット」の使い方について書きますね。

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