ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

授業中の立ち歩き 多動を抑えるトレーニング

2007-09-10 16:15:56 | ADHD
「発達障害に気づいて・育てる完全ガイド」
の中に
多動を抑えるための遊びが
3つ紹介されていました。

ひとつは 「だるまさんがころんだ」

もうひとつは「ガリーバー訓練」
おとぎ話のガリバーのように
両手両足を広げてあおむけに寝て
じっとしている訓練なのだそう。

最後は「ストレッチ」
もじもじしたくなったら
背中 脇 腹 足腰を しっかりストレッチ
するといいのだとか。

この本によると

身体の動きを コントロールできるようになると
多動はおさまってくるのだそうです。

虹色教室にも 動きまわる子はよくいます。

そうした子には
注意するよりも
全身を使った学習に 切り替えた方がうまくいきます。

喜んで勉強に参加するだけでなく
多動が次第に おさまってきますから。

でも どうやって全身を使って学習するのか???な方に
ちょっと奇妙な勉強法を紹介しますね。

走れ!走れ!
勉強道具のまわりを
ぐるぐる走ります。
「ストップ!!」
と言われたら
大急ぎで 問題を1問解いて
面白い静止ポーズを取ります

漢字の練習で
「答え」を 少し離れた場所に置きます。
「後ろ向きに歩いてなら見にいっていい」とか
「ハイハイでなら見にいっていい」などの
ルールを決めます。

わからない漢字がある時は 
ルールに従って チラリと覗き見しに行きます。

後ろ向きに歩く
ボートこぎ
ハイハイ
ほふく前進など
いろんなルールを子どもと考えると
身体の動きをコントロールするのが
うまくなってきます。

知的障害のあるLちゃんは
多動はないのですが
身体の動きをコントロールすることが苦手で
アンバランスなよろよろした歩き方
をしていました。
また 集中力が5分ともたない…という問題もありました。

しかしLちゃんは
こうした遊びを繰り返すうち
2ヶ月ほどで
全力疾走をするまで進歩しました。
遊びの力は偉大です!!

その上 
2時間 集中して学習に取り組めるほど
集中力がついてきたんですよ。

多動が問題の子も 親子で思い切り身体を動かして
勉強してみると 集中力がアップ
勝手に動いてしまう…が減ってくるかもしれません。



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引用は「発達障害に気づいて・育てる完全ガイド」
著 黒澤礼子 講談社