本コーナーは今回で第100号。読者の皆様に支えられ3年目に突入できたことに御礼を申し上げたい。
創刊した2010年1月より、わかやまニュースハーバーは、本紙やラジオ、ウェブサイトでの情報発信と同時に、実際に県内外の人々が集まり情報交換ができる場づくりを模索してきた。
この程、多くの皆様のご尽力によりその環境が整い今春から本格始動する。100号の記念としてご紹介したい。
時は2009年秋。竹中平蔵慶大教授から森ビル取締役(当時)の礒井純充さんを紹介された。
礒井さんは六本木ヒルズ49階にある「アカデミーヒルズ」を企画された、まちづくりのスペシャリスト。
この礒井さんが全国の街かどに小さなライブラリーをつくろうとされていると聞いた。
その名は「まち塾@まちライブラリー」。有志の人々が、自分の好きな本を持ち寄り語り合う場。
「本が人と人の縁を結ぶ紙(神)になって欲しい」という礒井さんの熱い思いに感動し、筆者は実行委員に加わった。
即座に頭に浮かんだのが、当時、大阪ガス和歌山支配人の石田通夫さんが、ぶらくり丁商店街の「みんなの学校」の地下1階に開設された私設図書館「ミルキーウェイ」との連携だった。
2010年1月。礒井さん、石田さん、和歌山市の担当者をお引き合わせし「和歌山まち塾@まちライブラリー」として連携することが決まった。
2年の充電期間を経て、さらに、この春、大阪府立大学が難波に新設するサテライトキャンパス(南海電鉄の新社屋内に入居)に作られる「まちライブラリーinなんば」との連携が決定。
2月1日、そのキックオフイベントが開かれ、2年ぶりに礒井さん、石田さん、筆者が和歌山で再会した。
【写真】右から、礒井さん、石田さん、筆者
和歌山市と大阪難波がつながるプロジェクト。
100号を迎えた本コーナーとも連動し、今後は「人と人、人と情報がつながる元気なまちづくり」という新たなステージに挑戦したい。
(次田尚弘/和歌山)
『まち塾@まちライブラリー』のWeb