日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

日本経済の回復は、海外の回復が前提?

2009-07-15 04:24:24 | Weblog
■与謝野財務相:日本経済の回復は海外の回復が前提、失業率悪化を警戒
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003003&sid=aeEgwjSeJdUQ&refer=jp_stocks

「下振れリスクは国内要因で起きる部分は少ない。結局、日本経済の回復は海外での経済回復を前提にしたものだ」

との貧乏神の会見。

もう、馬鹿かと、アホかと。

財政出動が弱いから、ゴールドマンサックスに足元を見られて売り攻勢をしかけられるんだろうが! 15兆円の真水出して、たかだか日経平均1万円にも手が届かないなんてねえ。GSの売り上げが好調なようですが、これでは、アメリカのために財政出動してやっているようなものです。

与謝野は、どうしても内需主導で、経済を復興させようという気が無いらしい。

与謝野がクルーグマン教授と対談した内容を思い出せば分かるとおり、中途半端な財政出動は必ず失敗するわけです。

日銀にCPや社債購入を期待するのではなく、政府が自らやりなさいって。

日銀の白川総裁なんて、「CPや社債購入はもう行わない」とか、「9月までに金利を正常化させたい」なんてキチガイみたいなこと言ってるんですから。今、利上げなんてしたら、どうなることか。

結局、デフレが続いて、自分たちの扱っているお金の価値が高いまんまの方が、日銀の人間も、財務官僚たちも、自らのポジションが高いところで安定できるわけなんですね。

そんなの日本経済にとって、「害」以外の何ものでもありません。

しかし、日本経済を動かしている上層部は、株価がちょこっと上がっただけで、景気回復したと認識してしまう人間が多いです。

ちまたじゃあ、コンビにのアルバイトが、10倍の競争率になってるというのに。家賃を払えない人や、ローン破綻、ホームレス初心者が増えているというのに、与謝野は、大して役にも他立たない趣味の自作パソコンでも組み立てて休日を過ごしているのでしょう。

しかし、間接金融をこれだけ機能できないようにさせておいて、株式市場もこの程度じゃあお話になりません。

企業業績が好調、もしくは昨年と変わらない企業であっても、企業合併したり、ボーナスゼロの会社が増えているのは、政府の経済対策が全く信用されていない証拠でしょう。

今会社をクビになった人は、90パーセント以上の確率で、仕事が全く見つからないか、年収200万円以下に落ちるかで、即刻討ち死にですよ。あ~コワ!