日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

100年に一度の大不況とは、

2009-07-01 00:01:23 | Weblog
マスコミは国民が貧乏になっていることを、隠さずに放送するべきです。

先日の朝生の湯浅誠さんの話では、上野公園で炊き出しに来ている人が昨年末の500人から1000人に増えているとのことでした。

ちまたでは、正社員から失業した人たちが急場しのぎのために、パートやアルバイトの仕事に割り込んできて、主婦達の仕事の奪い合いが起きているそうです。

ハローワークでは、検索用の端末に並ぶだけで4時間~5時間待ち。IDをもらえば自宅で検索できるのですが、パソコンを持っていない人も多いようです。

過去最大のGDP下げ率、過去最低の有効求人倍率、そんな数値が目に見えてきています。今の経済は、生き地獄なのです。

昨年のリーマンショックの株価下落率は、1987年に起こったブラックマンデーの比ではありません。100年に一度の大不況といううたい文句は、決して大げさではないのです。

日本の政治は不安定で、株価がなかなか上昇気流に乗りません。景気対策の方向性だけが合っている麻生経済対策では追いつかないのです。封印していた公共事業を解禁し、この数倍の財政出動を行わなければ景気対策になりません。

一方、政権交代した場合、民主党の経済対策は未知数です。民主党の無駄を省く政策では、歳出カットになってかえって不景気を招く可能性の方が高いです。自民と民主が拮抗して、国民新党がキャスティングボートを執れた場合のみ、景気回復は可能となります。

そういう経済背景を見て見ぬ振りをし、散財している皆さんには、
「短い快楽から、長い苦痛を生む」

という、戒めの言葉を送りましょう。

今年は、すっかり節約の話ばかりになりましたが、庶民は、節約して生き延びるしかありません。