マシュマロ、ぽーん。 あれは洗濯柔軟剤のCMかな? 最近の若い人たちは、ご近所の人たちとフェイスタオルを貸し借りしているのだろうか。 昔人間には理解不能。 タオルだのパンツなんぞは貸し借りしないものだと思い込んでいた。
布団や絨毯の丸洗い? あの消臭スプレーで丸洗いが出来るの? 最近の技術の進歩に、年寄りはカルチャーショックを受ける。 消臭剤に元来は有害な筈の滅菌成分クウォットを混ぜて、これで布団を丸洗いする程もスプレーして無害な訳がないのだが、そこが進歩なのかなァ。 染みついた汚れを取らずして、丸洗いが出来るというのも「へー」と感嘆する。
食器洗い用の滅菌成分入り洗剤のCMをよく見かけるが、私はあの手のCMを脅迫型CMと呼んでいる。 使い終わったスポンジを滅菌せずに置いておくと翌日は食器にばい菌を塗り付けていることになるのだとか。 翌日ばい菌の付いていないスポンジで洗おうと思えば、殺菌用アルコールか、塩素系の漂白液にでも浸けっぱなしにしなければならない筈だ。 翌日汚した食器を洗うときは洗剤を付けて洗い、食器についた洗剤をよく洗い流してから乾燥させて食器棚に片づける。 ばい菌だらけのスポンジで食器を擦っただけで片付けるバカは居ないだろう。 私はふつーの洗剤で洗った食器を毎日使っているが、それで食中毒を起こすなら、私は年中食中毒症に悩まされているだろう。
行き過ぎた脅迫型CMや大袈裟CMや嘘CMの粛清を、民間(アメリカ人演歌歌手みたいな名前)の自主規制機関にまかせっきりにするのはどうかと思う。 「自主」という言葉が示すように、広告主などが主体なのだから、あれは苦情を訴える消費者と広告主の間に入る緩衝的役割の機関だと私は思っている。