雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

墓穴(ぼけつ)

2012-11-29 | 日記
 昨夜、寝付かれないのでテレビの深夜放送を観ていた。 アナウンサーと、二人のレギュラーが出されたテーマでトークを進める番組だったが、

 「もし、無人島で生活すること(期間不明)になり、なにか一つ持って行けるとしたら何を持って行くか?」

 アナウンサーの女の子は植物図鑑、レギュラーの一人はナイフ、もう一人はどうせ何か道具を持って行っても、使い方が分からないから何も持って行かないと答えていた。 

 植物図鑑? あんなもの、役に立つかい? と思って聞いていると、食べられる植物を見極める為らしかった。 無人島と言っても、何処とは限定していないのに、世界中の植物が網羅された図鑑が手に入るとしても、相当重いものだろうなと思った。 スマートフォンだって、届くかどうか不明だし。 届くとしても、携帯だけでソーラーバッテリは持っていけない。(二つになるから)

 ナイフ? 必需品だけど、火もなくてはならない。 短期間ならマッチやライターで事が済むかも知れないが、独りで長期間であれば、火を点し続けていては安眠も出来ない。 虫眼鏡の方が長期に有効かも知れないぞ。

 何も持って行かない? 木の実を探して食べるのだそうである。 長期間になった場合、一年中木の実が生っている島であることに願うばかりだ。

 他に、調味料とか、「女」とかが出ていたけれど、調味料が必要なら、海水から「塩」を造ればよい。 「女」は、命を守る対象が二人になって、双倒れになる可能性が大。 朝な夕な愛を育むことが出来るほど、水も食料も豊富な島とは限らないだろうから…。

 で、猫爺なら、何を持って行く? シャベルだろうな。 取り敢えず、自分の墓穴を掘っておこうと思う。 若くないのに、何をあがくことがある。

 
  

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