雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

一酸化炭素中毒

2012-01-10 | 日記
 冬は一酸化炭素中毒が増える。 私の年齢では、子供の頃から木炭、練炭、豆炭、たどんなどを使っていたため、一酸化炭素中毒に関しては重々に注意されていた。 締め切った部屋で半熾りの練炭や炭火は絶対に持ち込むことはない。 練炭火鉢の場合は、練炭の上まで真っ赤になってから部屋に入れる。 てっぺんがまだ黒くて、青い炎が出ている段階では、一酸化炭素が盛んにでている。 炭やたどんの場合は、全体が真っ赤になった状態で部屋にいれる。 それまでは屋外に置いて、部屋に入れてからも換気は忘れない。 

 練炭や豆炭は、石炭粉が練り込まれているので木炭やたどんよりも危険である。 昔の都市ガスは、石炭を蒸し焼きにすることで得ていた。 このガスは一酸化炭素を多量に含み、ガス漏れによる「中毒死」が頻発したものだ。 このガスを抜き取った残留物はコークスと言い、炭素純度の高い良質の燃料となる。 

 最近、量販店で練炭を見た。 使われる方は、ちゃんと知識をもった方だろうと思う。 豆炭、たどんはもう販売されていないだろうが、木炭は焼き肉などで盛んに利用されているようだ。 取り扱いは、少し神経質くらいの方が良いかも知れない。

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