雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺のいちびり俳句「ユスラウメ」

2016-06-02 | 日記
   ◇梅桃(ユスラウメ)お前は梅か 桜桃か◇

 今日、Tさまのブログを訪問して、収穫したユスラウメの写真を拝見した。小学生の頃、実家の庭にユスラウメの木が一本だけ植わっていたのを思い出した。ちょっと赤くなってくるとチョン切って、その小さな実を「酸っぱ-」と言いながら食べていたような…。


   ◇代掻きを 終えて農夫の 逞しき◇

 猫爺の住んでいるところは、時期が少し遅れているようである。余所の地では、既に田植えが終わっている頃に、こちらでは引水そして代掻作業が終る。
 機械化が進み、昔のような農繁期ではないにしろ、農家はこれからが忙しくなってくるのだろう。

   ◇ドクダミや 母が手際の 化膿どめ

 昨日、余所の庭で「ドクダミ」が満開(と言っても花数が少ないのでスカスカだが)なのを見て、これまた小学生の頃に、実家の庭に咲いていたのを思い出した。
 ドクダミは乾燥したものを煎じて胃腸薬として、生葉は、「でんぼ=おでき」の良薬であった。また、茹でて乾燥させて炒り、「ドクダミ茶」にしたり、はたまた天婦羅にして食べたことを思い出した。生葉は臭いが、熱すると消えたように記憶する。