ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

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サンテレビ系未公開カラテ映画うろおぼえレビュー(その4)「必殺!ドラゴン飛龍剣」

2012-09-12 00:22:50 | 映画

さてさて、誰も楽しみにしていないマイナーカラテ映画レビューの

第四弾です。

 

ごく一部の同人漫画執筆日記を楽しみにしていらっしゃる方

申し訳ありません。

 

自分、今馬鹿映画ファンモードなもんで

これら一連のレビューを吐き出してしまいませんと

なんとも漫画描きに着手出来ないんです。

もう少しお付き合い頂くか、または見捨ててしまってくださいませ(笑)

今日は「天皇巨星」の異名を持つあの大スターの登場です。

 

TVタイトル「必殺!ドラゴン飛龍剣」

原題「縦天下」

英語題”The Invincible”

監督 羅臻

音楽 王福齡(ワン・フーリン)

CAST ジミー・ウォング、ヘレン・マ、ポール・チュン、ロン・フェイ、サン・マオ
1972年製作

TV放送 昭和52年

  

サンテレビのうらぶれた映画枠に

「片腕ドラゴン」で知られるスーパースターこと

ジミー・ウォング先生が登場ということで、正座して鑑賞した。

 

我らのヒーロー・ジミー先生主演の剣戟時代劇。

正確に言うとカラテ物ではありません。

 

開幕。

いきなり大平原での合戦シーン。

人馬大軍が入り乱れる大スペクタクル・シーンに度肝を抜かれ

「おおっ?」となる

 

だが本編が始まると急に安っぽい画面に

トーンダウン。

何のことはない。冒頭シーンは何か別の

ビッグバジェット作品のシーケンスの流用だとわかります。

 

あとは「片腕ドラゴン」なんかでお馴染みの

「王羽組」俳優が勢揃いして、

ジミー先生らしい裸あり、残酷ありのドギツイ作品。

ゴールデンタイム放映の作品で、思いっきりのいい

女性の全裸シーンが出てきて、思春期の男の子は大喜び。

 

途中ジミー先生は目玉をえぐられ、酒に入れて飲まれてしまう。

すわ、ジミー先生は盲目に、と思っていると

目玉が元通りに直ってしまうという、超人的な回復力を見せる。

 

ラストは仇を倒した者が、また殺され、殺したヤツがまた殺されと

ドミノ倒しみたいにバタバタと死んで行き

最後はジミー先生だけ残る。

 

なんともあっけにとられるエンディング。

「冷面虎」や「炎の大捜査線」といった後年の

ジミー作品にも継承される味付けだ。

 

ジミー先生の超人振りを堪能できる、大名作。

ちなみに放映版の劇伴はすべて西部劇の名スコア

「奴等を高く吊るせ!」に差し替えられている。

ジミー先生が馬を駆るシーンには必ず流れ雰囲気満点。

 

日野先生の「ドラゴン大全集(芳賀書店著)」に

「琴と歌で愛を訴えかけられる」というキャプションで写真だけ紹介されていましたね。



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