ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

【追悼・栗本薫先生】グイン・サーガに想う

2009-05-27 23:40:57 | 日々雑感
今まで、好きな作家様が逝去されたりとかはありましたけど、
こんなにキツいのは初めてです。

大学生のころより、ン十年・・・
どんな時にでも、
何ヶ月に1回はグイン・サーガの新刊が出て
平均2日で貪り読む。

どこで読んだか・・・

会社の行き帰り(よく没頭して乗り過ごした)
大学の近くの喫茶店、
友人と待ち合わせの梅田駅の広場
出張中の電車の中
ヨーロッパへ向かう飛行機の中
イギリスのホテルの客室
一人暮らしのオランダのアパート
病院の待合室
コミケのスペースの中
田町のルノアール・・・
飲み会の帰り・・・

気分が高揚している時、疲れたとき
悲しい時、退屈な時、嬉しい時・・・。

グイン・サーガの百数十巻の各々の巻には、その時の
「私」の境遇と気分が合わせ鏡のようになっているのです。
その時の「私」が透かしのように見えるのですね。

これからは、栗本「グイン」の新刊は出ないのですよね
永遠に・・・。

今、ちょうど読んでいたのが
第126巻「黒衣の女王」・・・。
黒衣・・・なんだかなぁ・・・・。

きっついっす、マジに・・・。
別に先生、親、親族、身内、友人でもないし
お会いしたことすらないんですけど
きついっす・・・。

「グイン・サーガ」の世界、
百数十巻もお付き合いしてきたのに、
もう栗本グインの世界の秒針は止まってしまう・・・。

すばらしい作品を
どうもありがとうございました。

そして、お疲れ様でした。



小生、しばらくヘコませてください・・・。

女々しいかもしれませんが、
ちょっち力が出ないんで
すべての活動はしばらく服喪休業です。

おやじ、マンガ、描いてます! 第二十三話 NEKO、埼玉に住むぜ!

2009-05-23 23:13:58 | 制作日記
毎度のことですが、タイトルに意味はありません(笑)。

元ネタの「バルディオス」のサブタイトルは
3クール・39話分。

もう、23話まで消化しちゃいましたんで
残り16話で完成するのかどうか・・・・。

前回の執筆の時みたく
最終回が延々10回くらい続きそうな予感・・・。

それとも、第32話 破滅への序曲(前編)で
「原稿、落ちました!」「完」
とかになったりして・・・・(オイオイ)

現在の状況を再整理。

現在の残作業群は、
1.「永遠への旅立ち」本編
2.同 追加ページ(4頁)
3.同 追加最終エピソード(14頁)
4.表紙・裏表紙等、編集用素材
の4つ。
つまりは、丸ごと残っているという状況ですね・・・。

1.はトーン作業中で中断
2.は下書き進行中
3.も下書き進行中
4.は未着手です。

そろそろ、巻きを入れないと
ヤバそうな感じがしてきました。

あと、気力が抜けているときは往々にして
コミケット落選したりしますんでね・・・。

連続当選の僥倖が続いていますんで、今度あたりは
イカンかもしれない予感。

まあ、そん時はそん時で
通販専用にすればよろしい!

褌を締めなおして、
気合をいれ直しましょう!

アナログ音源の楽しみ

2009-05-22 02:07:47 | サントラ・コレクター
子供の頃は映画音楽が好きで、よくレコードを買っていました。
子供のお小遣いで買えるのは、一枚500~700円の
シングル盤ともドーナッツ盤とも言われたEP盤が中心でして
一枚2000円を越えるLP盤は、1ヶ月のお小遣いが吹っ飛びますんで
慎重に慎重に買ったものです。

ただ、子供心にLP盤に入っている映画音楽はどれも「本物」だと
信じていましたので、ペラペラな演奏のカバー版なんかが
が収録されていたりすると、
「何これ?ウソの曲が入っている!
 お小遣い、返せ!」
と涙にくれたものでした。

そのうちに、映画音楽の「本物」は
サウンドトラック盤と呼ばれること、
映画音楽の「本物」はレコード会社(大概は系列の原盤会社)毎に
いろいろと持ち主が違うこと。
だから、この映画の「本物」の音楽は、どの系列のレコード会社が
このサウンドトラックの権利を持っているかを知ることが重要なこと、

これらを高い授業料を払って、習得することになるのです。

、RCA、セブンシーズ、UA、WB、Odeon、フィリップスといった原盤会社。
RCAはビクターと提携、セブンシーズ・UAはキング、WBはワーナーパイオニア

なんていう、他人からするとどうでもいい知識を蓄えはじめるころ、
純真無垢だったNEKO少年は、映画音楽道の泥濘に
半分足を踏み入れてしまっていたのですね。


でも、お小遣いを全て使って買った、
大脱走、ハイ・ヌーン、荒野の1ドル銀貨といったテーマ曲を
収録していた某LPが、全曲「にせもの」と
分かった瞬間の脱力感は、今でも鮮烈に覚えています。
子供心に、2000円以上も取るのだから、これらの曲は
当然「本物だ」、と固く思い込んでいましたもんで、
ホント

「大人って、汚い!」

なんて思ったものです。

これらの曲は、原盤の権利が全部違う会社なので
これらの「本物」を収録したLPは、当時は存在しえないことを
悟ったのは、それから1年ぐらいたった後のこととなります。

拙同人誌のレビューが掲載されました

2009-05-18 23:43:24 | 同人活動
今回「rough note.」さんというHPに、
拙「アフロディアに花束を」前・後編のレビューを
掲載いただきました。

そのHPの主宰の方に
何でも、昨年冬に前後編をお求め頂いた由で、
それだけでも足を向けては寝られないのですが、
今回は拙同人誌自身も取り上げていただきました。

ありがとうございます。

厚く御礼申し上げます。

「rough note.」さんのURLはこちらです。

http://www.rough-note.net/



「rough note.」さんから来られた方にご挨拶です。

NEKOと申します。

「今頃、バルディオス?」
を、なんと300頁描き尽くしてしまおう!
と日々ペンを握っております、
リリカルな心の時代錯誤野郎でございます。

どうぞ宜しくお願いいたします。

「rough note.」さんに掲載頂いた画像は前編の表紙でございます。

ちなみに後編はこちらでございます。



夏に向け、新作を執筆中でございます。
以後、お見知りおきの程を!


おやじ、マンガ、描いてます! 第二十二話 特別にブロイラーの唐揚げ

2009-05-17 11:16:51 | 制作日記
タイトル、苦し紛れです。
気にしないでください。

はらたけさんの「Epilogue」を素材にした
最終エピソードがあまりに気に入ったので、
矢も楯も堪らずに、
とりあえず、グランドフィナーレの部分を
一気描きです。

描いてて泣けてきました。
自分の作品に感動しないで、
人様を感動させられるか!ということで・・・。

でも、本当に泣けます!(自分だけかなぁ・・・?)
はやく完成させ、バルファンの方に、お届けしたいです。




今回の一連の執筆で
ジェミーのことも、すごく好きになってしまいました。

いい娘だよなぁ・・・。

おやじ、マンガ、描いてます! 第二十一話 甦った同人作品(後編)

2009-05-16 12:39:41 | 制作日記
なので、
この作品を小生風にリメイク、再構成したら
どうなるか・・・。

シナリオ化して、ネームを切ってみました。

まず、原作品をシナリオ化。
オリジナルのシンプルなストーリーラインを
追加エピソード2つを加え、多重化してみる。

あと、ネーム化してみる。
思い切って、原作品のコマ割りを2頁分、
そのまま使ってみました。

ただレイアウトやキャラクターは、小生風に変えてみました。
原作は、氏独特の少女マンガ寄りのタッチなので
とても小生には、描けそうにありません。


うん、いい感じだ。
まるで誂えたように、きっちりはまっている。
合計14ページ。

どうせ、物語のグランドフィナーレなのであれば
遣り尽くしてしまいましょうか・・・。

うん!

よし、決めた!

NEKO版新約バルディオス・最終回「永遠への旅立ち」は
ページつなぎの良化のための4P+最終エピローグ14P。

計18P追加です。

合計ページ数60P。
図らずも、同時期に同様な作品を創作されている
共闘三世社の岬龍飛先生とほぼ同じページ数になりそうです。

なんか、自らゴール地点を先へ先へと
追いやっている感じ、というか
自ら苦難を呼び寄せている感じもします。

作者さんに、翻案のご挨拶をしたいんですけど
流石に、連絡なんかもう取れないでしょうね。
もし当時の関係者の方で
作者さんのご連絡先ご存知の方いらっしゃいましたら
宜しくお願いします。

おやじ、マンガ、描いてます! 第二十話 甦った同人作品(前編)

2009-05-16 00:59:34 | 制作日記
発端は、ある御仁から頂戴した
同人誌のバックナンバー。

それは、20年程前に発行された、
「宇宙戦士バルディオス」同人誌では、
おそらく当時の最高傑作であったであろう
KGT発行の「ATLANTIC CITY」。

小生も当時購入したのだが、その後手放してしまったものを
再度入手できるという僥倖に・・・。

Iさん、大感謝です。

収録されている作品は、どれも面白く、
特にコメディ作品が秀逸なのですが、
小生的に気になったのは、
はらたけ有希さんという作家さんが描かれた
「EPILOGUE」という作品。

全5Pという小編ながら、すごくムードがいい。

ストーリーは、某SNSサイトのバルディオスコミュにも
書いたのですが

全てが終わった後、ジェミーとオリバーが
件の浜辺にやってきて
花を手向ける

これだけのシンプルなものです。


ただ、間がすばらしくいい。
雰囲気も素敵。

すごく、創作意欲を掻き立てられるのです。
なので・・・。

(後編につづく)

おやじ、マンガ、描いてます! 第十九話 明日に架ける橋

2009-05-10 22:29:01 | 制作日記
トーン貼り工程をやりながら、全体のお話の繋がりを確認。
やはり、アソコの部分の繋がりが悪いので、
一挙4頁増やすことに決定。

わーい
これでまた下書きができる!

あと、某SNS掲示板の某コミュニテイのトピに書いた
小生の駄文が、実はずっと頭に引っかかってまして、
このエピソードも、いっそのこと追加してしまおうかと
悩み中・・・。

まだ考え中です。
本当に描くかどうかまだ決めていませんが、
とりあえず、シナリオ化して
ネームを切ってみましょう。

おやじ、マンガ、描いてます! 第十八話 裏切りのベルサイユ(後編)

2009-05-09 23:04:38 | 制作日記
なんか後編になって、タイトル変わっているンですけど・・・。
まあ、細かなことは気にしないで!

ドライの工程をやってます。
要は、スクリーントーン貼りと、効果線描き。

あとは、なんやかやで増えすぎたレイヤーの整理と、
不要なレイヤーの削除です。

今回、デジコミの比重を増やしたものですから
酷いページになると、レイヤーが30枚以上もあって
もう、何が何やら・・・。

下書きして、ペン入れして、効果入れて、ベタ入れて・・・
これを別々のレイヤーでやると4枚。
各々のレイヤーに対し、個別にホワイト・補正用のレイヤーを作ると
一挙に倍です。



これを
「絵が気に入らん!」
という場合に、マスクレイヤーを作って隠して
その上にまた描きだすと、この2倍・・・・。
この繰り返しですね。

重なりが増してくると、レイヤーの重なりの順番にも
意味が出てきますんで、
下手なレイヤーを消したり、順番を入れ替えたりすると
絵がもう、わやくちゃに!

ですんで、この工程は、絵を描いている、という感じから
いちばん離れた感じで
砂を噛む様な、
単純にいうと「つまんない」工程です。

しばらくは、ずっと単調な仕事です。

【映画雑感】対戦モノ映画

2009-05-08 23:22:02 | 映画
某SNSで、知人ところにカキコして、
ちょっち思ったことなど。

子供の頃見ていた映画で、何といってもワクワクしたのは
対戦モノ。

ピンのゴジラでもすんごいのに、
そのゴジラがキングコングと戦う!
「キングコング対ゴジラ」!

ピンですごいのが、もう一つピンで立っているキャラと
戦うのが「対戦モノ」の醍醐味であります。

「座等市対用心棒」しかり
「マジンガーZ対デビルマン」しかりです。

ワクワクしたなぁ!

マカロニウェスタンでも
「ジャンゴ対サルタナ」なんてのがあるみたいです。

タイトル聞くだけでもワクワクしますね。
このワクワク感が「対戦モノ」の命ですが

ごく、たまーに
「こんなんと戦っても、ぜんぜん嬉しくない!」
ってのがあります。

そういう点では、香港映画が、結構ヤバイです。
「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」っていうのも
ギリギリセーフ、という感じがします。

もう、どうしようもなく対戦モノの極北と思われるのが
同じくジミー・ウォング先生主演の
「ドラゴン対不死身の妖婆」(大笑)!!

「不死身の妖婆」ですよ「不死身の妖婆」!
ドラゴンが死なない婆さんと戦うのも、いたく脱力ものですが
その戦い方もなんと、
「婆さんを、車で轢く」(大爆)

「いくら「不死身の妖婆」が相手でも、いみじくもドラゴンを
名乗るなら、徒手空拳で戦えよ!」
「車で轢くな車で!」
「車で轢いたら普通死ぬだろ!」
「「不死身の妖婆」って、これホラー映画かい?」

突っ込みどころ満載の、馬鹿作品であります。

まあ、ブルース・リーが妖婆と戦っても
老人虐待にしか見えないでしょうが、
これをエンターテインメントとして成立させ
あまつさえ、車で轢いても
「まあ、ジミーならしょうがないな」と思わせてしまうのが
ジミー・ウォング先生の偉いところなのでしょう(と強引に納得)。