ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

皆様、よいお年を・・・

2010-12-31 18:34:37 | 日々雑感
今日はこれからは

お風呂入って
ビール飲んで、
晩御飯食べて、
ビール飲んで、
紅白見て、
年越し蕎麦食べて、
ビール飲んで、
今夜は生でさだまさしを見て

寝ます。

完全におやぢの大晦日です。

無論、マンガは描きませんし読みません。
(でも、少しくらいは読むかも・・・)

皆様、よいお年をお迎えください。


年が明けたら、完結編の準備をはじめます。

コミックマーケット79 写真のみ

2010-12-31 00:29:36 | 制作日記


島のカドに割り当てられた、我が「ねこらい堂」スペース。
お隣は、岬龍飛さん主宰の「共闘三世社」さん。

別に合体ではありませんが、お隣さん率高し。






自分が行きたい、覗いてみたい
と思えるようなキャッチーさを!
というのががコンセプト。






拙サークルに遊びにこられた、濃いバルディオス・ファンで
ドール・マスターのSさん特製、

アフロディア医務室シャツのみバージョン。

(私にとっての)コミックマーケット79、終わりました

2010-12-29 22:01:11 | 制作日記
<前夜>
仕事が例によって終わらず午前様。

ゴソゴソと準備をして1時過ぎに就寝。
なかなか寝つけず、ようやくうつらうつらしてきたな、と思ったら
携帯が鳴る

出ると朋友のあきみっち氏

「今、上京してきてホテルなんやけど
 コピー誌製本しよおもたら、中綴じ用ホチキス忘れてん。
 持ってる?」

持ってません!

イタ電ですか?それとも何かの罰ゲーム?

結局寝入りばなをくじかれたせいで
寝つけず、コミケカタログのチェックをして夜明けを待つ。

<今日>

いつもの通り、朋友のあきみっち氏と
午前7時に日比谷線の某駅にて待ち合わせ。

前夜のイタ電をひとしきりナジる。
結局中綴じホチキスは、会場の画材屋で買うとのこと。


会場着。

あきみっち氏は絶滅危惧ジャンル、
「ナースエンジェルりりかSOS」のFC・「愛天使補完計画」の主宰なので
別れ別れに。


A印刷さんから新刊が届いていた。
ドキドキしながらチェック。

「うーん」

上出来!と思える頁と
「これはいかん!」と思える頁がある・・・。

デジコミで画面上で見えていた感じと印刷の感じのギャップが
結構ある。

今後に生かさねばならない。

今回はお隣は共闘三世社さん、主宰の岬さん、助っ人のDさん、Aさんと賑やか。
おかげで色々お話させていただきました。
感謝!

昼過ぎには、屈指の濃いバルディオス・ファンでいらっしゃるSさんも
スペースに来られる。

持参された「アフロディアちゃん人形」の衣装バリエーションを
ワイワイ言いながら楽しんだり、ポーズを取らせて写真を撮ったり
バカ話をしたりと、ひとしきり遊ぶ。

さてさて、拙同人誌の調子はといいますと、

今回は
「新刊を下さい」と
拙サークルを目指してきて下さったお客様が結構多く
感激で涙をちょちょぎらしておりました。

「前編であの鬼引きをされたら、
 来ない訳にいかないですもの・・・。」と
お声をかけて下すったあなた、

そして全てのお立ちより下さった皆様、

大変ありがとうございます。

おかげさまで、本日の持ち込み数は完売いたしました。
バルディオス同人誌は今回で6冊目と相成りましたが
持ち込み完売は初めてでこざいます。

感激でございます。

皆さんと一緒に、「バルディオス」を盛り上げていきましょう。


<アフターコミケ>

あきみっち氏と恒例の人形町の居酒屋での打ち上げ。

「Space Battleshipヤマト」の話題でひとしきり盛り上がり
お酒も進む。

お酒が進み過ぎて、前日製本で貫徹のあきみっち氏は
「落ち」る寸前に。

なもんで、早々にお開き。


楽しかった!





猫の錬金術師・「練成完了」

2010-12-19 23:40:12 | 制作日記
短期決戦の冬コミ原稿。

何とか12月19日(日)の印刷所さんの〆切に
間に合い、無事入稿しました。

今回は初体験のフルデジタル。

途中、病気(のおそれ)で病院の御厄介になったり、
フルデジタルが上手く描けなくて、スランプになったり
間に合わなくてページ数が減ったりしましたが、

まあ、なんとか出来そうです。

ちょっち、くたびれましたなぁ・・・。

あと、出来上がりを観るのが怖い・・・。







猫の錬金術師・「苦悩・・・」

2010-12-14 23:25:06 | 制作日記
フルデジタルは、やはりむつかしい。

この歳になって、慣れ親しんだ紙とペンと墨汁を捨てるなんざ
我ながらチャレンジャーだと思う。

大きさの決まった紙に描くのと
大きさの定まらない仮想空間に描くのは
やはり流儀が違う感じだ。

絵の大きさと、線の太さの取り方の間合いが
まだつかみきれていない。


上手く行っているページと、
上手く行っていないページが
体感できる。


うーん、
今回は恐る恐る感と
習作のイメージが強いな・・・。

いろいろ、勉強になりますわ!

【固い話・歴史】日本書紀の中の邪馬台国の女王(解決編)

2010-12-10 02:52:27 | 日々雑感
さて、解決編です。


答え!
それは、

「魏志倭人伝は、中国から見た歴史。
 日本書紀では、同じプロットを別のキャラクターで
 展開しています。

 すなわち、元ネタの話は同じ!」


謎を解くために、日本書紀の書き手の気持ちになってみましょう。

「昔の歴史だ。
 プロットは皆知っている

・争乱があって
・女王・卑弥呼(ひみこ)が立って平和になって
・女王が死んでまた争乱となって
・女王・台与(とよ)が立ってまた平和になった


 というプロット。どうも史実らしいが詳細はよくわからんなぁ。
 卑弥呼というキャラもよくわからん!

 ただ、台与という女王については
 時代が多少下るせいか、少しエピソードが残っている。
 人物設定もできる。

 争乱も、王位をめぐる内乱だということは分かっている。

 あとは脚色だ。
 争乱を天皇家何代にも亘る内紛と設定しよう。

 まあ、こんな感じか。
 これで、日本書紀のプロットは出来たぞ!」


作者の舎人親王は、こーんなことを考えていたのでは?


さあ、舎人親王の気持ちになって、書き始めてみましょう。

日本書紀・神功皇后紀から清寧紀まで、要約


神功皇后は子(応神天皇)を妊娠したまま海を渡って
三韓を征伐した。

それ以降応神天皇から反正天皇の代は比較的平穏だったが、
允恭天皇以降、血で血を洗う政争が勃発した。

粛清のあげく皇族がほとんどいなくなり
清寧天皇の時、皇統が断絶しそうになった。

飯豊青皇女がつなぎの天皇として立って
ようやくおちついた。

ここでのキーのキャラクターは二人の女性
神功皇后と飯豊青皇女。

更に教科書には絶対出てこない飯豊青皇女という女性が
ここではキーマンとして登場します。

ちなみにこの方、何故か歴代天皇にも数えられていません。

飯豊青皇女という響きも、何か惹かれるものがあります。


更に面白いことに

神功皇后の和名は、気長足姫尊(おきながたらしヒめのミコト)

飯豊青皇女は「いいトヨあおのひめみこ」

なんですよね。

創作として見ると、
「おお、キャラ設定、上手くやってるね!」という印象なんですよね。


さらに面白いことは
日本書紀の書き手は、とりわけ飯豊青皇女のキャラを立たせています。


日本書紀・清寧天皇の三年秋七月の条
すごく唐突に次の記事があるのです。

「飯豊の皇女、角刺の宮にて、まぐわいしたまいき。
 人に語りて、
 ひとはし女の道を知りぬ。またいずくんぞ異ならん。
 終に、まぐわいを願わじ”とのたまいき」


和訳
「飯豊皇女が、角刺宮でエッ○をされた。
 皇女が従者に
 「ひととき、女の道を知ったが、
  なんら変わったことはない。
  もう二度とエッ○をしたいとは思わない」
 とおっしゃったそうだ。」

このキャラクター描写はひどくリアルです。
日本書紀に登場する女性キャラクターとしては
一番人間的で魅力的かもしれません。


つなぎ天皇として、また巫女として
独身を貫くこととなる運命への覚悟、諦観。

ただその前に、一刻とはいえ
想い人と逢瀬を遂げる熱情。

繋ぎの女王として頂上に立つべき
皇女とは思えぬ奔放な所作に
当時の人は呆れ返ったのかもしれません。


飯豊皇女の芯が強く、かつ情熱的
という性格まで透けて見えるような
描写だと思われませんか。

日本書紀に、唐突に登場する
人間くさい飯豊皇女。

日本書紀のネタ本としての魏志倭人伝。
そこに記述された歴史的真実。

女王即位-争乱-トヨの名をもつ女王の即位

その歴史的事実の合わせ鏡が、日本書紀上の
トヨの反映としての飯豊皇女の
キャラクター造形とに繋がってくるんではないか
と想う、晩秋の長夜の夢なのでありました。

【固い話・歴史】日本書紀の中の邪馬台国の女王(問題編)

2010-12-09 03:48:37 | 日々雑感
さて、数か月前にもニュースになっていた
「纒向遺跡:邪馬台国候補、モモの種が大量出土」という記事。

邪馬台国がヤマトにあったのか、福岡にあったのか
考古学的にはだいぶ絞られててきた様な感じがしますが。


小生、歴史物が好きでして、
昔から歴史と名の付くものは乱読してます。

あと、趣味でお話つくりなどをやっているのですが
そんな目で見ると、

「あれ?日本書紀に魏志倭人伝と同じエピソード、
 あるじゃん!」

と気がついてしまうのです。

まあ、学術的、分析的アプローチと全く違う
オタ的な、物語論、まあぶっちゃけ与太話として聞いてくださいませ。


前提条件として考えてますのは
古事記、日本書紀は実際の史実を下書きに脚色した
創作であろう、ということです。

魏志倭人伝は、そっけない事実の羅列ですんで
これを基本プロットとして、同じようなキャラクターが
出てくるエピソードを日本書紀で探してみるのです。

するとあるのですねぇ、これが。
書き手さん、キャラ設定まで意識しているのが
ビシビシ伝わってくるのですよ。


さて、まず魏志倭人伝の有名な記述を
あたってみましょう。

「倭国の邪馬台国は元々男王が治めていたが、
倭国全体で長期間にわたる騒乱が起きた。
卑弥呼という女子を王に共立することによって、
ようやく混乱が収まった。
その後、狗奴国との戦いの最中に卑弥呼が死去し、
男王が後継に立てられたが混乱を抑えることができず、
台与が女王になることで収まった。」



プロットとしては
・争乱があって
・女王・卑弥呼が立って平和になって
・女王が死んでまた争乱となって
・女王・台与(とよ)が立ってまた平和になった

主要キャラクターは
二人の女王:ひみこ、
      とよ
主人公:とよ?(今の女王?)



さて、お膳立ては整った。
ひみこは?とよは?日本書紀のどこに登場するのか?

同人屋の目で見ると邪馬台国の謎はすでに解けているのです!
(なんちゃって!)