ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

【2011年マンガ活動終了】

2011-12-30 23:40:24 | 制作日記

コミックマーケット81・2日目、終了しました。

自分としてのコミケットは終了です。

そして同人屋NEKOの2011年は幕を閉じました。

 

拙「ねこらい堂」にお運びいただいたすべての方々に感謝です。

どうもありがとうございました。

 

今回のコミケでは、いろいろと勉強させてもらいました。

 

もっと精進して面白く、ドキドキするマンガを描きたいと思います。

来年もよろしく。

 

そしてよいお年を。

 


【年末特別企画】気がつけば長き、コミケット参加歴

2011-12-25 09:08:30 | 制作日記
気がつけば、今度のコミケット81でコミケット参加回数が(おおよそ)70回となる。

初参加がコミケット12なので、単純計算でそうなる。

途中、仕事で海外に住んでいたので6、7回抜けてるし、都合で参加できなかった回もあったので
計10回くらいは不参加だが、それでも60回だ。
無論、サークル抽選に落ちて一般参加した回もたくさんある。

印象深い初参加のコミケット12は浅草の都立産業会館台東館。
ボヤ出ししたため一回で追放された伝説の会場だ。

残念ながらボヤの現場は見ていないが、かの故芦田豊雄先生が
面白おかしく揶揄していた黒づくめのワンレン、ふくよかなお姉さま軍団が
そろって気だるくカレーを食されていた光景は目にした。

異様な光景だった(笑)。

コミケは恐ろしい所だと最初に刷り込まれた。
これが当日の配置図。
今のコミケと比べるべくもない、こじんまりとしたもの。
7ブロックにある「ぐるーぷあじゃばば」というのが
当時やっていた同人、少年向け創作だ。

太田、多摩、平和島、晴海と会場が変わり、規模もだんだん大きくなる。
幕張メッセは一回も行ったことがない。

ちょうどそのころ海外に行っていたからだ。
メッセから追放されたあと、コミケに復帰した。
有明に移ってからはほぼ皆勤だと思う。

この70回、ずっと付き合ってくれたのが朋友のA氏。
A氏の方が小生のような中抜けがない分、参加回数が多い。

A氏との有明同行は盆暮れの年中行事になっているんで、
ほとんど事前の連絡が不要なほどデフォの行動パターンが決まっている。
朝の待ち合わせ場所、時間、会場に入ってからの動き
(A氏も自分のサークルを主宰しているので、開会中は基本的に別行動)
閉会してからの待ち合わせ、打ち上げ。

ルーティン化している感じだ。

この行動パターンは仲間内ではオープンなので、うちらを捕まえようと思えば
どこかで捕まえられる。

自慢と言うほどではないが、自慢は(?)一回も壁際に配置されたことがないことか。
一回は配置されてみたい気がするが、壁に配置された後普通の島中に戻ると
落ちぶれた感じがしてイヤ気がさしたりするのではないか、と思う。
ちなみに拙「ねこらい堂」は、今度のコミケット81の配置も普通に島中。

60回も続けていると動き方くらいは慣れてくるが、相変わらず直前の期待感、
会場に向かう際の高揚感、開場アナウンス時の「キター!」感は変わらない。
毎回ドキドキである。

このドキドキのために、いい歳こいてもコミケを止められないんだろうと思う。
小生とA氏の他にも、かっては同年代のご同類は山ほどいたのだが
かなり減ってしまった。

寂しい限りである。

【年末特別企画】自分への完結記念雑文、「マリン暗殺計画」に寄せて

2011-12-23 12:02:34 | 制作日記
誰が褒めてくれる訳ではないので、自分で自分を褒める。
まあ、お手盛りというやつだ。
自分でいうのも何だが、10、11月の鬼のような忙しさの中
よくやったと思う。

元来自分、長編作品が苦手だった。

「絵が描きたい」気持ちが先行するあまり
シナリオやネームをきっちり練り上げずに描き始めて
中途で放擲してしまうことが多々あった。
中途で放り投げて未完の漫画作品は沢山ある。

今回は既存アニメ作品の二次創作だが、一応オリジナル話。

目標は生涯最長の作品を書くこと。
約200ページ

きっちりシナリオを作りこんで、伏線も引いて
ネームもきっちり作って製作した。

なので、途中でお話が破綻したりすることなく
なんとか「終」の文字まで辿り着いた。

本作品のテーマである
「よかれと思ってベストを尽くしても、報われないこともある」
はしっかり書いたつもり。

「宇宙戦士バルディオス」という作品が持っていた終末感、
閉塞感、悲劇性を前面に出したかったというのがまずやりたかったこと。

あとは、シリーズ中の悲劇のエピソードである「アフロディアに花束を」で
主要なキャラクターが魂の救済を得るということは、
その前にとてもやるせないエピソードがあったはず、
という拘りからお話を作ってみた次第。

まあ、そんな大上段に構えたものでもなく
基本的に狙ったのは「東映まんがまつり6本立て」の中の一本のイメージ。

尺も25分。

頭に東映の「波濤に三角文字」が出て、TVサイズのOPが流れて
終わりもTVサイズのED。

劇場用新作なんだけど、TVシリーズの流れの中の一本で
ただこの作品を見なくても、本編シリーズには響かないという構成。

裏設定としては第31.5話の位置づけ。

お話の基本フォーマットも敵ロボットが出て、危機に陥るも
バルディオスで撃退する、というテンプレートどおり。
この巨大ロボット物番組の基本フォーマットは絶対に崩さない。
その、いわば子供っぽいプロットの中で
いかに大人の鑑賞に堪えるお話を作りこめるかが拘りどころ。

スパイスとして、少しよそ行きのお飾りをさせる。
オールスター顔見世興行の風情だ。
ハーマン指令や、エミー・ラティン、果ては死んだ筈のデグラスが
重要な役どころで再登場。
ちらりとだがバード国王やエミリーも出る。

敵方も一回は倒した筈の龍型メカ・ベムロイドに加え
かってバルディオスを苦しめたメカの亡霊が大挙出てくる(これは今回の最終章でご確認を)

今回だけのオリジナル・キャラであるフロイス君も
「本編シリーズには響かない」という基本方針ゆえご退場願う。
ただ、この退場のさせ方が「アフロディアに花束を・前編」のアフロディアの心の動きに
影を落とす、という小ざかしい拘りを織り込んでいる。

まあ、それでさえファンが希少種となっている「宇宙戦士バルディオス」。
これくらいの拘りがあっても、バチは当たらないだろうという次第。

「30年前に終わった作品に、今時こーんなに拘った番外作品書くなんて
 ばっかじゃない?頭、少しいかれてんんじゃないの?」

こんな皆様からの褒め言葉(笑)を楽しみにしている。

パゴス好きー

2011-12-18 23:08:32 | 日々雑感

ウラン怪獣パゴス

とにかく、こいつが大好き!

ウルトラQの後期の傑作「虹の卵」に登場したウラン怪獣。
ウルトラQ怪獣の中では、一番怪獣らしいフォルム。

千年に一度竹の花が咲くと復活する、という設定もミステリアス。
ウラン運搬車両がパゴスに襲われ、
卵状のウランカプセルが谷底に転落。

竹の花が咲く時、虹の卵を手に入れると願いが叶う、
という御伽噺を真に受けた少女が
歩けない祖母の足を直すため、
たまたま見つけたウランカプセル(虹色に反射していた)を
持ち帰ろうとする。

カプセルには輸送時固定用の鎖が付いており
少女は鎖を引きずりながら、ウランカプセルを運ぶ。

ウランが好物のパゴスは、少女ともどもウランを食おうと
追い掛け回す。

少女の運命は?

という、ハートウォーミングなプロットと
怪獣らしいフォルムのパゴスの大破壊シーンが
絶妙なブレンドに。


2位、3位は同点でネロンガ、マグラー
ウルトラマンに登場の怪獣だが、パゴス着ぐるみを改造した
ものなのでやはりカッコいい。

マグラーなどはレッドキング以下5大怪獣登場の「怪獣無法地帯」の中では
ワキの扱いで非常に影が薄いのですが、そのフォルムはため息が出るほどカッコいい!!
うーむ・・・。

怪獣を語りだすと、これもまた止まらないなぁ。


面白かった小説、有川浩「海の底」 

2011-12-13 23:33:12 | 日々雑感

有川浩「海の底」がおもしろかった!


活字中毒で、読む本がなくなったので
「ラノベでも純文学でもいいから、貸してくれー!」ということで
娘っちから「車輪の下」「太公望」「こころ」「涼宮ハルヒ」なんかに混じって
借りた一冊だが、これがまあ大当たり!


図書館戦争の有川浩なので、ゆるーいラノベかと思って読んだら大違い。
なんと今時珍しい大怪獣小説。


四月。桜祭りで賑わう横須賀米軍基地を、赤い巨大な甲殻類の大群が襲う。
巨大ザリガニの目的はただひとつ、人を捕食すること。

人が無造作にチョキチョキ切られ食われる中、
潜水艦へ逃げ込んだ見習い自衛官2人と少年少女13人。

湾と基地が、ザリガニで埋め尽くされ
潜水艦は身動きすらできない。

ザリガニは更なる餌を求め横須賀市街地に侵攻する。

少年少女の運命は、はたまた神奈川県民の運命やいかに、というお話。


お話の半分は潜水艦版十五少年漂流記といった風情で、ラノベというより
ジュブナイルっぽい展開なのですが、残りの半分がすんごい秀逸。

完全な怪獣制圧シミュレーション小説なんです。

レガリス(!)と命名された巨大ザリガニの侵攻を食い止めるために出動するのは
神奈川県警の機動隊。

自衛隊の出動は、政府内で災害出動なのか防衛出動なのかの議論が
延々と続き、許可が降りない。

災害出動であれば武器の携行は不許可であり、怪獣の侵攻は防衛出動の定義に含まれない
などという小田原評定である。

機動隊は治安維持出動のため、携行を許可されたのはアクリル盾と催涙弾のみ。

この絶望的な状況で、なんとか活路を見出すのが
神奈川県警警備部警備課、警備の鬼と呼ばれたはぐれ警官・明石。

持ち前のオタ知識とネット、チャットを活用し、徒手空拳の機動隊で活路を見出していく。


対策本部の現場に派遣された警察庁警備部のくせ者キャリア
烏丸警視正との掛け合いがおもしろい

「高圧電流による足止めとは奇想天外な策だが、貴官の発案か」
「前例に倣いました」
「前例とは何か?」
「ゴジラ・・・」
「明石くん!不真面目な!」

てな具合。

巨大ザリガニ・レガリスの生物としての弱点を探るため、
海洋生物学者・芹澤を登用するくだりも面白い。

「こういった場合、その道の権威より
 見てくれの悪い変わり者の学者の方が当りです。
 まず、名前がいい。」

明石はチャット仲間の軍事オタから、米軍が独自に空爆を計画しているのを察知。
閉じ込められた少年少女たちの軋轢。お約束のように
リチャード・チェンバレンみたいなイヤーなヤツが状況を悪化させる。

そして恋愛。


警察の面子に拘り容易に現場を明け渡さない警察上層部、
レガリスに破られる第一次防衛網。

米軍の空爆をいかに阻止するのか、
警察は面子を捨てて、自衛隊に指揮権を引き継ぐのか、
自衛隊はどんな名目で出動可能となるのか
そして潜水艦に取り残された
少年少女13人と見習い自衛官2人の運命は?


こんな面白いシミュレーション怪獣小説は読んだことがない!
大変な拾い物でした。

ちなみに娘っちは、人間がチョキチョキ切られて食われる描写の
冒頭部分でもうアウトだったらしい。

まあ、レガリスはアンガールスの田中が真似をするカニの風情で人間をムシャムシャ食うんで
スプラッタ好きにはたまらんですけど・・・。

もとより女流作家・有川浩の作品なんで、スプラッタ描写は思ったより控えめです。

あ~、これは女性にしか書けんなー、っていう部分が多いですね。


コミックマーケット81 12/30(2日目) 東地区ヤ-57b

2011-12-04 12:17:57 | 制作日記
コミケットカタログ81が発売されました。

さーて、忙しさにかまけて潜行モードでしたが
そろそろ浮上しましょうか。

拙ねこらい堂の新刊は、カタログのサークルカットにも
ありますように

「バルディオスエース」

であります。

サークルカットのみのシャレではなく、本気で出します。

こんな感じです。


北欧グルメ紀行

2011-12-02 23:50:11 | 制作日記
少し前に、仕事で北欧に行った。

行ったのはデンマークを中心に、スウェーデンなどなど。

サラリーマンが行く海外出張は
時差ぼけにハードな会議の罰ゲームという感じで、
イヤな汗が出て、吐き気がするぐらい疲れます。


そんな時でも、フラフラになっても晩御飯は現地の
美味い物を食う!
これが何とか乗り切る秘訣です。


さて、NEKOのグルメ紀行、北欧料理編・・・

さて・・・。



スカンジナビア地方は、あまり美味しい料理はありません
チーン!終了!!



となってしまうと身も蓋もないので、あえて探すと2つ。

北海で採れる生サーモンやニシンの料理と
レインディアのステーキですか。

まず前者。

スカンジナビアで地元料理屋に入ると
スモークサーモンやら、ニシンの酢漬けやら、
ニシンのマスタードソース和えやらを、バイキング風に取らせます。

基本的に生サカナばっかりで、ライ麦パンやらと一緒に食します。

意外と単調で質素な感じです。
まあ、これが所謂「バイキング料理」の原型のようです。

日本でおなじみの「バイキング」とは異なり、コールドプレートだけで
サカナとパンが中心です。

最初は美味しいですが、二回目からは厭きます。
暖かい肉物が食べたくなります。

ということで、
「じゃあレインディアでも食べにいくか?」
ということになります。

ディアは「ディア・ハンター」のディアですから鹿とわかるのですが
レインが分からない。

「レインディアってなあに?」と聞くと
「サンタクロースのそりを引く動物だ」とのこと。

reindeer  【名詞】トナカイ 大きな枝角をもつ北極地方産の動物

「・・・・」

折角なので頂く。
正直、あまり美味しいものではありませんね。

今、食べたいこの一品

2011-12-01 23:45:47 | 日々雑感
なんといっても、大阪は江坂の「薩摩っ子」のラーメン!


http://r.tabelog.com/osaka/A2706/A270602/27011172/


一回食せば
強烈なニンニクの旨味に病みつき!

食事後に電車に乗ると周りが迷惑千番という強烈さ。


なので、江坂泊まりかつ翌日客先と会議なしの時に
限りますが・・・。


同じ江坂の「とりTON」という、オタク心をくすぐる名前の店で
しこたま飲んで、
「薩摩っ子」のラーメンで締める、というのが定番でした。


「とりTON」のブタ料理も旨し

http://www.hotpepper.jp/strJ000017772/


興が乗った乗った時は、さらに日本酒の専門店
江坂の「酒友」に行って、日本酒飲って悪酔いする、というパターンか・・・。

http://www.sakatomo.jp/


以前の職場での仕事で一時、毎週のようにこのルーチンを繰り返してましたが
仕事の変わった今ではさっぱりご無沙汰だ。

また行きたい!

どなたか、ご一緒しましょう!
(ニンニクの強烈なにおいが気にならない方限定)