花粉症で、苦しみ中のNEKOです。
目がかゆくて、どうにもいけません。
・日々雑感
米倉涼子主演のTVドラマ「交渉人」が終わった。
久しぶりに連ドラを全話通しで見ました。
最初は思わせぶりの展開でドキドキさせられましたが、
最終エピソードは、シナリオの破綻もあり、
ちょっと不満が残る終わり方でした。
似たようなプロットで長坂秀佳が「特捜最前線」で書いた
脚本がありましたが、
まだ若かったせいもあるのでしょうが
そちらは大傑作だったという感が強いです。
藤岡弘扮する桜井警部補が、立て籠もり犯と交渉するために
現場に入るが、犯人を射殺する。
人質の証言によると、無抵抗だった犯人を一方的に射殺したとのこと。
過剰防衛として、警察の査問委員会にかけられるが
断固として、現場の状況を語らない藤岡弘。
現場で何があったのか・・・?
というお話でしたが、最後は見事に謎を解きほぐしてくれて
ハタと膝を打ったものでした。
長坂秀佳の乾いた作風と、救いのない悲しいラストと相まって、
25年過ぎた今でも、
小生のベストシナリオになっています。
覚えてる方、いらっしゃいますかねぇ。
(古い作品だからなぁ・・・・)
・制作日誌
修羅場シーンの下書き中です。
アフロディアはリンチを受け、脳波探査をされ
更には・・・・・・。
ひとりの女性をよってたかってリンチするというのも
陰惨すぎて、気が乗りません。
最初はこのエピソードはカットしようかと思ったのですが、
地球人の憎しみの深さを表現するためにはどうしても切れません。
暗く重苦しい展開が続きます。
下描きをしていてもつらいです。
早く次の展開に行きたい!
でも、描線が一杯あって、中々終わらせてくれません。
アフロディアの脳波探査装置は、オリジナルデザインは
アルマイトのボウルに電極が付いたような、
さすがに時代を感じさせる、のどかなデザインだったので
デザインを変更。
それなりに今風(あくまでもわたし的に、ですが・・・)
にしてはみたのですが、かえって無慈悲さが強調され、
痛々しい感じです。