ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

新作執筆日記 第38話 宇宙船見学指令

2010-04-25 10:05:20 | 同人活動
昨日は、仕事の方がちょっとワヤになってましたので
午前中はオフィスで残務整理。

同じく休出して仕事をしているメンバーの様子を伺いながら
ちょっちオフィスを抜け出して、
王子で開催されている板橋克己先生の個展に向かう。

板橋克己先生は、「ヤマト」「999」
以外なところでは「ドルバック」などのメカ設定をやられている
メカデザインの大御所。

情報では、先生の作業中の様子を収めたビデオクリップが
初めて公開されるらしい。

趣味とはいえ、絵描きをやっている者にとっては
見逃せない。

・・・。

駅に向かうと山手線が事故で止まっている。
マーフィーの法則であるなぁ。

「こんなこともあろうかと、秘かに準備しておいた
 西澤晋先生のデッサン解説本を読むのだよ。」


マイミクのIさんに紹介して頂いた本なのですが
これがヤバイ本でして・・・。

「こんな本出されたら、みーんなマンガ、
 凄く上達してしまうじゃないですかぁ!」
というオソロシイ内容。

面白くて、あっという間に頁数がすすんでしまう。

いかに自分が西澤先生言うところの「ヘタ絵」を描いていたか
眼からウロコが落ちる。


なんとか王子に着く。

http://meccanista.com/

作品を拝見する。
「凄え!」
の一言。

お目当てのビデオクリップも拝見する。


大感動である。

運がよかったのか、ロングバージョンも含め都合3回見る。

所感。
・・・これは神業である。

得物は小生と同じ、Gペンと墨汁なのですが、
驚嘆したところをいくつか・・・・。

・Gペン一本。細かいところも丸ペン使用せず。
・基本は定規を使用せずすべてフリーハンド!
・ホワイトを一切使用せず!
 (メカ絵でですよ!なので原画が美しい!)
・墨汁で線のコスリなし。
 (生乾きの線を、ビヤッっとやってしまうアレです。)
 常に、置いたばかりの線、乾いた線を計算されている。
 (これは流石にプロ中のプロだと唸りました!)


スゲエなぁ・・・・、
と半分ヨロヨロとしながら
ゲスト作品のコーナーを見ると・・・
Aさんという方の作品が、またこれが上手い!

板橋先生とはやや方向性が異なるデジタルな
メカイラストですが、これがまた才気の迸りを感じる!

「う~!」

何だか圧倒されつつも、かなり長い時間
オフィスを空けていることに気が付き、
後ろ髪を引かれる思いで戻る。

顔見知りの仲間の方も多数いらしたのだが、
まともに挨拶もできずに、失礼しました。


こういうインスパイアリングなものを立て続けに見せられると
なんか、燃えてきますよね・・・。

あ、

板橋先生の個展は、今日までやってます。

未見の方は、王子へ急げ!

新作執筆日記 第37話 小さな休息

2010-04-19 23:16:56 | 制作日記
新風薫風

春です。
新しい季節、という感じは
いくつになっても清々しい感じです。

とある分野での知人の方などは、今年から
大学に入りなおすとのこと。

偉いです。尊敬します。

そこまで大層なことは出来ませんが、
影響されて二つばかし新機軸などを。



その一

怒涛の期末処理もなんとか峠を越え、
早い時間に帰れたので、秋葉原をうろつき
ついガンダム・プラモなるものを購入してしまう。

プラモといえば、独身時代に
ドム、ゾックを購入して組んだのが最後。
(あ、数年前に友人のDさんから
「ペギラ」をもらったのが最後かも!)

購入したのはホント久しぶり。

動機は、ロボットの立体感を
プラモを組むことで勉強したいという
自分的には高尚なもの(どこが?)

高いやつは大きくて、カッコ良さそうなんですけど
部品数がハンパないんで
1000円以下の小さくて、部品数の少ないモノを選択。

種類はガンダムMK-IIティターンズバージョン
研究したい某ロボットと、大まかな立体構成が
まあ似てるかな、という単純な理由です。

早速組んでみる。

昔は雑に手でもぎって、セメダインで貼って
というノリだったんですけど

最近のガンプラって、セメダイン使わないんですねー!
部品もやたら細かいんで、バリ取りをしっかりやらないと
組みあがらない。

なもんで、トーン削り用のデザインカッターで
ちまちまバリ取りをやってます。

ですんで中々進行しません。

あくまでも勉強用に立体を見たい、
ということで組むのを楽しむのは目的ではありません。

ハマらないように気をつけましょう。

その二

某、昔アニメのDVDがムショウに見たくなって
発作的にAmazonで購入してしまう。

バルディオスに嵌った時も、似たような症状でした。

ある日、ふと思い出したように見たくなって
あとは、奈落の底への地獄道。

なんか、イヤーンな予感がしないでもないですが
今は、兎に角この作品が見たい!

これも、小生の喉の奥に刺さった
小骨みたいなもんでして、いつかはケリをつけなければ
という作品なのです。

幸か不幸か、思い出してしまいました。

其の作品と言いますのは・・・

新作執筆日記 第36話 射て!30周年記念

2010-04-18 12:14:07 | 制作日記
えーと、水戸の方に寄り道している間に
しばらく執筆日記が疎かになってしまいましたね。

なんだっけ?という状況ですんで
一旦おさらいです。

今年はバルディオス生誕30周年の記念の年ということで
賑々しくお祝いしたいものです。

とはいえ、小生は市井の単なる素人でして
さしたることはできません。

ですんで、私のできる事として
面白い「バルディオス」トリビュート作品を描いて
皆さんに楽しんでいただこうという企画。

「バルディオス生誕30周年記念企画」ということで
名づけて「バルディオス the original」

バルディオスの持ち味であります

メカ
友情
愛憎
ちょっぴりアダルトな雰囲気

を、かって子供(大人?)だった大きなお兄さん、お姉さんに
「今」の目線で再度楽しんで頂きましょう!

というのが、今回の執筆のモチーフです。

お話の設定として、いくつかフェイクな要素を
用意しています。

まず「東映まんが祭り」の番組の中の一本という設定です。
TVの続きとしても見れるし、見逃してもTVのストーリー構成には
ひびかないという、「ゲッターロボ対マジンガーZ」のような
ドラマ構成。

そのくせ設定は、第31.5話。

31話「失われた惑星」と32話「破滅への序曲(前編)」の間に
挟まるようなお話。

アフロディア司令による地球侵略作戦のルーチンが崩れる
最後のお話、という設定です。


一応、劇場用本編なので、賑やかなオールスターキャストになります。

前からずっと言ってる、新キャラ「チビ」も出ます。
(結局、結構年齢高めの設定になってしまい、
 最初に目論んだメガネ2頭身キャラではなくなりました)

TVシリーズに響かないよう、この作品のみの出演です。

「東映まんが祭り」の番組なので、
当然よい子が劇場で主題歌を大合唱できるようになてます。

引率の親御さんが、びっくりして劇場側にクレームをつけるような
シーンも当然入れております。


「バルディオス生誕30周年企画」
ついに見果てなかった、「東映まんが祭り」版「宇宙戦士バルディオス」こと
「バルディオス the original」

「マリン暗殺計画・前編~アフロディア最後の作戦」に、ご期待ください!

コみケッとスペシャル5 in 水戸 参戦記 その6 閉幕、さらば水戸

2010-04-10 17:05:19 | 同人活動
さて午後もだいぶ時間が経った頃、
ふざけおにさんが来られる。

小生の同人活動をサポートいただいている方の
ひとりだ。

なんか、過分な差し入れなどを頂戴してしまう。

お礼をしようにも今回、新刊が何も無い。

なので、
こんなこともあろうかと思って
密かに準備しておいた(真田さん風)
お手製水戸記念絵葉書を贈呈。

すると、なんとイラストまでお願いされる。

面映いのですが、お返しできるものが
ありませんので、こんなものでよろしければ
と、お請けする。

何で描きましょうか。
いつも使っている、ZEBRAのつけペンと「墨の華」は
無論持ってきておりませんので
ミリペンとコピックで描く。

ミリペンを使ってライブで描く!
っていうのは、大学の漫研時代に
よく似顔絵描きでやっていた手法。

其の頃は、下書きなしの一発描き
ひとりあたり3分、1日100人描き!
なんて訓練をやらされたものです。

ノリは体育会みたいです。
最近はどんなのかなぁ・・・。

ですんで、生で絵を描くのは抵抗がないのですが
欠点として、
描き出すと絵に没頭してしまう、というのがあります。

相方がいるときは、その間売り手を頼みます。

不思議なもので、「売らんかな」でギンギンになっていると
お客様は寄ってこず、かえってその体勢を崩し
一心不乱の物書きモードに入ると、
逆にお客様が寄ってくるのです。


小生、絵を描いていると周りの事が見えなくなりますんで、
何回か、
「これ頂いていいですか?」と声をかけられ
慌てて我に戻って接客させて頂くことも。


出来上がり。
悪くないと思われるので、記念撮影。




我ながら、誰かのタッチに似てるかなぁ
と思いを廻らせていると
ふと口をついて出てきたのが
わたなべまさこ先生 の名前。

「忠津陽子先生、文月今日子先生の模写から入って
 高橋留美子先生やら何やらを経て
 ぐるりと廻って
 わたなべまさこ先生のフォロアーに辿り着いたか?」
 (大いなる勘違い)


それはそれで面白かったりして。

無事色紙をおにさんに謹呈!
握手をさせて頂き、再会を約します。

「次は(通っていれば)夏のコミケットで・・・。」


しばらくボーっとしていると、
ゲーム系即売会を主催するあさのんさんと、
同人作家で、小生と同じバルディオスの作品も描かれる
岬龍飛さんが来られる。

短い間ですが、話し込む。

今年は「バルディオス生誕30周年なので、何かやりましょう!」
ということで、意見が一致。

おし、あたしの描きかけの作品もなんとかしちゃいましょう!


時間が進み、閉幕間近。
ブロック担当のスタッフさんが、
「ブロックノート、みませんでしたか?」と
涙目で来られる。

早々に撤去されたサークルさんもいらっしゃるので
荷物に紛れ込んでしまったのか、出てこないようだ。

スタッフさんは、上長の方を連れてこられ
再度聞きまわっている。

最近の人には、ブロックノートなど
なじみが薄いんで、持って帰ったんだか、
間違えて捨ててしまったんだか・・・。


そうこうしているうちに、閉幕のアナウンスが流れる。

「これをもちまして、コミケットスペシャル5 in水戸を
 閉幕いたします。皆様、お疲れ様でした!」

サークル参加者も一般参加者も、スタンディングオベーションです。
パチパチパチパチ・・・・・。
それがやがて、三本締めに変わる。

シャシャシャン、
シャシャシャン、
シャシャシャン、
シャン

「もう一丁!」

シャシャシャン、
シャシャシャン、
シャシャシャン、
シャン

パチパチパチパチ・・・・・。

そして、お隣の赤毛のアンサークルさんが
お客さん、スタッフを巻き込んでの乾杯を始められる。




小生も一献、ゴチになる。

五臓六腑に染み渡る美味さである。

これが、コミケット・スペシャルの醍醐味であろうか・・・。
これはレギュラーのコミケットでは、経験できない味であろう。

ほろ酔い加減で会場の外に出ると
メインストリート一帯に音楽が流れている。

よく効くとボーカロイドの歌だ。
初音ミクの唄う茨城県歌か、水戸市歌なのであろうか?

まあ、総括などをしてみると

「同人誌即売イベントとしては、今ひとつだったが
 お祭りイベントとしては、成功!」

てなところじゃないでしょうかね?

買い手にしてみると、あまり目だった新刊もなく、という感じで
売り手にしてみると、客足がいまひとつ。

そもそも、この規模でオールジャンル即売会、というのは
どっちつかずの感が強いですね。

でも、お祭りとしてみると
楽しさを満喫させて頂いた、という感想です。

早々に、「売るモード」をあきらめたのが
良かったのかもしれません。

帰路、
水戸駅から見た夕陽の美しさが
これまた忘れられません。

皆様、お疲れ様でした。

また、お会いいたしましょう。


コみケッとスペシャル5 in 水戸 参戦記 その5 開幕

2010-04-10 17:02:28 | 同人活動
さて開幕しました。コミケットスペシャル5

本日は一人なので一日店番です。
それだと、大好きな同人誌が一冊も買えません。
「悔しいです!」(ザブングル)
ですんで真向かいのモ○モ○さんに、開場と同時に
並びます。
開幕と同時に職場放棄です。

よしんばお客さんが来ても、放置!
いい加減だなぁ・・・。

まあ距離でいうと通路を挟んで5歩くらい。
おそらくうちは一番の至近距離ですんで
並び順は1番。
「モ○モ○に一番で並んだどー!」
と、心の中で絶叫。

購入後、即スペースに戻る。
この間一分という感じですか。

まあ、その間拙サークルはおろか、3階のエリア一帯
お客様がひとりもきません。
心配は杞憂に終わります。

「これは、普段のコミケに輪をかけて
 ヒマヒマ星人来襲だぞ!」

と半ばあきらめる。

30分くらい経過すると、お向かいさんや、
その他の壁サークルさんにポツポツと列ができる。
だがそれも、長くは伸びない。

モ○モ○さんも、常に人だかりはしてるものの
ついに大行列はできず。

「まあ、モ○モ○さんがこういう感じなら
 ウチはオケラ決定!ユルーくいきましょい。」

本日のモード決定です。これで気楽になれる。


気楽になったところで、伸び上がって
回りのサークルさんを見渡してみる。



ひとつ置いて左横のサークルさんは
ユニークな販売方法をとっている。

水戸コミケにちなんで
「宇宙海賊ミトの大冒険」の聖地巡礼本を
お買い上げ頂いた方に、その場で啖呵売よろしく
内容を名調子で15分ほど御説明。

全部聞いて頂いたお客様には、更に詳細版を後でメールで
お送りするというユニークなもの。

啖呵売の名調子を聞くとはなしに何度も聞いて覚えてしまう。
面白いサークルさんだ。

お話をしてっみると普段は「赤毛のアン」サークルさんとのことで
二度びっくりであります。


そうこうしていると、「時刊新聞発行局」の方が
記事募集に廻ってこられる。

時刊新聞とはSF大会などで有名な、イベントの進行状況などを
1時間単位で新聞の形で発行されるという
お祭り気分満点のサークルさんである。

小生は不勉強なんで、コミケでは初めてお見かけする。
嬉しくなってしまい、記事を寄稿する。

その後1時間に一回の割合で、新聞配賦に
各スペースを廻って来られる。

面白い。

くだんの「赤毛のアン」サークルさんは
遊び心満点で、時刊新聞さんが来られる毎に
「給水所です。お水どうぞ!」

と振る舞い酒をしている。

そう、このコミケットスペシャルの従来の
コミケのルールと異なる、最大のものは

「会場内、アルコールOK!」ということ。
お祭り気分がより一層盛り上がる。


ブロックノートが廻ってくる。

懐かしい!

今やその習慣は廃れてしまいましたが
晴海コミケの頃にはやっていました!

白紙のノートをブロック内で
回覧板よろしく巡回させて、各サークルが
思い思いの絵やら、文章やらを描くもの。

拙ねこらい堂は、バルディオスが葵の御紋の印籠を
「むん!」と突き出して
「祝!水戸コミケ開催!!」
と絶叫しているというものを描く。

太いマジックで、大迫力で描いたので裏写りしている。
スンマセン!

お隣のサークルさんにまわす。
お隣さんも
「最近のひとは、ブロックノートなんて廻されても
 わかンないかもしれませんねぇ・・・」
と仰る。
ジェネレーションギャップだなぁ・・・。


お昼をまわって、14時頃。

さすがに生理現象が厳しくなってきたので
本日二回目の職場放棄。

会場内、走るのは厳禁ですんで
早足で3階から2階の男子トイレに向かいます。

案の定、大行列である。
本日最大の売れ線サークルは、トイレ。
これに確定でありましょう。

コみケッとスペシャル5 in 水戸 参戦記 その4 イバライガー現る!

2010-04-04 20:17:46 | 同人活動
お店作りを淡々と進める。
今回は、コミケ名物、机の上のチラシてんこもりがないため
整々と準備が進められる。

完了。
冬コミのポスターの流用なので、新鮮味がありません。

「今度の夏(もし当選したら、ですけど)は
 バルディオス生誕30周年なんで
 派手派手しいポスターを作ろう!」

と心に誓います。
その前に、新作も書かなきゃ、ね。

目の前のモ○モ○さんのところは、本日新刊があるようだ。
欲しいなぁ・・・。

現在、時刻は10時過ぎ、開場は11時。
開場まで、サークル同士の売買はご法度です。

このルールは、結構厳粛に守られています。
なもんで、参加サークルは一通り準備ができてしまうと
ヒマなもんですので、
敵情視察ということで、
館内をブラブラ見て回る人が出てまいります。

拙サークルを見て、
「ああ、来てるな」という反応の方
「お、バルディオスじゃないか!」という反応の方。

後者の方がちょっと多い感じですか。

小生は、未だ細々と店の準備です。
バルディオスのフィギュアを飾り
値段表などをスペースに座って
うつむき加減でセットしていると


「これは、ダイターンですか?」

と頭上から声がかけられる。


定例のコミケットでもイタリアからのお客さんに
同じような質問をされたなぁ・・・・。

ダイターンとやっぱり似てるのかなぁと思いながら

「いえ、これはバルディオスです」

と言いながら顔を上げます。

するとそこに立っていたのは茨○県警の
制服を着た警察官の方が2名。

声をかけられたのが、年配のほうの警察官の方。

コミケットでよくある、警察の方が構内巡らを
されているのである。

すると、さっきの「ダイターンですか?」は
巡ら中の職務質問に該当することになります。

あららら。

どぎまぎしていると、年配の茨○県警の方は

なんと「あ~、バルディオスですか。知ってますよ」
とおっしゃるのです。

当方、嬉しくなって
「ご存知なのですか?」と
思わず職質返しをしてしまう。

「茨○県警、あなどりがたし!」

コミケ広しといえど、外国の方や警察の方と同じネタで
会話をした人は、なかなか珍しいのではないでしょうか。

あとで、お隣の赤毛のアン・サークルさんに

「あれはウケましたねぇ、マンレポ(マンガレポート)のネタに
 させてくださいよ!」
と言われましたね。

懐アニ系サークルは、見渡してみると
マジンガーZ、トリトン、ベルばら、赤毛のアンくらいです。
ヤマトも999も見当たりません。

マジンガー、トリトンときてヤマトも無しで
「バルディオス」では少しというか、
かなりバランスが悪い感じですね。

「浮いているかも・・・。」

とひとりで悶々としていると
向こうのほうで歓声が上がる。
何事か、と思って声のするほうに行ってみると、
何やら変身ヒーローショウを開場前のサークル
スペースでやっています。



聞くと、イバライガーというご当地ヒーローだそうだ
俄然嬉しくなって、写真をとりまくる。

待っていると、一通りスペースを廻ってくれるという
サービスの良さ。



カメラを構えると、ちゃんとポーズを
取ってくれる。

なんか、怪人や戦闘員みたいなのもいる。




これは楽しい!
水戸コミケは、茨○県警とイバライガーで
出来上がり!という感じです。



イバライガーも別フロアに移動して、
開場の11時まであと少し。

今日はひとりで店番なもので、
用足しをしておく。

トイレに行ってみると、なんと当3階は
女子トイレのみ!
男子トイレは2階にしかない。

これは不便だ。
おまけに、小用は2基しかない。

これは開場した後は混むだろうなぁ
と心配になる。

そうこうしているうちに開場です。

「只今より、コミケットスペシャル5 
 in水戸を開催いたします。」

と館内放送が流れ、サークル出展者は
全員スタンディング・オベーションです。

新作執筆日記 第35話 原稿墓場

2010-04-03 23:35:56 | 制作日記
今回の執筆作品のテーマ。
「大真面目に馬鹿をやる」
の布石を着々と打っています。

その中のひとつが、鬼のような
「引き」で次回に続く
という構成です。

ガキの頃は、面白い漫画は
次週が楽しみで楽しみで仕方が
ありませんでしたが、その興奮を
再び!というのが狙いです。

かの「ドラ○もん」の有名なエピソードに
「ライオン仮面」というものがありました。

漫画中漫画作品でフニャコフニャ夫作の「ライオン仮面」
という作品が登場。

少女を助け出したライオン仮面が
くらやみ団に追い詰められ
少女ともども怪光線の餌食となる。
そして「次週につづく」

「これはどう考えても、助かりませんよ!」
「次はいったい、どうなるんだろう?待ち遠しいなぁ」

続きをどうしても知りたいノビ太とドラえもんは
作者のフニャコフニャ夫に尋ねるも、
当のフニャコフニャ夫先生も
締め切り前の勢いで、何も考えずに書き、
続きを全く考えていない。
「困った、困った!」


それでは、ということで
ノビ太とドラえもんは次週にタイムスリップ。


その続きの内容とは・・・

舞台はうって変わって。

ライオン仮面の弟、オシシ仮面は
くらやみ団に捕らえられた兄を救出すべく
単身、敵のアジトに乗り込む

だが兄と同様捕らえられてしまう。

天井から吊り下げられ、火あぶりの刑に処せられるオシシ仮面。

「グエーッ」と断末魔の絶叫を上げて、オシシ仮面は火につつまれる。

「つづく」

また強烈な引き

またその翌週は

イトコのオカメ仮面が出てきて・・・・

それを聞いたフニャコ先生は
心労のあまり倒れ、
ドラえもんは代筆としてその未来の漫画を丸写しすることに。

最後
「このライオン仮面の作者って、結局誰になるんだろう」と
ドラえもんが呟く、見事なタイムパラドクスのオチ。


感慨を受けたのは
作者も想像を絶するような「引き」が
漫画には肝要ということ。

これは作品を描く上での座右の銘にしております


あと、オシシ仮面のインパクト。
その珍妙な容姿と、「グエーッ」という絶叫。
強烈なインパクトが残りました。

と、感じたのは私だけでなく、
世の中の感性豊かな御仁は同じ感慨を受け
こんなものまで作ってしまったかたも
いるようです。

https://www.medicomtoy.co.jp/s15/oshishi/app.php

というわけで、

宇宙戦士バルディオスoriginal マリン暗殺計画・前編
は、もし予定枚数描ければ、地獄の引きで終わる予定です。

続きはライオン仮面のフニャコ先生みたく
考えていません(嘘)。