ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

コミケット73に行ってきました1

2007-12-29 22:51:21 | マンガ・アニメ
AM5:00
起床。
眠いくて暗い。
冬コミの場合、これに「寒い」が加わる。
久しぶりの感覚だ。
前回参加したのが2004年の夏のコミケだから、3年半ぶりの参加だ。

天気は、前日から雨・・・・
と思っていたら、奇跡的に止んでいる!
コミケ参加者にエスパーがいる説の信憑性が増す。*1

前日に準備したリュックサックと
在庫を自転車にくくりつける。
小生の家は、最寄の駅より2キロほど離れているので
自転車が必需品。
在庫は兎に角重いので、自転車の前輪が跳ね上がりそうになる。

駅前のコンビニで補給物資を購入し、電車に乗る。
さすがに年末のほぼ始発電車。空いている。

都内に近づくにつれ、ご同類と思しきご仁が
ちらほらと乗車される。

お互い、がんばろうね!と
心の中でエールを送る。

AM7:00
数回の乗り換えの後、築地駅に到着する。
関西からわざわざ上京された、Aさんと落ち合う。
Aさんだと風情がないので、仮にMILLさんとしよう。
仲間内から、何故か「真面目なオカマ」と呼ばれているらしいが
全くのノンケだそうだ。

MILLさんも、今日サークル参加される。
某少女アニメ系で、古株だそうだ。
なんでも、毎回お誕生日席*2に配置されているとのこと。
あやかりたいものだ。

雑談を交わしながら築地駅から、有楽町線新富町駅に移動。
そこから有楽町線で新木場に移動する。
有楽町線に乗ると、客層はほぼコミケ一色。
新木場駅では、りんかい線に乗り換えるコミケ参加者で
混雑しており、気分はいやがおうにも盛り上がってくる。

気力のないおやぢなので、空いてる扉を見つけて乗車。
国際展示場前駅につく。
駅は、コミケ恒例の大混雑。
久しぶりの雰囲気に少々どぎまぎする。

駅を降りたら、一般参加者の列の横を
「すみませんね。サークル参加なもので・・・」と
内心あやまりながら摺り抜けていく。

歩道橋を越えると、逆四角垂をモチーフにした国際展示場の建物が
目の前に。

「ああ、久しぶりだなぁ」
という感慨に一人ひたる。

午前7時50分、
サークルゲートを通過し、入場する。
ガラガラ*3を引きながら、館内を移動。
配置されたスペースに向かう。

東123エリアに到着。
ガラーンとした空間に、そこはかとない熱気が漂う。
「帰って来た(来てしまった・・・)!」
という感慨に襲われる。

配置されたスペースに到着。
テーブルの下には、「アフロディアに花束を・前編」の
梱包された箱が届いている。

S印刷さん、どうもありがとうございます。
早速開梱して、中身を確認。
ドキドキする。
刷りたてのインクのにおいが、こころよい
印刷・製本は問題なし。
いつもながら、黒の抜きがいい。
中身は、うーむ。
もう少し、上手いかなと思っていたけど、
まあ、こんなもんなのかなぁ、とちょっち自己嫌悪。

納品物の確認も終わり、
スペースに山ほど積まれているチラシ類を片付けたあと
椅子を組み立て、取りあえず簡単に設営完了。

いよいよ、コミケ本番だ。
このコミケ、同人屋NEKOにとって、忘れられない1日となるのでした。

(つづく)


*1コミケ参加者エスパー説
コミケ開催の日は、特異日のように晴れる日が多いらしい。
気象学上説明がつかないような、異常な好天が発生することが
多いことより、コミケ参加者に天候をコントロールできる
エスパーがいると、堅く信じられている。

*2
コミケットのサークル配置で、所謂角地のこと。
または、横の辺のこと。
サークルの配置は、縦の辺が長く、横の辺が短い
長方形で並べられます。
横の辺には、混雑解消のため比較的有名なサークルが
配置され、その配置の特徴から「お誕生日席」と呼ばれている。

*3ガラガラ
カートのこと。

おやぢ マンガ制作への道 「年末大掃除2」

2007-12-25 22:40:01 | 制作日記
あとは、素材の山です。
特に苦労したのは、メカ関係で、
メカを描くのが苦手な小生としては、Photoshopの機能を
極力使って、楽させていただきました。

こちらが、メカアクションのワーク素材。

透明円盤は、とにかく数が出てきますので
サボらさせていただきました。

あと、メカニックな背景も苦手でしたので
PhotoshopのCGを頑張って作ってみたのですが、どうにもうまく
いきませんでしたね。
あんまりスピード感が出なかった、よろしくない事例です。


クリスマスのお慰みとして
ご笑納いただければと思います。

こんな、そんなの素材が結集されて、今回の本になる予定ですが
さてさて、鬼が出るか蛇が出るか・・・。

楽しみなような、怖いような・・・。


おやぢ マンガ制作への道 「年末大掃除1」

2007-12-25 22:31:03 | 制作日記
印刷が上がるまで、手持無沙汰です。
ということで、原稿執筆でぐしゃぐしゃになった、パソコンの中身を
掃除してみました。

素材データや、ワークファイルが山ほどあったので
どんどん消していったのですが、ちょっと面白いデータがありましたので
廃棄前のご披露をば。

今回のコミケ73用のサークルカットです。

考えてみたら、これが小生のデジコミ第一号ワークでした。
手書きの絵をPhotoshopに読み込んでトーン加工しています。

あと、こちらが完成形の表紙の絵。


別名「哀しい瞳のお嬢さん」(過去記事ご参照)。

あと、どちらかというとオリジナル版の雰囲気のある裏表紙。
オープニングのブルーフィクサー整列のカットを
真似て描いてみました。
背景は同じく、オープニングの惑星直列のイメージです。






コミケで合言葉を・・・

2007-12-22 16:07:32 | 制作日記
さあ、来週はいよいよ年の瀬。
おまけに週末はコミケだ。

2004年の夏以来なので、約3年半ぶりです。
久し振りに有明の空気が吸えるのと、
小生の同人誌「アフロディアに花束を・前編」が
どう仕上がっているかが楽しみです。

この歳になると、売上とかはあまり気になりませんが
少しでも多くのバル・ファン、またはおやぢマニアが
手に取っていただければ、望外の喜びであります。
そんなに部数は刷っておりませんが、
既にお問い合わせいただいている方の分は
のけておきますので、ご心配なく。


久し振りに納戸の奥に仕舞い込んだ、
同人誌の在庫の段ボールを開いてみると
なんと昔作ったEVAの同人誌がほんの若干残っていたので
これもついでに持っていくことにしました。
売れ残って、新作が公開されたので、
一回りして二巡目という感じです。

絵は悲惨ですが、ネタはおバカで笑えます。
ほんの若干部数ですので、興味のあるかたはどうぞ。

あと、前回のコミケ用に作って、在庫の山になっている
門外不出のNEKOのオリジナルマンガも発掘されましたので
こちらは、このBlogを見てくださって、当日「アフロディア・・・」を
お求め頂いたお客さんに、
おまけとして差し上げちゃいますね。

こちらは、おもてには出さないでおきますので、
このBlogをご覧いただいてる方は、売り子のおやぢに
次の合言葉を言ってください。

合言葉は、







「ゼロ戦」

百鬼夜行その参「麦酒の雫」

2007-12-21 00:06:33 | マンガ・アニメ
妖怪百鬼名鑑

【すとれす】
ふいに首すじ、肩、頭に
ゆゆしき強張り覚え
前後不覚になりたるを、古来より是
魔邇亜の業病たると、
村の古老代々伝えたり。
小三毛の毒気なりとの異説も有りなん。


週末、久しぶりにペンを一切握らず、
PCでのお絵かきを一切せず、
ビール飲んで早めに寝たら、
月曜日に出ましたねえ。

首筋が異常に凝って
目がショボショボで、吐き気がする。
頭が痛いし、目眩もする。

一回経験済なので
「おー、来たな!」という感じ。
これで寝込んでしまうと、これでもか、これでもか
という感じで、今までの蓄積疲労が一挙に吹き出す。

借金は、一挙に返そうとすると身がもちません。
毎日少しずつ返しますんで、ご勘弁を、ということで
涼しい顔をして会社に行き、忘年会に出て
(多少はセーブはしつつも)ビールを頂き、
そこそこの時間になってから帰宅する。

ただ、布団を敷いて頭が枕に付いた瞬間に
意識がブラックアウト。

次の瞬間目覚めたら、翌朝でした。
タイム・リープしたみたい・・・。

おやぢ マンガ制作への道・番外編「ARYA」

2007-12-20 23:59:37 | 制作日記
勝負は下駄を履くまで分からない。
同人誌の印刷は、出来上がりをみるまで分からない。

S印刷さんは、印刷が美しく
今までに大きな事故がないので、毎回お願いしている。
今回もS印刷さんだ。

入稿の後は、特にやることはない。
印刷所さんが、美しく刷ってくれることを祈るのみだ。

先日、仕事中に携帯にS印刷さんから電話が掛かってきた。
緊急の場合があるとまずいので、携帯の番号はお伝えしているのだ。

「NEKOさんですか?お忙しいところすみません」
ドキドキしながら、「なんでしょう?」
「あの・・・、入稿頂いた原稿ですが、
 頭の2Pと最後の2Pが全くの白紙なんですけど」
「ええっ?」っと驚く私
「・・・・そちらのコンピュータの環境では、
どのように見えているのでしょうか。」
問題発生の場合、まず現状認識。リーマンの基本だ。
「ええと、頭に2枚白紙で、
 その次に「誰々さんに捧ぐ」というキャプションとバラのカットの頁です」
「ふむふむ」
「最後は、奥付のページの後ろに2枚白紙があります」
とP印刷のお姉さん。

どうも、ComicStudioで画像データを印刷所入稿フォーマットに変換する際に
頭に2P後ろに2P、強引に頁を差し込む処理が動いてる感じだ。

「ええと、その計4頁の白紙頁は必要ありませんので、
削っちゃってください。」
と私。

どうやら、さしたる問題ではなさそうだ。
しかし、デジコミ、殊にComicStudioは最後の最後までハラハラさせてくれます。
でも、どういう仕様なんだろう?
強引に頭に2P後ろに2P、白紙頁を差し込むなんて・・・・。

印刷が、無事あがりますように・・・。

百鬼夜行その弐「スペースの檻」(コミック・マーケット)

2007-12-19 00:01:15 | マンガ・アニメ
妖怪百鬼名鑑
【小三毛】
歳を重ねし老猫が、怪しき所業など見せ
往来に露天を広げ手製の草紙などを商いたるを、万人怪しみて
「これ、小三毛の所業なり」と謂ひつのりたり。
後年、変わりて露天そのものを小三毛と呼ぶに至るは、
いとあわれなり。

「ねこらい堂」の同人誌
「Flowers For Aphrodia 1~アフロディアに花束を・前編」は、
現在快調に印刷中(の筈)です。
S印刷所さんより、
「アフロディアに花束を・前編の原稿、
確かにお預かりしました」
との受注確認を頂いたのですが、なんかじーんときましたね。

しつこいようですが、再度告知です。

スペースは、1日目 東D-57aであります。

不測の事態が起きない限り
(印刷が間に合わないとか、小生が急病になるとか)、
小生が売り子をしておる筈ですので
是非お立ち寄りくださいませ。

同じバルディオスサークルの共闘三世社さんと併せると、
今回の冬のコミケットで、バルディオス関係で新刊2冊(の予定)、
という画期的状態になると思われます。

共闘さんも1日目の筈ですので併せてどうぞ。

百鬼夜行その壱「宴の始末」(アニメCD)

2007-12-17 23:39:48 | マンガ・アニメ
「おやぢマンガ制作への道」+EVAサブタイトルシリーズは
前々回で、とりあえず完結しました。
長かったなぁ。

前回の原稿入稿から次回作執筆までのインターミッションとして、
○極X彦先生の「百鬼夜行シリーズ」のオマージュタイトルを冠して
数回書いてみたいと思いますので、お付き合いくださいませ。

妖怪百鬼名鑑
【えんばん】
掌大の銀色の板。円形で、特殊な匣で回転させると面妖な音が出ずる故
古来より妖怪と認識さるる。
旧来、大量生産なりしを最近は自家版も多しと聞こゆ。
自家版には古来稀なる物もありと言いし、あな、あやしき哉。


現在、佳境の後の虚脱感に襲われています。

印刷所に入稿が終わり、ホッとするとともに
ボーっとしております。

いつぞやのシュラバの際は、入稿後いきなり
負荷を無くした為、すごいリバウンドが起きて
ぶっ倒れたことがありますんで、
今回は、徐々に負荷を軽くしていく予定。

つまり、毎日仕事から帰った後、夜中の3時頃まで
原稿描きをしていたのを、
ある日急に、0時就寝などとしたら
蓄積されているストレスや疲労が一挙に吹き出し、
かえってぶっ倒れる、ということです。

なので、いくら眠くてもしばらくは
夜更かしして少ない睡眠時間で推移させます。

後編を書きはじめればいいのですが、
なかなかその気になれません。
冬コミであまりに売れ行きが悪いと
へこんでしまって、後編を描く気にならなかったりして。

机の周りが悲惨な状況になっているので
少し整理せねばいけません。

特に、執筆中になんとかの一つ覚えのように
繰り返し聞いていたCDが山になっております。
その中で、特にヘビーローテーションで聞いたものが
以下の通り。

1.「宇宙戦士バルディオス」TV版サウンドトラック(羽田健太郎)
2.同 映画版サウンドトラック(羽田健太郎)
3.「超人ロック 魔女の世紀」映画版サウンドトラック(淡海悟郎)
4.交響組曲第2番「GR」(天野正道)

1と2は、描いていた作品の関係もありほぼ1日1回、延べ
各々百回以上は聞いた計算です。
羽田健太郎先生の初期スコアですが、いずれも名曲揃いの傑作です。
未だにCD化されていないこと、主要曲が未音源化であること等
残念なことこの上ありません。

3は、枚数限定で廉価版CDが再発されています。
絶対お買い得のこれまた傑作。エンディングの主題歌と
挿入歌が収録されていないのが残念ですが・・・。
淡海悟郎といえばグインサーガ・イメージアルバムか、
又は勇壮な和太鼓の坂口征二のテーマ「燃えよ荒鷲」で有名ですが
このアルバムは、良い意味で期待を裏切ってくれます。
フルオーケストラとシンセサイザーが
うまい具合に調和しています
泣きのメロディーの「コーネリアのテーマ」が
様々なアレンジで登場して聞かせます。

4は、某オークションで購入しました。
そっけのないタイトルですが、実は
「ジャイアント・ロボ The Animation」のサントラ・スコアの
再編集版です。
ワルシャワ・フィルの演奏の圧倒的迫力に、血が沸騰します。

全体的なBGMには、1と2、
恋愛がらみのエピソードを描く時は3、
アクションシーンを描く時は4
という風に聞き分けました。

いずれにせよ、バルディオスのTV&映画版サントラのCD化、
特に完全版のCD化を切に願うものであります。

コミケットカタログ サークルカット

2007-12-16 21:47:52 | マンガ・アニメ
入稿した後意識を失って、やっと目が覚めました(嘘)。

入稿でバタバタしていて、きがつきませんでしたが
コミケット・カタログが届きました。

我らが「ねこらい堂」のカットも載ってました。
描いたのが8月下旬で、作品のペン入れ前でしたから、
ちょっとイメージが違いますが・・・。
まぁ、こんな感じです。

本編では、サングラス姿ではルージュを引いています。

ちなみに
29日(土)東D-57a
でございます。

是非、覗いてやってくださいまし。

おやぢ マンガ制作への道 最終章 「世界の中心で・・・」(最終話)

2007-12-12 00:47:18 | 制作日記
今日やることは、とにかく入稿素材をまとめ
無事、宅配便の営業所に持ち込むことのみ。

その後、倒れようがどうしようが
そんなの関係ねえ。
はい、オパピー。

注文書を記入し、出力見本をセットし、
入稿データを格納したMOを封入して
印刷所に発送だ。

厳重にプチプチでくるんだ後
パッキング。近所の宅配便の営業所に持ち込む。
明日の午前には、着くとのことで一安心。
間に合った!
やれることは、やった。

家に帰った後、1ヶ月ぶりの缶ビールを飲んだら
寝不足やら、過労やら何やらで
缶ビール1本で頭がグルグル回り、
バタンキュー。
以降記憶なし。