ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

おやじ、マンガ、描いてます! 第五話 甦える執筆者

2009-01-30 00:26:05 | 制作日記
マリンとガットラーとの力量の差は圧倒的であった。
あっという間に倒され、深手を負わされるマリン。
反撃の手段はない。
万事休す。


「永遠への旅立ち」ペン入れ中です。
何のことはない、まだほとんど出来ていなかったんだと
再認識。

これはどうあがいても、冬には間に合わなかった筈です。
今回の新機軸は、人物関係はすべて手描き、メカ、背景の類は
すべてデジコミで描いてみるという方針。

パルサバーンやら、冷凍エリアやらが結構出てきますんで
デジコミ描きの比率が約4割くらいの計算。
あんなデジコミアレルギーやったのが、えらい進歩やなあ、
と我ながら感心しています。

そう割り切ってしまうと、果ては拳銃やら杖やらも
手描きでは面倒くさくなってしまって、デジコミパートにする始末。

そのためペン入れされた原稿は、なんともスカスカの
心もとないものに・・・・。

閑話休題。

バルディオスの真・最終話「永遠への旅立ち」をシナリオ化、
ネーム化してみるとそのお話の構成は、
冷凍エリアの対決は二人芝居、その後地球に帰ってきてからは
沈黙劇といった感じで、
非常に演劇的というか舞台的な構成であることを再認識。

舞台的であるっちゅうことは、お芝居の力が要求されるんですね。
絵描きにとってのお芝居の力とは、画力なんですよねぇ・・・!

日々呻吟しながら描いています!

勇気を出して はじめてのデジコミ 第三章「INTUOSを使ってみました」

2009-01-23 23:29:23 | デジコミ
FAVOは、言うなれば
窓ガラス越しにマンガを描いている感じ、
(ちなみにジャンボーグ9は、でかいロボットに搭乗して
 自動車のステアリングとアクセルペダルで操縦するっていう
 大味な操縦システム)

INTUOSは薄皮1枚越しにマンガを描いている感じ、
(ちなみにEvaことエヴァンゲリヲンは、
 搭乗するパイロットと神経接続して操縦するっていう
 ソフィスティケートされた操縦システム)  
という具合ですか(これは、あくまでもNEKOの主観です)。

小生が常に感じていたのは、
デジコミは、ロボットに乗ってマンガを描いているような感じ
という違和感です。

直接自分の手で線を引くのではなく、
自分の手の線を引くと言う動作が
タブレット上で検知され、PC上で処理され
画面上に描線が出る、という距離感がそれです。

デジコミでは、紙の柔らかさ、紙の表面のひっかかり感、
ペン先のたわみ感、手元からダイレクトに線を引ける感じ、
これらが、すべてなくなってしまいます。

結局タブレットに何を使おうが、これは変わらないようです。
この違和感の克服がデジコミ習得の
第一歩かなあ、ということを悟った次第ですね。

おやじ、マンガ、描いてます! 第四話 阿呆域突入の日

2009-01-18 23:25:26 | 制作日記
マンガを描く時に気をつけていること。
それは、兎に角自分が読みたい作品を描く事であります。
読みたくて、読みたくてしょうがなくて
だから自分で描いた、ということです。

大概の場合、それは妄想から始まります。
こんなお話で、こんなキャラクターが、こんなことをしたら
面白いだろうなぁ・・・。

自分的に気に入ったネタは、妄想に更に妄想が加わります。
それがどんどん広がってまさに、妄想(孟宗)竹みたいになったら
しめたもの!

それこそ、まさに自分が読みたいもの、であります。

次に気をつけること。

それは、読み手の目を意識すること、
です。

お客様の目を如何にお話に引きずり込み
最後まで読んで頂き
最後に「ああ、面白かった!」
と言って頂けるか、ですね。

知人の映画監督をやっている男の言葉で、
すごく感銘を受けた言葉があります。

「スピルバーグの作品も、オレの作品も
 ロードショーのチケットは同じ1800円
 オレはスピルバーグみたいな製作費はかけられないけど
 劇場を出る時にはお客さんに『面白かったね!』
 と言わせる自身がある。」

いい言葉ですね!

素人のへっぽこ作品といえど、
お金を頂戴して作品をお見せする以上、
「ああ面白かった!
 **円払った価値はあったね」
と言っていただかなければ、小生の負けである
ということですね。

ですんで、小生は即売会イベントなどで
お客様が立ち読みで、長く読んで頂ける様子を見ると
心の中でガッツポーズをします。
それだけで、手をとってお礼を言いたくなります。

「小生の作品を読んで頂いて、ありがとう!
 どうです?面白かったですか?」

(まあ、お買い上げ頂いたほうが、より嬉しいのは
 事実なんですけどね)

前置きが長くなりました。

次回執筆作品の「愛に時間を~永遠への旅立ち」、
それから、未だ構想段階ではありますが
「エピソードX(仮)」の構成と脚本執筆について

いかにしてNEKOは妄想をつむぎ、妄想竹にまでしたか
という観点で、書いてみますね。

というわけで、この回の本編は次回から!(おいおい!)

同人屋冥利

2009-01-15 00:22:22 | 同人活動
うーん!仕事が忙しい!!のNEKOです。

ドタバタと会社の中を走り回って、
「今日は、あかん!原稿描きもパスやぁ~」と
ヘロヘロモードで帰って来ると嬉しきことあり!

同好の仲間より、ニコニコな資料のご提供と
あと読者様より、メッセージ!

時間が経つのも忘れて読みふけります。
貴重な資料をお送り頂いた○さま、
やる気百倍となるメッセージをくだすった◎さま、

感謝感激でございます。
それこそ、同人屋冥利に尽きます。

嬉しさのあまり、缶ビールの栓をプシュッと開けてしまいましたので
本日は原稿執筆はお休み。

でも線は引けないけど、ネームと原稿を睨んで、お話の推敲です。


(NEKO版)「永遠への旅立ち」
コールドスリープ施設に拠って、最後のS-1星人の同胞を
覚醒しようとする、ガットラー。
だが、果たせない。
最愛の、今は亡きアフロディアの写真に語り掛ける苦衷のガットラー。

ガットラーとの最後の決戦のため、パルサバーンを駆って、
コールドスリープ施設に突っ込むマリン。

長い戦いの果て、パルサバーンも沈黙。帰りの手段はない・・・。


退路を絶たれ、帰る術もなく、愛する者も失った・・・・。

辿った道は異なれど、同じ境遇へと追い込まれた
数奇な運命の二人の男は、ついに対峙した・・・。


・・・とにかく、大団円。
目一杯、切なくなりたい・・・。
悲しいけど、救われる・・・
そんなバルディオスの作品を読みたい!

誰も描いてくれないので、それならば描くしかない!

よーし、面白くするぞ~。

てなことで、エンジンがかかってきました。



勇気を出して はじめてのデジコミ 第二章「INTUOSを買ってみました」

2009-01-13 23:24:13 | デジコミ
さてさて、いろいろごたごたしてたので
中途で放擲してあったシリーズを復活です。

前回はいつやったっけ?と調べてみたら・・・
去年の9月7日・・・(爆)

さてさて、気を取り直しての第二章のはじまり~!!



「ComicStudioなんか買ってしもて、
 無駄な散財した~!
 やっぱ漫画描きは、アナログやで!」

とうそぶくこと3年間。

偉そうなことを言っていながら、
実際は1枚も原稿を描いていない・・・。

「ふっ、仕事が忙しいから
しょうがないのさ!」

と、自分で自分をごまかして、
日々を送っていた。

とある日、目に留まったのは
某漫画専門誌のデジコミの記事。

「紙とペンの感触に慣れた熟練者は、
 タブレットのペンタッチに戸惑う人が多い。
 はっきり言って、FAVOでは役不足のケースがある」

へ?ひょっとして、FAVOに馴染めなかったのは、
あたしって熟練者だったからだったりして(バカ!)

「そんな方には、同じWACOMのタブレット上位機種
 INTUOSがお勧め!」

そうか、勧められたら受け入れねば。
という寛容な心(馬鹿)で
上位機種のタブレットINTUOSを購入したのが一昨年の春。

早速使ってみたところ、
確かに感度はFAVOよりずっとよさそうだ。
例えて言うならば、
「FAVOはジャンボーグ9を操縦してマンガを描いている感じ、
 INTUOSはEVAを操縦してマンガを描いている感じ。」
とでもいうのだろうか。
オタっぽい例えで、全然分からない?

はいはい、すみませんねえ。

まだまだ続きます。

おやじ、マンガ、描いてます! 第二話 創作の秘密

2009-01-12 00:57:48 | 制作日記
「永遠への旅立ち」は、放映されなかった、
「宇宙戦士バルディオス」の真の最終回であります。

いろいろな文献資料に、ストーリーや絵コンテの抜粋が
転載されていますが、全体を覆う物悲しい、暗い雰囲気、
閉塞感、救いの無さ・・・。

とにかく、バッドエンドという感じなのです。

今回、ネームの構成上留意したのは、極力オリジナルの絵コンテを
尊重すること。

マリンが地球に戻ってきてからのコマ運びは、極力絵コンテ通りに描いて
カメラも同じ感じになるよう工夫してみています。

ですので、映像とマンガという媒体の違いはあれ、
オリジナルの雰囲気を極力再現しようというのが、
今回の工夫であります。

あと、お話的には一捻り加えていますけど・・・ね。

てなもんで、今回の執筆は男っ気が多く、
描いていて気が乗らないかと思いきや、
あーら不思議!

主人公のマリンを描くのが、とにかく楽しい!
小生もようやっと、婦女子の感性に目覚めたか!

男よ、男・・・。

やっぱり、マンガは美形の男を描くのが醍醐味よねぇ・・・(オィ)

おやじ、マンガ、描いてます! 第一話 孤独の創作者

2009-01-10 23:23:18 | 制作日記
ということで(何がじゃ!)、

またまた始まりました!好評マンガ制作シリーズ第三弾!
「おやじ、マンガ、描いてます!」

サブタイトルはズバリ、あのシリーズからです。
途中で打ち切りにならぬよう、がんばりまっしょい!

さてさて、小生オヤジ同人屋NEKOは、
ここのところ、「宇宙戦士バルディオス」に嵌っております。

おやじなんで、地味にオリジナルでも描けばいいのだが、
兎に角、「バルディオス」を構成したり描くのが
楽しいので、どうしようもない。

TVで制作されなかったエピソードの断片を拾い集め
エピソードを構成、時には再構成し、
絵をハメていく。

所謂、世間的にはアニパロと言われるものかもしれませんが
今まで作品を描いて来た中で、一番創作意欲がわいているので
しかたがない・・・。

というわけで、まず今回は冬に落とした
「愛に時間を~永遠への旅立ち」をやっつける。

下書きはひとまず終わっており、
現在「愛に時間を」編をペン入れ中です。

「愛に時間を」・・・
聞きなれないタイトルですね・・・。

NEKO版36話「アフロディアに花束を・後編」で
アフロディアは魂の救済を得て、長い眠りにつきました。
が、残されたマリンはどうしたのか・・・?

小生的には、このまま素直に
37話「亜空間要塞最後の日」には繋がりそうにありません。
(描かないですけど・・・)

悲しみに暮れ、悲しみをふん切るエピソードがほしい・・・。

昔やってた「巨人の星」なんて
星の恋人美奈さんが亡くなった後
大リーグボールが再び投げられるようになるまで、
一体何回使ったか・・・。

ということで、
マリンは、どう悲しみに沈み、どう立ち直ったか?
を幕間劇風に描いてみようとするのが
この「愛に時間を」であります。

ほんの短いエピソードですが、
NEKO版最終回「永遠への旅立ち」のプロローグとして
構成する予定でありまする。

さあて、ペン入れすんぞぉ!

シゴト始め

2009-01-07 23:26:08 | 制作日記
さて、七草がゆの1月7日も過ぎて、今年も始動です。

1月5日の仕事始めは、さすがに頭がボーっとして
「今日一日、まったりモードで乗り切ろう」と
企んでいたら、何の事はない。

首を竦めている人の所に仕事は飛んでくるもので
いきなりバタバタと、予定を埋められてしまいました。

「さ、作品を描く暇が、取れない!」

てなことで、ブウブウ言っていてもしょうがないんで
中断していた原稿を引っ張り出す。

新約バルディオス・最終回「愛に時間を~永遠への旅立ち」である。
なんの事はない。改めて見るとペン入れ出来ているのは全体の半分以下。
まだまだ、ゴールは遠い。

ペン入れ。
手が遅い!

ブランクがちょっちあったからなぁ・・・・。

仕事も一杯埋められたし、2月か3月はマカロニ大会もあって
今年こそは行きたいし。

参加するなら、いろいろ準備もしたいし・・・。
時間が足りないなぁ。

今度落としたら、打ち首獄門だろうなぁ。
描きかけの最終回もこんな調子なのに、
その次の「エピソードX(仮題)」なんか
本当にやれるんだろうか?

てな具合で、今年も執筆ログを中心に書いていきます。

普段の他愛ない日記は、もっぱらmixiに書いていきますんで
そちらも宜しくお願いします。

基本的には全体に公開にしてますんで、探してみてくださいませ