ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

「マリン暗殺計画・完結編1」の検証と反省会

2011-08-19 23:09:01 | 制作日記
コミックマーケット2日目のサークル参加が終わった翌日
実家に里帰り。

前日のコミケの荷物や購入した同人誌は山積みにしたまま
家を出た。


8月17日に実家から帰宅。
その日は暑くて何をする気も起きず、
翌日、首都圏この夏最高の暑さの中で、
コミケの後片づけを精力的にこなす。

在庫が溢れだして置けないので
少々荷物の整理も並行して行う。

物置の奥の方から、昔の同人原稿が山のように
出てくる。

羞恥プレイか、罰ゲームのようだ。

さすがに「めぞん一刻」の頃の原稿はないが
「セーラームーン」オマージュを書いていた頃の原稿
がどっさり出てきた。



昔から下手、というか10年近く経っても
大して腕が上がっていないのが悲しい。



ただ、昔の原稿は技術的には今より拙くとも
一本の線への入魂の度合いというか、
物狂いの度合が今より数段勝っている感じがする。


はっ、と思うところあって
新刊「マリン暗殺計画・完結編1」を読み返してみる。

今度は「アフロディアに花束を・前編」の原稿も引っ張り出してみる。

岬龍飛先生の新刊「バルディオス大決戦」も熟読してみる。

うーん。

何か、ちょっち、掴めた感じが・・・。

今度は、あそこをもうちょっと、ホレ、こうして

そうすると、こんな感じで・・・・。



今回の教訓。

「初心忘るるべからず!」

8月13日、アフロディア様が来た!!

2011-08-19 20:56:31 | 制作日記
コミケットの際に、毎回結構な数の常連さんが
来てくださるようになった。

元来、人見知りをするタチなのだが
自然とおトモダチになってしまうのが面白い。

媒体となる作品の力、故だろうと思う。

その常連さんのなかにSさんという女性がいらっしゃる。

Sさんもバルディオス好きで、さらにアフロディア好きだという。
天の配剤だ!

アフロディア好きなど、今の日本に早々生息していない筈なので・・・。

さらにSさんは、筋金入りのドールマニアだそうだ。


ドールの世界は全く分からないが、
Sさんお手製のアフロディア・ドールを見ていると
その仕事の細かさに、感心させられる。

毎回、衣装がTPOに合わせて変わっているのが
凄い!

今回は、盛夏のシーサイド(?)なので
水着ファッションだ。

水着アフロディア様は、しばしの間
拙サークルで看板娘を演じてくだすったのは、言うまでもない。



Sさん、どうもありがとう!

ドールのアフロディア様
盆暮れだけに会える、姪ッ子のような感じに思えてきちゃいましたよ。

また、(当選したら)暮れにお会いしましょう。

コミケット80 御礼と雑感

2011-08-14 06:56:50 | 制作日記
私のコミックマーケット80の参加日が終了しました。
今日から私は里帰りなので、早速日記をUPします。
(昨日は流石に帰宅早々、意識を失いました)

拙スペースにわざわざ足を運んで下さった方々、
加えて拙同人誌を購入頂いた皆様、

本当にありがとうございます。

心から御礼申し上げます。


本当に遠くからわざわざ足を運んで下さったT様(それも被害甚大だった所から)、

普段はコミケットなどには全く縁がないのに、「バルディオス」というだけで
足を運んで頂いた方、

お名前は存じ上げないのですが、毎回足を運んで下さる方々、

初めてお会いした方々、

そして常連様
(毎回「姪っ子」を連れてくださるS様、バルファン大立者であられるP様も)、

本当にありがとうございます。


当初は、自分の煩悩というか、描きたいという意欲を
描き散らしていただけでしたが、

次第にかってのファンの方々が集まって下さる中継点、
トレーダー分岐点みたくなってきたのが
思わぬ副産物でございます。

30年前に終わってしまった古いアニメ作品を好きだった方が
年月を経た後に、リユニオンみたいな動きが出てくるのって
全く予想だにしておりませんでした。

小生ももう少し続けますので、宜しくお願いします。
作品のファンの方の待ち合わせ場所とでも、ダベリ場所でも
使ってください。

今回は、予想も裏切って、期待も裏切ってしまったので(未完結!・・・)
深ーく反省しております。

次こそは何とかいたします。

漫画描き雑感

2011-08-09 23:39:50 | 制作日記
雑感

「宇宙戦士バルディオス」のオマージュ漫画作品が
通算200ページを超えてしまった。

単行本が出せる厚さになっている。

もっとも、最初のころの作品は見返すのも恥ずかしいので
たぶん単行本は出さないと思う。

最初の「アフロディアに花束を」は好きな作品なんだけど
見返したくない状況なので
「もう一回描くしかないか・・・」

などと馬鹿なことを考えている。

客観的に見ると、作品としてきっちり存在している
アニメ作品を漫画化するほど徒労な物はないのかもしれない。
それも30年前の作品だ。

口の悪い人は
「真似っかちの作品」と呼ぶ。

以前も「めぞん一刻」や「セーラームーン」などのトリビュート作品を
描いたことがあるが、いずれも100頁くらい描いたら燃え尽きた。

今回は、まだ飽きない。
というか、今度飽きたらもう漫画は描かなくなりそうな気がする。

それ位、最後の火力を出している感じだ。

「ナゼ?」

理由は単純。

「好きだから!」



「数奇者」(すきもの)という言葉がある。

「傾奇者」(かぶきもの)に似ている。
前田慶次郎に代表される「傾奇者」の生き方はあこがれるが
自分はそれにはなれない。

でも数奇者にはなれる。現代語で言う「好き者」とほぼ同じ意味合いだ。
少し「変わり者」のニュアンスが混じるかもしれない。


とにかく、

・敵の怪ロボットが出現

・一旦ピンチに陥る

・正義のロボットで合体、反撃

・めでたしめでたし

という子供向け巨大ロボット「マンガ」のフォーマットを
登場人物の感情の機微を絡めてどう膨らますことができるか・・・。

こんな面白いことはない!

今、執筆しているオリジナル話「マリン暗殺計画」も
上の骨格をベースに、主要登場人物全員が懸命に、そして真摯に
問題を乗り越えようとしても、更に不幸に陥ってしまう
という展開が、面白くてしようがない。

いいおっさんが、アホウな!

こちとら天下の数寄者だ!
数寄御免と参ろう。


バルディオス漫画執筆記

2011-08-04 23:07:48 | 制作日記
今回はほとんど執筆日記をUPしませんでしたネ。

ちょっと中締めということで総括してみます。

3月11日に震災が発生して以来、ようやく落ち着いてきたのが5月の連休前後。

3月頭までに描けていたのが、ネームの一次稿。
合計130頁超(!)。

さすがに長いので、連休明けからネームの切り詰め作業と、下書に入る。
6月から本格的にペン入れに入ろうと思ったら仕事が超忙しくなったのと
輪をかけるように海外出張。

結局、総ページ数100ページの内約半分の50ページを完成させたところで
時間切れとなりました。

今回完成したのは完結編の前半部。
後半部は、人物のペンは既に入っていますが、中心となるメカニック描写は
まだ下書のままです。

折角ですのでしっかり仕上げることにします。

ただ、根詰め執筆モードが一年通じて続くことになるのが
ちょっとつらい。

温泉に入りに行きたいなぁ・・・。

夏のコミックマーケット80の参加告知

2011-08-01 23:29:51 | 制作日記
来る夏のコミックマーケット80に出品参加いたしますので
お知らせです。

拙「ねこらい堂」は2日目の8月13日(土)に参加予定です。
場所は有明東京ビッグサイト 東館 Q-09Bブロックです。

新刊「マリン暗殺計画 完結編1」が間に合う予定です。
(7月30日の土曜日に入稿しました!)

バックナンバーとして以下を持参いたします

新約シリーズ
「アフロディアに花束を・前編」
「アフロディアに花束を・後編」
「永遠への旅立ち」 

The Originalシリーズ
「マリン暗殺計画・前編」
「マリン暗殺計画・後編」

ギャグ編
「バルディオス馬鹿本・痛」


震災で少なからず損傷を受け、
一時は臨時非難場所に供されたビッグサイトで
再びこのような機会を得られることに感謝しています。

小生が基本的に店番をしております予定です。
「ねこらい堂」ブースで、うらぶれたデブのオヤヂが座っていたら
それは小生でございますので、是非お声をおかけください。

「アフロディア、好き!」の方は同士です。
握手させてください!

「マウンドの稲妻」

2011-08-01 23:12:07 | マンガ・アニメ
「マウンドの稲妻」は資料がまとまっていないのですね

前回の日記で、当たり前のように「マウンドの稲妻」と書いたのですが
ネット上ではwikipedia化もされていないのですね・・・・。

1980年代初頭では、「アストロ球団」と並ぶ「ネタ」作品だったんですが・・・。

記憶の限り、書き出してみます。

「マウンドの稲妻」
1980年週間少年ジャンプ連載
作・ゴッセージ & The Ultras

ストーリー:一芸に秀でた達人を集めた野球チームが、強豪チームを
どんどん倒していく。


解説:「アストロ球団」の二の線を狙った作品だが
内容は「アストロ・・・」よりぶっ飛んでいる。

いろんな分野のエキスパートを集めて野球チームを作るのだが
それがもう、なんとも奇天烈。


強力の樵・・・バットを持たず、引っこ抜いた大木を振り回して球を打つ

功夫の達人・・・ヌンチャク守備。グローブを持たずショートを守る。打球を
        ダブルヌンチャクで弾き飛して送球。

剣の達人・・・バッターボックスに入ると、バットを立ててその上に倒立する。
       その非常に不安定な姿勢で、ピタリと静止し
       球が来ると居合い切りのように打つ。

ローラースケートの達人・・・女性みたいな風貌だが実は男。
       外野フェンスの上をローラースケートで疾駆して、外野全域を守備する。
       非力で返球はできないため、球は座禅の達人に渡す。

座禅の達人・・・外野のど真ん中であぐらをかいて、まったく動かない。
だが、ローラースケートから渡されたボールを超鉄砲肩で返球する。
       外野はローラーと座禅の(確か)二人のみ。


対する悪役チームもすごい。
想像を絶した投法で襲い掛かってくる。

マウンド上で前転してその勢いで投げるギロチン投法のゴドリゲス様
(なぜか様がつく)。

あろうことか二人掛かりで投げる、超遠心力投法!!
ピッチャーは2人手を繋ぐ。
ボールは右側がもち
左側は右側のピッチャーもろとも、モーションをかける。

右側のピッチャーは宙を舞い着地する瞬間にボールを投げる。

遠心力の効果と、ピッチング力の相乗で球速は10倍以上になるという仕組み
(時速千キロ超(爆))

開いた口が塞がりません。


最終試合は、世界最強のチーム・「テクノス」(うろ覚え)。

トップバッターのテクノボーイ(覚えていた!)は
塁間を1秒(!)で走り抜ける超俊足。

出塁し、ホームを狙うテクノボーイに
座禅の鉄砲肩のバックホーム球が迫る。

テクノボーイの背中から胸をぶち抜く球。
傷口から機械部品が飛び散る。

煙を吐き倒れながらも、まだカタカタと手足を動かすテクノボーイ。

テクノボーイの残骸を見つめながら
「キヒヒヒ・・・・」と怪しく笑う、敵のナイン。



「こいつら!全員ロボットだ!
 でもオレたちは負けはしねえぞ!
 戦いはまだ、始まったばかりだぜ!」


と、まったく唐突に、意味不明に終ったのであった。


スネークスからずいぶん話が広がってしまいました。