ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

おやじ、マンガ、描いてます! 第十三話 思い出のドリトル先生

2009-02-28 22:03:20 | 制作日記
家内制手工業のように、地道な作業を進めているNEKOです。

紙からペンタブに変わっていますが
ひたすらシコシコと、ベタ塗り、効果線描き、ホワイト修正です。
トーン貼りは次のターンになりますんで、まだまだ先です。

なんか、こんなに手間食うんだろうかと思うくらい
時間がかかります。

男ばっかり描いているので、潤いに欠けるのと
陰々滅々なダークな展開なので
少し息がつまってきました。

お話の中盤、
「前回はここでペンが止まったなぁ」
という箇所を仕上げ中です。

兎に角、辛くて痛い展開でして
私生活に悩み事なんかがあると、とても描く気にならない
展開なのですが・・・・。

これを越えれば、少し明るくなります。

読んで頂いている方は
「なんや、全然わからんやないかぁ」
と思われるでしょうね。

元のお話をご存知な方は
「ははーん」と思われている方がいるかも。

いずれにせよ、完成した暁には作品をお読み頂いた後、
「ああ、NEKOの奴は、ここで苦しんでいたのかぁ・・・。
 確かに苦しいなぁ。」
と合点が入って頂けるものと自信があります。

今しばらくお待ちを・・・。

ComicStudioの作品全体のビュー画面です。





こうやってみると
前半はそれなりにマンガっぽくなってますが
後半は白っちゃけてまだまだなのが
よく分かりますね。

もう少しがんばります。

酩酊レジェンド

2009-02-22 16:22:23 | 日々雑感
先々週末から、気温が上がり
これは一気に春到来かと期待したら、
今週に入って一気に真冬の寒さに逆戻り。
そのくせスギ花粉は吹きまくりで
「ずるいぞ!おい!」の首都圏の天気であります。

某偉い政治家さんの件で話題となった「酩酊状態」。

政治の話は、まあこういう所でするのは
いやですので、横に置いておいて・・・。
お酒の話・・・。


短いながらヨーロッパで生活していての感想ですが
外人ってあんまり「酩酊」ってしないんですよねぇ。

無論、陽気になって騒ぐっていうのはありますが
本邦のオヤヂみたいに
電車の中で呂律が廻らない様子で
大声でクダをまく、
吊革にぶら下って、振り子みたいに揺れる、
(大概が吊革2本占有している)
座席で熟睡モードになる(大鼾)、
電車の中でゲ○を吐く

なんて様子は見た記憶がありません。

たまに、路上生活のアル中か、ヤク中みたいな人は
たまーにそんな感じを出してましたが・・・。

一説によると、アングロサクソンやゲルマンの方々は
アルコール分解用の酵素を日本人より
かなり大目に持っているので、少々飲んでも酔わないんだ
と聞いたこともあります。

あと、昼食時でもワインを飲むという習慣があったり、
水を飲むよりビールという感じもあったりで
アルコールへの耐性が年少時から備わっているのかも
しれません。

とにかく、向こうの人と飲みにいって
同じペースで付き合って飲むと
こっちがぐでんぐでんにされてしまうこと
請け合いです。

仕事仲間のオランダ人と、日本人とで飲みに行って
ジェネバ(オランダ版イモ焼酎でアルコール度数40度以上という
強烈なやつ)をビールをチェイサーで飲る、という
現地風の飲みをやって
日本人の仕事仲間が文字通りぶっ倒れたこともありました。


ショットグラスに無色透明で、とろっとしている
オランダ焼酎をなみなみと注いで
「くいっ」と一気であおって
そのままだと喉が焼けるので「ハイネケン」をぐいぐい行く、
これを繰り返すという、背筋が寒くなるような作法です。

チビチビ飲ると、口や喉の粘膜が痛いだけなので
一気に飲るのがポイントだそうですが、
まさに、口の中や喉や胃が焼け付く程に熱くなります。

「うわあ、こいつあアカン!」

私以下軟弱な日本人は、2回り目でもうギブだったのですが、
止せばいいのにお調子者の一人は

やおら立ち上がって
「日本男子の飲みっぷりを見よ!」と
高らかに吼え、

5回り目のオランダ焼酎を、一気に飲み干し
「喉が焼ける~」とうめいて
ハイネケンのグラスを一気であおって、
そのままの体制で、その場に崩れ落ちました。

あまりにその記憶のOFFぶりが小気味よかったので
某ギャグマンガのネタにさせて頂いております。

私のギャグ物のマンガのネタに、
酒、酔っ払い、ゲ○のネタが多いのは
単純に実際の面白いエピソードを経験しており
ネタにことかかなかったりします。

そんなヘビーな飲みをやっても、現地の人は
平然な顔をして、車を運転して帰ります。

電車で通勤、って習慣があまりなく
もっぱら自家用車での通勤ですんで
そこらへんからも、
「これ以上飲んだらアカン!」という
自制心が強いのかもしれません。

人前で千鳥足になる、
呂律が廻らなくなる、
なんてのは、やっぱジェントルマンの国では
とんでもない自己管理のできていない、
だらしない者と写ってしまう感じですね。

おやじ、マンガ、描いてます 第10話 我が友 阿寒湖に家買う

2009-02-19 00:34:24 | 制作日記
なんかおやじギャグというか、駄洒落のタイトルですね。

あったかい日が続くと思えば、真冬なみの寒さに戻ることも!
こういう気候を三寒四温っていうんですよね。
たしか「へりたこプーちゃん」とかいう
少し前の子供向けTVアニメで

「三寒四温」の読み方を
「みかんよっつで、あったかいでプー!」って
小生に匹敵する駄洒落を言ってましたね。


はい、すんません!
単に思い出したということで。
みなさま、体調管理にお気をつけください。

今日は、少し前に某大物アニメ関連の方から頂戴した
同人誌のお話。

「KGT党」さんといわれる、80年代初頭に活躍された
サークルさんのご本なんですけど、
これを繰り返し読んでいます。

「当時の同人誌って、熱いよなぁ。
 あのころの同人サークルって熱気があったよなぁ」と

感慨に耽ってしまいます。

現在は兎に角、同人サークルの細分化、分裂化が進み
大半が個人サークルや、二人サークルといった
本来の意味でのサークルや同人は少なくなってきていますんで

所謂、会員さんがいて、投稿があって、交流ページがある
というのは、
なんか嬉しくて、同時にせつなくなってしまいます。


閑話休題、「KGT党」さんの本って拝見していると
つねに「既視感」がつきまとうのですよね。

横文字でいうと、「デ・ジャ・ブー」、
北斗の拳は「ひでぶー」
鹿取容子は「星のデジャブー」

いかん、今日は時々頭がいっちゃっています。

ええと、おそらくですね
当時、葦プロ系アニメ作品は大好きでしたので
きっと、即売会で葦を、いや、足を運んで
購入させていただいていたんでしょうね。

一冊も残っていないんですけどね・・・・。

その頃小生は、SF系オリジナル作品を描いて
いたのでした。
即売会では閑古鳥でしたけどね!

明日のためのその2

枠線が引けたので、次はネームです。
いわゆるセリフ、ト書きです。

簡単なようですが、フォントの種類、ポイント数等
シーン毎に工夫をします。

「アフロディアに花束を・後編」では実は
都合20パターン以上のフォントの組み合わせを使っています。

今回の作品では更に増えているんです、これが。

枠線が入って、文字が入ると
ようやく「土俵が出来た」感じになります。

おやじ、マンガ、描いてます 第9話 めぐりあいて みしや それとはわかぬ

2009-02-18 23:38:33 | 制作日記
最近は、某大手SNSサイトにもっぱら
日記系の記事を書いていたのすが、色々思うことあって
blogに退避します。

いろいろありますねぇ・・・。

関東地方では、すっかり花粉散布モードになっており
目やら鼻やらが調子悪くていけません。

何やら顔面までがはれぼったい感じに・・・。
年々アレルギーが酷くなっていく感じでありますね。

なんか、悪い粉を散布する
バイオテロに遭っている感じすらします。

おまけに、花粉症で処方される目薬にまで
アレルギーで反応するようになってしまい、
目薬を挿すと、15ラウンド戦った後の
ロッキー・バルボア状態に・・・。

アレルギー反応を抑える薬でアレルギーになるなんて
笑い話みたいなもんです・・・。


さてさて、執筆日記。

我ながら、執筆日記を結構続けているなぁ
と思うのですが
基本的には、地味な個人の机上作業ですんで、
そうそう面白い話は転がっておりません。

ComicStudio上で、画像データをペンタブで
修正するという、地味~な作業を継続してやってます。

昨日画像を紹介した、人物だけを描いてパソコンに取り込んだ
画像データ。

私めは、まず最初にPhotoshop上で濃淡調整なんかをやった後
ComicStudioに送ります。

ComicStudioでも濃淡調整が出来るようなのですが
食わず嫌いで、相変わらずPhotoshopのお世話になってます。

以前も書いたかもしれませんが、前の会社が無くなった時に
形見分けよろしく、退職金がわりに頂いたものでして、
バージョンはV.5とずいぶん古いのですが、思い入れはひとしおです。

ComicStudio側で読み込んだら、初めてスタートラインに
立った感じとなります。

まだまだ、遠いなぁ。

明日のためのその1

枠線を引きます。
ComicStudioでは、枠線引きはすごく楽!
紙の上ですと、鉛筆で下書きして、烏口で線を引いて・・・・・
という手間なしでほぼ半分以下の手間で出来てしまいます。

乾いていない線を擦って、汚してしまったりとかもありません。
枠線が入るだけで画面が締まった感じになりますんで
うれしいですね。

おやじ、マンガ、描いてます 第8話 飛騨山脈の決闘

2009-02-16 23:30:11 | 制作日記
前回の第七話では、ちょっと忙しくて素材だけ
ブツっとUPしちゃいましたんで、解説をば。

ペン入れが大体終わりましたんで、スキャニングして
PCへの取り込みをやったのですが、
さすがに

「この頁は、後でデジタル側で描くからよろしくねー!
 オレよろしく!」

的なページがけっこうあり、
そんなページは本当に「真っ白」なんで
臆病なもの描きにとっては心臓によろしくありません!



とにかくそんなページからやっつけてしまおう!
ということで、いの一番にペンタブ使ってComicStudioで
描いてみたページです。

作品でいうと、三分の一過ぎたあたりのシーケンスとなります。
まだ頭の方のシーケンスは、パソコンに取り込んだだけで未着手です~。


今回の作品のテーマのひとつは、
極力原作の雰囲気を再現する、ということです。
劇場版の画面レイアウトであったり、TV版の未製作に終わった
レイアウトであったりを参考にして
なるべく、

「ああ、もし本当に製作されていたら、
 こんな感じだったんだろうなぁ」

という雰囲気を出そうと思っております。


雰囲気を出す、ということは背景なり情景描写なりを
しっかり描き込む必要がありまして
これが手間を食います。

たとえ素人の同人作品とはいえ、
やるからには手を抜きたくはありませんので。

てなことで、
このページも、操縦するマリン以外は、そのコマの背景の
コックピットも、冷凍エリアのアップも、開口部から突入する
パルサバーンもすべて、ペンタブによるデジコミ作業です。

他のページも、背景・情景を描き足す必要が
いっぱいです。

まあ、お楽しみはこれからだ、ということですね。

おやじ、マンガ、描いてます! 第六話 灼熱の睡魔圏

2009-02-08 21:14:33 | 制作日記
『永遠への旅立ち(承前)』
「進退窮まったマリン・・・・。
マリンに残されたものは、死のみ・・・。
しかし、その時・・・・・・・

・・・・・・・

自らの過ちを悟ったガットラーは、
大ワープを行ったのであった。」


変則的な執筆スケジュールとなっております
新約宇宙戦士バルディオス「愛に時間を~永遠への旅立ち」
ですが、現在のステータスは
ようやくペン入れが終了した段階であります。

今回、デジコミの比率を多くしておりますので、
枠線、吹き出し、描き文字はもとより、
背景、メカ類もすべてデジコミで対応しようと思っております。

ですんで、ペン入れが終わったぁ!
といっても、こういう心もとない状況だったりして・・・。



なんだぁ!ほとんど出来てないじゃん!
はみ出してる部分の修正すら出来てない!

思わず突っ込みたくなりますねぇ・・・!

さーて、「アフロディア・後編」でやったような定点観測。

この気の抜けたアナログ原稿が
如何にデジコミとして完成していくか・・・!

お楽しみはこれからであります。


冒頭に書きましたプロット、
これは、シナリオを書く前に作成した、
シノプシス、「あらすじ」からの流用です。

小生、構成が下手なんで
あらすじ、シナリオ、ネーム・・・と手番を踏んでいかないと
全然作品が描けないのです。

下書き、ペン入れ、デジコミの工程でも
必ずシナリオ、ネームを首っ引きで作業しています。

いきなり絵から入って、最後ビシッと頁数に収められる人は
まさに天才だと感心してしまいます。

さて、冒頭のプロットの「・・・・」のところ。
これをどう料理するかが
NEKO版「永遠への旅立ち」のキモでございます。

ガットラーの心の動き。
これが、こうしてこうなって・・・。

小生的には非常に気に入っているのですが、さあ
面白く仕上がりますでしょうか、どうか。

描き手なのですが、仕上がりが楽しみです。

紫亭奇譚

2009-02-08 21:07:17 | 日々雑感
学生時代のなじみの飲み屋さんでのエピソード。

昔、学生時代には東横線沿線に住んでおりまして、
飲み会というと何故か学芸大学駅近辺。

今はどうだかは全然知りませんが、当時はいい感じの居酒屋が
結構あって、
その中の代表格が「村さ来」学芸大店(今はもうないんだろうなぁ)!

真ん中に年季の入った囲炉裏みたいな大テーブルがあって
大学の漫研仲間と、ほとんど指定席みたいな感じで通ったものです。

昼間は昼間で、同じ東横線沿線の某駅の駅前に民芸風喫茶店の
「R」という店があって
そこが漫研の溜り場みたいになってましたので、

昼前に下宿を出る  
昼食を「R」で食べる。
「R」にいた漫研部員とダベる
夕方になると授業が終わった部員三々五々集まってくる
学芸大の「村さ来」に行く

というパターンを繰り返してました。

本当に良く飲みにいったなぁ・・・。

飲めば飲んだで、話す内容といえば
他愛もない漫画、アニメ、特撮の話題。

当時の漫画好きの男は、大抵が特撮好きだったので、
古い特撮番組の話などを、酔っ払っておだおだ話すことが
しょっちゅう!

ある日、例によっていい具合に酔っ払って
話題は、ピープロの特撮番組のオタっぽい話に及ぶ。

話題が「怪獣王子」の話に及び、
やれ「レンジャー遊撃隊」やら「昆虫人間」やらと声高に話していると
「村さ来」のマスターがやおら話かけてくる。

「君ら、大学生か?「怪獣王子」詳しいの?」
すると一級上のI先輩が
「レンジャー遊撃隊は最高、カッコイイっす。怪獣王子は
遊星鳥人編より、昆虫人間編の方が好きっすね。」
という、一般人に対しての会話にしては痛すぎる内容を・・・。

「あちゃー、またうちの大学の品位を下げるような会話を・・・」
なんてどぎまぎしていると、そのマスター曰く

「俺、その作品でレンジャー遊撃隊の関って隊員役やったんだよね」
皆「えー!」とびっくり!

特撮オタ度メンバー髄一のI先輩は
「関って、関一士ですかね。
 関一士って昆虫人間に、ナニして、カニして、こうした役の人ですよね!」
と即答。

「そうそう、そうなんだよぉ。よく覚えているなぁ!
 長い間、脇の役者やってんだけど、役覚えてくれた人の会ったの初めてだよぉ」
といたく喜ばれる。

ということで、その日は元レンジャー遊撃隊隊長の「村さ来」のマスターと
いたく盛り上がり、サインを頂戴して帰ったのでした。

(ちなみにそのサインは、現在行方不明!
 どこへ紛れ込んだのやら・・・(泣))