ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

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コみケッとスペシャル5 in 水戸 参戦記 その3 開場前

2010-03-27 12:49:17 | 同人活動
さて、中はまさに、百貨店というか大ぶりのスーパーの
跡地、という感じです。

1階には冷凍食品用の冷蔵庫やらレジやらが
無造作に置いてあります。
かっては生鮮食品売り場であったのでしょう。



さすがにこの1階は即売会には使えないので
コミケット自体は2階から6階を使う。

2階はどうやら、ヤング用品店(言い方が既に古い)
3階が弊ねこらい堂のベースキャンプ地で
どうやら婦人紳士服売り場。

4階、5階、6階は忙しくて残念ながら足を運べず、
という次第。

6階には「大手サークル」と呼ばれる、人気サークルが
配置されています。
通常だと、長い行列ができるくらい混雑するので
6階フロアを貫いて更には階段に並ばせようという目論見でありましょう。

ちなみに、エレベーター・エスカレーターは整備不良なのか
どうかわかりませんが、全て使用不可になってました。




かくいう弊ねこらい堂は、大手などでは全然なく
「ピコ手」と呼ばれる弱小サークルなので、
普通に島中に配備されています。

ちなみに
同人誌即売会における配置は、すべてスペースの前にできる
行列の長さを考慮して決定されます。

行列の長さ=人気のバロメータともいえますので
配置場所でもって、おおよそのそのサークルの人気度が
分かってしまう、というそういう意味では
結構シビアな世界だったりします。

余談になりますが、有明のビッグサイトを例にとりますと
1.「シャッター前」:行列を館内ではなく、シャッターを経て
           館外に逃がすという超人気サークル
2.「壁」:館内の外壁添いに配備し、外壁と「島」と呼ばれる
      机列群との間の空隙に行列を構成させる大手サークル。
3.「内壁」:「島」に配置されるが、「島」の外壁と相対する面に配置
      され、行列用に「壁」と同じ空隙を利用できる大手サークル
4.「お誕生日席」:配置によって色々と細かな順列はありますが
          「島」の短辺(通常机2脚分)に配置される
          準大手、またはちょっと混む「ピコ手」。
          目の前の空隙は少ないが、5メートルくらいの行列なら
          周りのサークルに影響が出ない。
5.「(普通に)島中」これも配置によって色々と細かな順列はありますが
          島の長辺に配備される、基本的に行列を想定していない
          サークル。ここで突発的に行列ができると、その島の
          長辺を行列のバリケードで覆う形となり、
          回りのサークルへのアクセス自体が阻害される形となります。
          
          小生も、島中に配置された際に目の前に横のサークルさん
          の行列が出来て、その日は売り上げどころかお客さん自体が
          皆無だったという経験が何度もあります。

          尚、大学の漫研を舞台にした傑作マンガ作品
          「げんしけん」で「普通に島中か・・・」
          という名台詞があり、
          それ以来「普通に島中」と呼ばれることが多くなった。


横道にかなり逸れましたので、お話を戻しましょう。
         
2階と3階の階段の踊り場には、かってのサインの残骸があったり



フロアには、売り場什器の残骸があったりで




まさに
「かっての百貨店の売り場の怨念というか残滓が残る中で、
 同人誌の即売会をする」という
一種、異様な興奮すら覚えます。

普段の有明ビッグサイトとは比較にならない狭さと閉鎖感です。
天井が低いので、さらにその感を強くします。

晴海の見本市会場や、その前の平和島の流通センターなんかよりも
遥かに狭い。

オンリー即売会(単一のジャンルをテーマにした即売会
例:「サザエさん」オンリー即売会)というものに参加したことが
ありませんので、この規模の即売会ですと、私の経験では、
かってコミケット12(!)が開催された「都立産業貿易会館台東館」に
近い感じでしょうか。


そこの天井を更に低くして、フロアレイアウトをいびつな形にした感じ、
といえばお分かりいただけると思います(分る訳なないって!)



さて、弊ねこらい堂の通路を挟んだ反対側が、「壁」サークルさん。
なんと、それもコミケットの穴埋めマンガで有名なDr.モ○ー先生のサークル
モ○モ○。

普段のコミケだと「シャッター前」に配置される、超大手の人気サークルさんで
す。

「あらー、これは目の前に大行列ができるわねー。
 今回はシャッターがないから、行列を外に出せないもんね。
 今日は、閑古鳥確定かしら・・・・。
 ま、お祭りなんでユルーくいきまっしょい!」

と、へんな覚悟ができる。
ま、いっか。
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コみケッとスペシャル5 in 水戸 参戦記 その2 水戸へ

2010-03-24 23:46:21 | 同人活動
夜が明ける。

快晴。風も穏やかだ。
よかった。

コミケットスペシャルというくらいだから、スペシャルなのです。
何がスペシャルかというと
スペシャル3は、沖縄開催のリゾートコミケ。
スペシャル4は、通常の有明開催だが
24時間耐久という、半ば受け狙いの企画。

今回のスペシャル5は、水戸市との町おこしとのコラボ。
何がスペシャルかというと、
沖縄ほどではないが、プチ・お出かけ気分が味わえることと
町ぐるみでのイベントが体験できること。

特に後者は大きいと思います。
普段は、どちらかというと世間の冷たい視線を
気にしながらひっそりと、という感じの同人誌即売会が
町おこしのツールとして使われるのです。

是非、うまく行ってほしいものです。
「二度とくるな!」と
石もて追われるようなことは、イヤですもんね。

朝、目が覚める。
今回は新刊(即売会で売る新刊の同人誌のこと)
がないので、熟睡できた。
逆に新刊がある時などは、興奮してしまって
まず眠れる物ではない。

まるで遠足前の小学生です。

TB線に乗る。
いつものコミケとは違い、今日は途中駅で武蔵野線に乗り換えです。
武蔵野線を新松戸で降り、常磐線普通で柏まで行く。

そこで常磐特急フレッシュひたちに乗り換えです。

いつもでしたら、途中駅で朋友のA氏と待ち合わせなのですが
今回は誘ったのですけど「行かない」とのつれない返事。

まあ、無理もないか。

てなことで今回はロンリー参戦。
無論道中もロンリーです。

特急停車駅の柏駅では、ご同類はちらほら見かける程度。
さすがに上野からノンストップの
スーパーひたちに乗っていく人が多いのだろうか。

フレッシュひたちは途中、いくつかの駅に停まりますんで
水戸までの所要時間は長めです。

「おーオレオレ!オレ今からフレッシュ・プリキュア乗って、
 水戸に向かうから!」

柏駅にいたご同類の青年が
携帯の電話口で声を張り上げている。

「おいっ青年!そのギャグは誰もが心には思っていても
 決して口には出さないのが、暗黙の了解だろうが!」

と、沈黙の呪詛を投げつける。
無論呪いが効く筈もないが。



フレッシュ・プリキュア号ならぬひたち号は
ズンズン茨城路を進む。
申し訳ないが、窓から見える風景は田舎そのもの。
快適なのだが、だんだん具合が悪くなってくる。

頭が痛く、吐き気がする。
「何だ?乗り物酔いか?」
小生、乗り物には酔わない体質なのだが、
と訝かんでいると、分かった。

車体をじっと眺めていると
常に車体がフラフラ揺れているというか、
車台の上をユラユラ滑っているような挙動をしている。

「振り子特急だ!」

振り子特急なら、長野行きの特急で慣れていたはずなのだが
ここ常磐線のやつは長野の振り子特急よりキッツイ。


土浦を通過。

「土浦は、れんこん畑が市の面積の70%を占めていたから
『泥田が海のようだ!』ということで土浦ってなったのよね」

という、本当だかネタなんだか
わからない話をしているご同類のお姉様方の会話を、
聞くともなく聞いてるうちに水戸に到着する。
時間は、8時50分。

サークル入場締め切りまで1時間10分ある。

駅に降り立ち、北口ということで
とりあえず標識に沿って進むと




「コミケット行きのバスはこちらでーす!」

と茨城交通の係りの人が拡声器で案内をしている。
「コミケット行きバスこちら」
という張り紙もある。

案内されるままバスに乗る。
バスはほぼご同類ばかりで8分の入り。

「コミケットなんだけど特急といいバスといい、
 そんなに混んでいないなあ」

という感想だ。

水戸駅前は、地方の普通の中枢都市という風情。
その駅前大通りをてくてく
20分くらい歩いた場所が会場との由。

駅前通りは少し上り坂になっているので、
迷わずバスに乗ったのだ。

バスで5分くらいで目的地の停留所に着く。
降りると、京成百貨店の目の前。
百貨店自体は未だ開店していないが、
一階広場で屋台やらコミケコラボ土産品の出店やらが出てて
人だかりしている。




「コミケで町おこし、やってるじゃん!」と思いながら
萌え絵の付いたチョコやら、クッキーやらを先を争って
買い求めてしまうのがオタクの性の悲しさであります。

開店前の京成百貨店を見上げてみると、サインまで出ている。
やるなぁ~!




「さて、会場はどこか?」
と首を廻らす。
京成百貨店の道路を挟んだ反対側に
やけに間口が狭く、窓の無いビルがある。




それがどうやら目指す会場のようだ。

奇妙なことに、大通りに面した狭い入り口には
「コミケット 出口」とある。




人が5,6人いるくらいで閑散としている。
様子がつかめないので、とりあえず人の流れに着いて行くと、
流れは大通りから裏道へと入っていく。

1ブロックほど裏に入ると、そこは水戸市芸術館。
広い敷地内には有明で見慣れた「人がゴミのようだ」の
10分の1くらいの喧騒が。

人の流れはそちらに向かっているので、こちらはサークル入り口を探す。
ちょうど会場ビルの裏口の資材搬入口のようなところが
サークル入り口だ。

そこで、出展者用シールを胸に張り
入場する。
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コみケッとスペシャル5 in 水戸 参戦記 その1

2010-03-23 23:50:55 | 同人活動
この記事は拙ブログとmixiに交互に記事を載せるという
mixi、ブログの連動企画ということにしてみます。

mixiは招待性を廃止し、ほぼパブリックドメインに
近くなったということですので
まあ、そこを念頭に入れて
使う側で使い方を工夫するという風にしてみました。

さあはじまりはじまり~。


序章

3月21日、日曜日。
連休の中日です。

折からの低気圧の接近とやらで
関東地方は強風がすごい。
強風どころか、これは台風並みです。

家人曰く、
「台風なら、飛ばされそうなモノを
 片付けたり、飛ばされないように縛ったりするのだけど、
 これは反則!」

まさにその通り。
夜中は、安普請の家が地震に遭ったときみたいに揺れて
怖いのなんの・・・。

日が昇ったあと、暴風で荒らされた庭を整理。

以前、暴風のあと
庭にお札が数枚入り込んでいたことがあり
今回も探してみましたが僥倖がそんなに続くわけでもなし。


ふと、明日水戸行きに使う鉄道路線のことが心配になる。
武蔵野線で柏まで行き、柏から常磐線特急に乗り換える
という作戦なのだが
「雨に弱い武蔵野線、なんでも弱い常磐線」という評判があるので
この荒れ模様の中、ちゃんと走っているか心配になる。

某巨大掲示板を覗いてみる。
やはり、ベタ遅れのようです。

「あしたは天気がいいいように」と
心の中にテルテル坊主をぶら下げて、今日は早々に就寝。
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コみケッとスペシャル5 in 水戸 終わりました

2010-03-22 23:28:15 | 同人活動
明日以降、正式なレポートを描きますが
今日は、忘備録のためのキーワードを
メモ取り

・フレッシュひたち(プリキュア?)

・廃墟ビル(1階生鮮食料品売り場、2階ヤング洋品店、3階婦人紳士服店)

・3階に男子トイレがない!

・トイレ狭!

・イバライガーが来た!

・目の前がモ○モ○さん

・コラボお菓子を思わず大量に買ってしまう。

・茨○県警から職質

・ダイターン

・時刊新聞、面白し

・ブロックノートだ!

・萌え声の館内放送

・色紙を描く

・「賢者の石」を探すおじいさん(謎)

・ブロックノート紛失!

・三本締め

・乾杯

・ボーカロイドの歌が流れる水戸の街


キーワードだけでも、結構な大作になりそう・・・。

これは、mixi連動企画で行きます。
コメント (2)
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コみケッとスペシャル5 in 水戸 3月22日(月)3階D-28a

2010-03-20 13:00:07 | 同人活動
お仕事が期末の決算で
バタバタしているのですが
ふと気がつけば、

水戸コミケ
正式名「コみケッとスペシャル5in水戸」は
明後日に迫って来ているではありませんか。

そろそろ準備をしないといけないなぁ、
と思い立ちゴソゴソとツール群を
押入れから引っ張り出しています。

考えてみれば、小生はここ数年有明ビッグサイトで
開催される定例のコミックマーケットしか参加したことが無く、
さらに遡っても定例コミケ以外では、
かなり大昔に
関西の今は無き即売会「コミック・ストリート」に
一回参加したことがあるのみなのです。

定例コミケ純潔主義だったのですね、私って。

ですんで、何か感覚が違って準備に戸惑っています。

一点目が東京有明以外の地で、かなり遠隔地の水戸での開催というのが一点。

二点目がビッグサイトの規模、配置とまったく異なるので
当日の様子がまったく予想できないこと。


一点目は、普段の定例コミケですと始発のTB線に乗っていけば、
まあ新木場駅がどんなに混んでいても8時前後には開場入りできる、という
感じが出来上がっていて、
人込みの中、どこをどう歩いて、ってのもノウハウがあるのですが
今回はまったく様子がちがいますんで、
「どうしよう」という感じですね。

車で行くことも考えましたが、今は水戸の偕楽園で
梅祭りの真っ最中ですんで、水戸市内は駐車場難民になることが
大いに予想されますんで止めました。

TB線、武蔵野線、常磐線と乗り継いで、サークル入場閉門の1時間前くらいには
水戸に着く段取りで考えています。

まあ、展示スペースに着いてしまえさえすれば、段取りは同じでしょうから
テキパキと店つくりは出来ると踏んでますので・・・。

遠隔地ではありますけど開始が1時間定例コミケより遅いんで、何とかなるでし
ょう。


二点目、これは出たとこ勝負ですね。
いつもよりぐっと規模が小さいですし、ウチは非常に古い作品のトリビュートと
いう
マイナージャンルですんで、閑古鳥前提で
既刊の在庫を小部数だけ持ってまいります。

ご興味のある方で、未だお持ちでない方は
この機会にぜひどうぞ。
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新作執筆日記 第34話 白紙の贈り物

2010-03-14 23:58:32 | 制作日記
新約バルディオス3部作は、
「もし、オリジナルのプロット通り、
 未放映作品がつくられていたら・・・」
という「if」を頭に置いて執筆させて頂きました。

小生の頭の中には、あともう2つの
見果てぬ「if」がありまして・・・。

そのうちのひとつが今回執筆している作品のモチーフです。

「もし、アフロディアが本当に仇討ちの機会を得たら
 どう行動するのだろうか?」
(それも、シリーズの最後半で・・・)

それが今回のモチーフです。


ですので、今回は主人公のマリン・レイガンはおろか
バルディオスまで絶体絶命の危機に陥ります。

アフロディアには、恨みを晴らす絶好の機会が訪れます。
完璧にセッティングされた舞台設定。

アフロディアは自らの恩讐の落とし前に
真正面から向き合うこととなります。

そこで、例の腹黒い御仁が絡んできて
物語は二重三重の陰謀に絡めとられるという
シノプシスになっています。

そして・・・。
以下はお楽しみ、ということで。

お話の必然性ゆえ、
巨大ロボット・バルディオスがほぼ出ずっぱりで
もう、ペン入れはそれこそ大変なことになってます。

ロボットばっかり描いてます。
こんなプロットにしなきゃよかった
と後悔することしきりです。


人物でしたら比較的スラスラと描ける(下手ですが)のですが
メカはウンウン唸りながら、ぎこちなく描いてます。

でも面白いもので数十ページメカやバルディオスを描いていると
だんだん慣れてくるもんでして
まだまだヒヨっ子ですが巨大ロボットのコツみたいなものが
分かってきます。



そこで知った知識。
「やっぱ、ガンダムの造形って、偉大だ!」
ってこと。

なんでバルディオス描いてて、ガンダムが出てくるんか?
ですって。

はいはい、このお話はまた別の機会に。
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水戸コミケは3月22日(月)3階D-28aです

2010-03-07 11:29:51 | 同人活動
いろいろと忙しくて
バタバタしている間に、「コみケットスペシャル5in水戸」
まで1ヶ月を切ってしまいました。

せっかくなんで観光を兼ねて前泊しようか、
なんて目論んでましたけど、どうにも忙しくて
当日朝、電車で水戸入りになりそうです。

下手すれば、都合で行けなくなることも・・・。
それは、いやだなぁ・・・。


いろいろと資材関係も届いています。
基本的には通常コミケと同じ感じですが
今回違うのは、サークル入場券のかわりに
サークル参加者ステッカーが配られていること。

ステッカーを胸に貼るということは、サークル参加者と
一般参加者を外見で識別しようとすることが目的と
想像されますが、何故でしょう。

入場混雑時の識別かなぁ?

梅のイラストが描かれた春らしい絵柄です。



まあ、今回は
朋友のあきみっち氏もいないので
孤独な旅路(byサイコアーマーゴーバリアン)となります。

当日水戸に来られるかたは
どうぞ遊んでくださいまし。

コミケ・ロンリー参戦というのは、
長く同人やってますとままある状況ですが
その場合問題となるのが生理現象への対応です。

その場合はどうしようもないので
貴重品だけ抱えて、職場放棄です。

開会時間が11時から4時ということで、
通常コミケと比べ1時間短い5時間ですんで
まあ、職場放棄は1回で済むでしょう。

あと、ロンリー参戦だと店番から外れられないので
他のサークルさんを回れないのが
悩みといえば悩み・・・。

早々に店じまいしてサークルまわりするか、
どうしましょうか・・・。

ひまでボーっとする「呆け同人」状態が続くようであれば
せっかくのコミケットスペシャル、見て回ることとしましょう。

スペシャルを見るのも参加するのも、たぶんこれが
今生の見納め・・・。

拙ねこらい堂を参加させて頂いて、本当に感謝でございます。
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【実話】「真・宇宙戦争」 後編

2010-03-06 20:10:32 | 日々雑感
時に2006年の春。

NEKOの勤務する会社は、
上を下への大騒ぎであった。

期末の忙しさに加え、本国から
内部監査人が来るのである。
(NEKOの会社は、外資系であった)

本国からの監査人を、日本人は
「監察軍」と呼び、恐れ、おののかれていた。
(決して「マクロス」好きがいたわけではない)

兎に角、細かく、イヤミに、上から目線で
じくじくとアラさがしをするのである。

かくいうNEKOも、監察軍の応対役として
選任されてしまった。

とにかく監察軍という種族はイヤミな人間が多く
「サー」の敬称を持つ貴族様だと
日本人は下等に見られ、直答を許さなかったり
逆に通訳を介するとイライラして
神経質にキレたりする人もいた。

男芸者に徹するしかない。
「よいしょーっ!」

気が重い・・・。

月曜日。

監査人がヨーロッパから来る。
かくいうNEKOは花粉症も重なって、頭が重い。

監査人が来た。


欧州某国から来た男性なのだが、
顔色が悪い。

水っ洟をだらだら流し
目が真っ赤で、涙をぼろぼろ流している。
しきりにくしゃみを連発している。

「大丈夫ですか?フルー(風邪)ですか?」と尋ねる。

すると、
「ナリタで飛行機から降りた時からおかしい。
 フルーじゃなくて、なにかアレジーのような気がする」との
お答え。

「アレジーって何?」と同席していた通訳さんに尋ねる。
「アレルギーです」

しょうがないので、導入のセッションを始める。
一通りスケジュールと、段取りを説明したところ
監査人を見ると、

しきりにくしゃみを連発し、
あまつさえ震えている。

さては、と思い聞いてみる。

「サー。サーの国にはcedar(杉)はありましょうか?」

「そんなものはない。それが何の関係がある?」

「サー。今、日本の大気にはcedarのpollen(花粉)が
 山程含まれており、アレジーの方はそれに過敏に反応する
 ことがあります。」

すると監査人は急に怒り出し

「日本の空気は毒だ!さのばびっちだ!
 だから東洋の後進国は嫌いなのだ!
 日本などブーシーだ!」

と叫んで席を立ち
あろうことか、そのまま帰国してしまった!

事実上の滞在期間、半日。

日本の、春の花粉まみれの大気が
杉など全く生えていない国から来た敵を
撃退したのであった・・・・。


「ところで通訳さん、ブーシーってなに?」
「紳士の言う言葉ではないです。Bull sit。
 訳はわたしの口からは言えません」

「ああ、牛の糞ってこと・・・」
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【実話】「真・宇宙戦争」 前編

2010-03-06 20:09:31 | 日々雑感
花粉症持ちには、厳しい季節になってきました。

昨日などは、関東地方
酷く飛んでましたね。
もう、グシュグシュです。

ところで、H・G・ウェルズ原作の「宇宙戦争」、
2回映画化されましたが、わたしなんかは
ジョージ・パル版の方が印象的でした。

まあ、子供の頃に観たからなんですけどね・・・。

圧倒的な科学力を持つ宇宙人が「トライポッド」
(初期映画版は「マーシャーン・ウォー・マシーン」)で
地球制圧を企て、地球人の反抗は全て無に帰す。

万事休すかと思われたその時
突如、戦闘マシン群が停止します。

そう、あまりに科学が進化しすぎて
完全無菌状態に慣れた「彼ら」は
地球の大気中の微生物、バクテリア、細菌等に犯され
あっという間に病死してしまったのです。

汚れた不潔な大気、これが人類を救ったのです。


これと酷似した実話が、私の身(というか仕事上で)
起こりました。

本当に、「宇宙戦争」みたいな出来ごとでした。

時に、西暦2006年、春(これ、重要な伏線です)・・・。

<つづく>
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