ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

おやぢ マンガ制作への道 第八章 「鳴る、電話」

2007-08-31 00:38:52 | 制作日記
コンテ(ネーム)を数日前から描き始めた。
マンガではネームと呼ばれており、映画では絵コンテだ。

脚本にのっとり、実際にコマを割ってマンガ風の絵を描いてみる作業だ。
絵は、丸と三角のレベルでいいらしい。

ところがそれが、描けない!
丸と三角でいいのに、だ。

ぜんぜん、ビビッてしまって鉛筆が動かない。
やはり3年のブランクは、大きいかなぁ。

全然描いてなかったもんなぁ。

自己嫌悪・・・。

描けない。
スランプだ。
Dr.スランプ、あられちゃんだ

悶々としててもしょうがないんで、
某知人よりのアドバイスも思い出す
「とにかく、キャラクターを立てる事!
 何もしない、何も喋らない奴よりか、
 動き回って、しゃべり回る奴の方が、キャラが立つやろ?
 キャラが立たんかったら、三文芝居でも香港演技でもええから
 とにかく動かせ!」

丸と三角のキャラクターでいいから、取り合えず描きつづけてみよう・・・。
丸と三角で、動かしてみよう・・・。

いい年こいたおやぢが、たかがマンガ描きで
四苦八苦してる。

これはこれで、面白いやん。
断念して単なる一般人となるか、オタク第一世代(ファースト)の沽券を
守り通すか、さあお立会い!

NEKOの映画三番館(その1 酷いエイガ)

2007-08-30 07:27:17 | 映画
「どんな映画であれ、映画は、
 1800円の入場料を払って観て下さるお客さんを
 満足させて帰ってもらわねばならない」

敬愛する某映画監督のセリフです。

映画好きなもので、昔から大作・傑作・駄作かかわらず
劇場に足を運んでました。

まあ、
「ああ、つまんね」
「ま、こんなもんか」
的な感想の映画は山ほどありましたが、

「なんじゃこりゃ!金、返せ!!」と憤慨したのは
3回だけありますね。

「サランドラ」
「あなたの目が、潰れます!」という東宝東和お得意の
強烈な宣伝文句がウリの恐怖映画でしたが、
宣伝が全くの嘘っぱちで、恐怖映画ですらなかった。

有名なエピソードで、映画館の前に、
「牛の首をも刎ねる、恐怖の殺人武器・ジョギリ!」
という張りボテが、立て看板に貼ってあったのが
上映が終わるとポッキリ折られて、
「嘘つき!」と落書きがしてあったとか。

「ブルース・リー 死亡の塔」
シナリオ・構成等めちゃくちゃで、ストーリーになっていない、
ブルース・リーが出ない、というのは序の口で、
人喰いライオンが襲って来るシーンで、
お昼のTVのバラエティショーに出てきそうなヌイグルミライオンが
出てきた時には、シートからズリ落ちそうになりました。

「これはきっと、ライオンのぬいぐるみを着た拳法使いが
 襲って来たという設定なのだろう」
と、自分なりに納得して(自分を騙して)観ていました。

「ヤマト」の冥王星基地の設定のパクリが出てきたり、
主人公が「死亡の塔」を探していたら、実に都合よく宇宙服ぽい制服を着た
あんちゃんが歩いていたり、
死亡の塔の中で、何故か原始人が出て来たりと
観ると確実に知能指数が50くらい下がる映画でしたね。

「エヴァンゲリオン シト新生 DEATH & REBIRTH」
TV版エヴァが好きでしたので、
あまりケチはつけたくありませんでしたが
この映画は酷い。
というか、映画にすらなっていない・・・。

DEATH編は、ストーリーを追うことを断念した総集編というか
名シーンのコラージュ。
REBIRTH編は完全新作・完結編の予定が、
20分くらいでENDマーク、
続きは夏の新作へ・・・。なんだこれ?
夏の完全新作の予告編を、入場料取って見せられたという感じですね。

その後の夏の「THE END OF EVANGELION」は
ちゃんとした、独立の作品にはなっていましたが、
その内容のドギツイこと・・・。
暗~い気持ちで劇場を後にしたのを覚えています。

ちょうど鑑賞後のどんより感が、
「片腕ドラゴン」と似ているなあ・・・。
というのが、当時の感想。

あと、人づてに聞いたのが
「ガンドレス」というアニメーション作品も酷かったらしいですね。
この作品、未完成作品を小屋にかけてしまったという、
前代未聞のシロモノらしく、なんと劇場正面に
「この作品は、未完成のまま上映されますので、その点をご納得の上
 入場ください」などという
破廉恥極まりない案内が出たとのことであります。

まあ、内容は推して知るべしの内容だそうですが、
面白いのは、あまりにも酷い内容なのがかえって口コミで評判を呼び
イカ物好きマニアが結構観にいったため、そこそこ入ったということ。

まあ、色々と書きましたが、
9月より、「エヴァンゲリヲン」の新作が公開されますので、
その前に厄払いということで・・・。

今度は、何の憂いもなくスカッと面白いといいなあ・・・。

幕間 お笑い

2007-08-29 23:33:12 | 日々雑感
忙しくて、普段TVはあまり見られないが、

プロレスとお笑いは欠かさずみている。

関東地方ではテレたま(テレビ埼玉、泣けるね)で
火曜日の深夜、大日本プロレスが観れる。名付けて「大日大戦」

毎回のごとく、蛍光灯デスマッチを観れるが、これは
ひとつの芸の域に達してますね~。

蛍光灯を使った攻撃が、いろんなバリエーションで登場します。
勉強になるな~。

あと、お笑いでは

にしおか すみこが最近のお気に入り。
「にしおか~、すみこだよぉ」
とか
「仕事もしないで、原稿のこと考えてる、ヲタおやぢは
 どこの、どいつだ~い?」
とか、しょっちゅう真似してます。(してないって!)

アムロ・レイ芸人の若井おさむも好きなんだけど、
最近、あまり見かけない・・・。

なんでも、ガンダム・ネタでは「ガンダム講談」ってのも
あるそうな・・・。

「講談師、見て来たようなジーク・ジオン」とか言うらしい。
聞いてみたいなぁ。

おやぢ マンガ制作への道 第七章 「制作、侵入」(承前)

2007-08-27 23:59:34 | 制作日記
シナリオ打ちは、土曜日一日を丸々つぶして完成。
以外と早くできました。

かのスルベスター・スタローンは、名作「ロッキー」のシナリオを
1日で書き上げたとか。

負けてられへんでー。
さすがに、パソコンという文明の利器のおかげと、
会社つとめで鍛えた、文書作りの腕の賜物か?

次のネームは、当たりとはいえ、絵をかかにゃいけません。
数年のブランクがあるが、大丈夫かなあ。

ちなみにこれが、コバルト文庫版、下巻のジャケット。
うまいなぁ、誰の絵だろう?

おやぢ マンガ制作への道 第六章 「制作、侵入」

2007-08-26 14:40:29 | 制作日記
第三の使徒、ネーム
その半分までこなしたよ。

わたくし、昔からネームはまずシナリオ風にト書きを書いて
それから、いわゆるネームを切るという、下書き風の設計図を描く
という段取りにしています。

いきなり、ネーム切りに入ると
途中でいやになる、
話がどんどん変わっていく、
ページ数が足りない、

などなど、挫折する事が多いもんで・・・。

作家さんみたいな、常設の作業場所があこがれなのですが、
そんなものはなく、卓袱台の上を臨時の作業場に・・・。

久しぶりな、をたく丸出しな痛い作業環境に、
同居人の目線が痛い・・・・。

とにかく、前篇のシナリオは完成。
まあ、50ページくらいになるかなぁ・・・。


幕間 「キャプテン」

2007-08-25 22:12:04 | 映画
久しぶりに映画を観てきました。

この前見たのは、「武士の一分」だから数か月振りかしら。
観たのは「キャプテン」。

ちばあきおの名作の実写化だ。
文部科学省推薦とか、PTAなんとか会推薦とかが付いてる。

家族向けのファミリー映画と思ってみると
畳みかけるような演出にはらはら、ドキドキさせられました。

全般的には、青少年向け、健全野球ドラマなのですが、
職員室が、ブロンクスの警察署みたいにスモークでくすんでいたり、
顧問の先生が、ブルース・リーみたいなトラック・スーツ着たり
墨谷二中の決勝戦への出陣は、ナインが並んで歩くのを
スローモーションで撮って、鳩が飛ぶという、
バカ映画(褒め言葉です!)の匂いを感じさせるシーンがちらちら
出てくるのが、面白い。

監督が、日本を代表するB級アクション監督と聞き、
成程、とうなずきました。

久し振りに映画で泣けました。

おやぢ マンガ制作への道 第五章 「瞬間、頁重ねて」

2007-08-22 23:57:33 | 制作日記
DVDを一通り通して見終わった。
あとは、未制作エピソードのプロット、シナリオの断片を探すべく、小説版を読んでみる。

「宇宙戦士バルディオス」のノベライズは、
文化出版局版 若桜木虔著、集英社コバルト文庫版 北見徹著、朝日ソノラマ版 酒井あきよし著の3種を確認しています。
いずれも上下巻の2巻組です。
いずれも1980年頃の出版で、当然ながらいずれも絶版。

当時購入した記憶があったのですが、書庫を探しても見つからず
ということで、某オークションにて再度全て買いなおし。
金額の相場がコバルト版、それも下巻が高いというのが興味深い現象です。

カバーイラストは、ソノラマ版は既存イラスト・ワークスの流用で、文化版・コバルト版が描き下ろしです。
確かにコバルト版のカバーイラストは上手く、下巻のアフロディアは、オリジナル設定と若干異なるタッチが新鮮で、カバーだけでも「買い」かもしれません。

中身はいずれも、TV版・映画版のシナリオからの再構成となっております。
映画版のシナリオだけだと、上下巻計600頁は持たないので、どれくらいTV版のエピソードを加え、再構成するかが作家の腕の見せ所となります。

三種類、計6冊ですが会社の行き帰りであっという間に読めてしまいました。
(片道1時間半以上かかるので、じっくり読書時間が取れるのです)

文化出版局発行・若桜木虔版は、オープニング・クライマックスは映画版、中身はTV版のエピソードをほぼ順番通り並べるという、ある意味オーソドックス、ある意味工夫のない構成をとっております。
TV版のシナリオをそのまま引用している箇所も多く、小説としては今ひとつの出来ではありますが、資料性は十分です。

氏の名前は、小説版「宇宙戦艦ヤマト」で初めて知りましたが、あまり印象のある作風でなく、どちらかというと粗製濫造というイメージが強い(失礼!)作家です。
確かに、本作でもあまり基本設定を十分に読み込んでいないと思われる箇所が随所に出てきます。
氏には戦闘空母アルゴルと亜空間要塞アルゴルの区別がついていないようで、戦闘の最前線に常に亜空間要塞アルゴルが出現するとか、アフロディアは常にマントとサーベルを帯びているとか、雷太が「わたしは・・・」などというオカマ言葉を使ったりとか
トホホなシーンが頻出します。

「マリンは意識を失ったアフロディアの愛らしい顔を眺きこみながら・・・」
(裏切りと復讐の旅路より)

アフロディアを「凛とした美人」、「意思の強そうな美人」と描写しているケースは多いですが、「愛らしい」というのは勘違いといえども、結構ググっと来るものがあり、
ネタにしたいと思います。

何故かオークション価格が高めの集英社コバルト文庫・北見徹版。
この作者は正体不明です。
当時、ティーン向け小説を中心に書いていた職業作家でしょうか?
北見版の特徴は、セリフを全て独特な口調に代えているところです。
何とも独特な感じで、ティーン向け青春小説風とでも言いましょうか、
ロー・ミドルティーン層の読者を意識した口調となっています。
あと、映画版をベースにTV版のエピソードを挿入する構成は、若桜木虔版と同じですがTV版エピソードを放映順に並べた若桜木虔版と異なり、物語を分解・再構成しており
所々重要なエピソードでは、シナリオの行間の補完のため、独自のエピソードや心情描写を挿入しております。

オリジナルにない、かなり色っぽいエピソードも挿入されており、そういった意味では、かなり作家性の強い作品として仕上がっています。
読後の満足感では、若桜木虔版よりかなり高いです。

最後に、朝日ソノラマ・酒井あきよし版。
酒井あきよし氏は、TV版・映画版の脚本も担当したため、ある意味これが本命版でしょう。情景描写もしっかり書き込んであり、3種類の中では一番小説っぽい仕上がりです。
唯一気になったのは、じっくり書き込んであるせいか、ほとんど映画版のプロットをなぞる形になっており、エピソードが若干薄味めなところですか。

小説としては今ひとつだが、下敷きにしているTV脚本の原型が伺える若桜木版、
独自の切り口で物語を再構築している北見版が参考になりましたね。

未制作で終わった「アフロディアに花束を」のTV脚本の原型が
おぼろげながら見えてきた感じです。

さて、ネームを切るぞ!

おやぢ マンガ制作への道 第四章 「DVD、魂の座」

2007-08-20 23:35:46 | 制作日記
時に、西暦2007年8月20日、
第三の使徒、ネームとの戦いに疲弊していた。

バルディオスDVD第3クール分を見ました。
いわくつきの第3クールです。
本放送では
27.私が信じたスパイ
28.決死のランデブー飛行
29.地球氷河期作戦
30.地球不毛の日
31.破滅への序曲 (最終回)
と、たったの5回しかありません。

実際は、
27.私が信じたスパイ
28.決死のランデブー飛行
29.地球氷河期作戦
30.地球不毛の日
31.失われた惑星(制作済・未放映)
32.破滅への序曲・前編  最終回
33.破滅への序曲・後編(制作済・未放映)
34.地球の長い午後(制作済・未放映)
35.アフロディアに花束を・前編(未制作)
36.アフロディアに花束を・後編(未制作)
37.亜空間要塞最後の日(未制作)
38.雷太よ 明日を救え(未制作)
39.永遠への旅立ち(未制作・本当の最終回)

と丸々1クール分ありますんで、8回分飛んでいます。
未放映8回のうち、制作済3本は、なんとDVDで見ることができます。

31.失われた惑星
33.破滅への序曲・後編
34.地球の長い午後

の3本です。
マリンとアフロディアの関係の終着点を描かれる予定であった
「アフロディアに花束を」以降の5本は、この世に存在しません。

ただ、34話「地球の長い午後」の次が、「アフロディアに花束を・前編」
なので予告編位は収録されているかも、と一縷の望みを抱いたがありませんでしたね。

29話の「地球氷河期作戦 」は、さすがに作画が美麗です。
今見ても色褪せませんねぇ。
学生デビットと教師時代のクインシュタインの絵など
ちょっとした耽美系でも通じそうな絵の上手さです。
さすがはスタジオZ5。

驚いたのは28話「決死のランデブー飛行」。
ジェミーとマリンが痴話げんかをして、すねたジェミーが単独行動を取り
危機に陥るという話です。

孤児院の子供共々ジェミーがアフロディアの人質にとられ、マリンを誘い出そうと
画策するシーンで
「マリンは来ない!」と言い切るジェミーに対し
「お前はマリンの仲間のくせに、マリンの気持ちも読めないのか。
 マリンはお前たちを見捨てるような男ではない。
 決して、ない。!」
と力強く言い張るアフロディア。

こうなるともう、半分アフロディア様のおのろけみたいな感じで、「ごちそう様」って感じですね。

この回の作画は、全般的には「うわぁ」というレベル止まりですが、
このシーンのほんの2カットだけ、
ここのアフロディアの作画だけが非常に上手いので驚きました。

「決して、ない!」とまなじりを上げる、バストショットのカット。
「来たな・・・」と後ろを振り返るワンカット。

特に後者は、軍帽からはみ出した髪が微妙にたなびく様子
も表現されており、穏やかな表情のアフロディアとしては
TV版随一の上手さ。

この回の作画は、影山・いのまた・本橋といった上手どころがメンバーに入っていないのに、いったい、誰の仕事だろう??

TV放映時の最終回、32.「破滅への序曲・前編」は流れで見ると
やはり重厚さでは群を抜いています。

いよいよ終局である、というシナリオの練りこみと
破滅へと向かう悲壮感。

やはり強引に終わらすには、この回しかなかったのだなあ、と再認識した次第。

さて、DVDは一通り見たぞ。

あとは、小説版3種を一気読みしたら、いよいよネームをかくぞぉ。
(おいおい・・・)


おやぢ マンガ制作への道 第三章 「コミケダイバー」

2007-08-19 23:38:28 | 制作日記
2007年8月19日
本日は、夏のコミックマーケット3日目。

カタギの方にもわかりやすく説明しますと、
コミック・マーケットというのは、夏の場合おおよそ3日間の会期です。
1、2日目は、ゲーム・女性好みのジャンルが多く
3日目は、男性向けのジャンル(要はスケベ)が多いという
カテゴライズになっております。

よって、自ずから3日目は
  クサイ(野郎の密度が高いため)
  水っぽい(汗まみれの・・・以下同文)
  殺伐としている(以下同文)
との定評があり、
おたく第一世代(ファーストと呼ばれる)(本当かい?)にとっては
結構強烈な環境であり、
この環境に飛び込むことを「コミケダイバー」と呼んでいる(嘘)。

わたくしことNEKOは、本日所要により「コミケダイバー」に
出動致しませんでした・・・・。

残念。
(おいおい、全然制作日誌になっとらんぞ!)


おやぢ マンガ制作への道 第二章 「雨、逃げ出した後」

2007-08-16 23:58:53 | 制作日記
西暦2007年8月16日。
第3の使徒、ネームとの戦いは続いている。
というか、相変わらず戦いすら始まっていない。

バルディオスDVDは2クール分26話までを視聴完了。

第16話「悪夢からの脱出」
戦いのストレスに疲弊したマリンが、夜な夜なの悪夢に不眠症になるという
サラリーマンにとっては、他人事と思えない話。
演出はメロメロだが、Bパートの作画が急に上手になるという
作画面も分裂的な作品。

第17、18話「裏切りと暗殺の旅路(前編・後編)」
第20、21話「甦った悪魔(前編・後編)」

離れたままだと、マリンとアフロディアの関係が全然進展しないので
強引に直接対決に持ち込んだ2エピソード。

「裏切りと暗殺の旅路」では、地球を追放になったマリンを抱きこんで
まんまと防衛軍ブルーフィクサーの本拠地を探り出すという、策略の話。

「マリンが、そう簡単に地球を裏切る筈がない」という過剰なまでの思い込みと、
卑屈に仲間に加わろうとする(芝居だったが)マリンへの幻滅とが相まって、
半分頭がイっちゃって、裏切り一歩手前の行動を取ってしまうアフロディアがいい。

「この男の言うことを信じてはいけません。
 この男のことは、私が一番良く理解しています。」
と、無意識のうちに自爆発言をしてしまうアフロディアが、かわいい。
いつ、そんなに関係が進展したのか?

「蘇った悪魔」。絵は悲惨ですが、プロットは最高です。
S-1星人と地球軍の下っ端兵士が、たまたまベリシア平原で
廃棄された巨大核基地を発見し、一致協力して「第三帝国」を名乗り、
両軍を脅迫するという、往年の「独立愚連隊」みたいな筋立て。

地球軍は、近代兵器を使わない殺し屋5人の暗殺部隊を派遣する、という
マカロニウェスタンのようなプロット。
これも創作意欲がそそられますが、それはまた別途ということで。

結局、S-1星の暗殺部隊とはち合わせして、地球の無頼プロフェッショナルと
S-1星暗殺忍者部隊は全滅。
残ったのは、マリンと傷を負ったアフロディア。
周りは極寒のベリシア平原と、飢えた狼。
近代装備を何も持たない二人は、無事生き延び、「第三帝国」の核攻撃を
阻止できるのか。

お話的には、シリーズ中最高の盛り上がりです。
傷を負ったヒロイン、極寒の地、何も装備がない、憎しみ合う二人が同じ目標に向かって進まざるを得ない、というどう転んでも二人がくっ付かざるを得ない舞台設定もお約束。
二人の関係を決定づけるエピソードです。

これで、絵が良かったら・・・と惜しまれる回です。

いかん、DVD見てうだうだ評判してるだけじゃん!
ネームがぜんぜん進まん!
逃げるしかない・・・