ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

【お馬鹿名作劇場】完全スコア版発売記念「ロッキー4」

2010-06-02 01:08:41 | 映画
大好きな映画作品なんだけど、
やっぱ馬鹿映画かなぁ、いびつな作品だよなぁ・・・・。

という作品群を気まぐれにご紹介。

まあ、その時のNEKOの気分と気まぐれということで
お付き合いください。


ド迫力だが内容スカスカ「ロッキー4」

うらぶれた中年ボクサーと彼を取り巻く
下層白人の悲哀をウェットなタッチで描写した
アメリカ版「あしたのジョー」という風情の
佳作「ロッキー」。

監督は人情派ジョン・G・アビルドセン、
音楽がイタリア系でアコースティック派のビル・コンティ、
主演シルベスター・スタローン。

このトリオががっちりスクラムを組んで成功した第一作も
シリーズが進むにつれ変容。

「ロッキー2」では再びトリオが再結成されたものの
巨漢の黒人ミスターTと闘う「ロッキー3」では
やってられないと思ったのか監督のアビルドセンが外れ
スタローン自らがメガホンを取り、

続く「ロッキー4」では音楽のビル・コンティが外れ
有名なあのファンファーレが流れなくなる。
代わりに採用されたのは無名のヴィンス・ディコーラ。

さすがにあの有名な曲が流れないとロッキーの雰囲気が出ないので
なんだかパチもん臭いモドキメロディが流れ
胡散臭さが充満する。

どうも、ビル・コンティもどきのスコアでぎりぎり著作権に抵触しない
なんて変な仕事なんで、ヴィンス・ディコーラというクレジットも
変名っぽい。

アメリカ映画には変な慣習があって、監督が制作側と揉めたりして
名前を出すのを拒否すると

「アラン・スミシー」という変名で出すことがあるので
それと同じと見ています。

時々、駆け出しの映画評論家が
「監督は新人のアラン・スミシー」なんて評論してることがありますが
「もう少し、勉強せい!」と突っ込みたくなります。


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