ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

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サンテレビ系未公開カラテ映画うろおぼえレビュー(その3)「燃えよ!ジャガー」

2012-09-10 23:13:19 | 映画

TV公開題名「燃えよ!ジャガー」

原題:「嶺南之虎」「功夫小子」

英語タイトル:"Tiger From Canton" "Martial Hero of Southern Frontier"

監督 岳楓

撮影 賀蘭山

主演 ヤン・ウェイ、金霏、李漢城、唐天希

製作会社 ショウブラザーズ

1973年製作

TV放送 昭和50年1月

 

洋泉社の秘宝系ムック本で、某アクション監督がこの作品を

「ソバ屋が主人公で、金を払った、払わないで勝負する話」と評していたが

まさにそのとおりの内容(笑)。

 

でもそんなに馬鹿にしたものではなく、まあまずまずの出来の作品。

マカオで屋台のラーメン屋をやってる主人公・ジャガー(ヤン・ウェイ)が、

街を牛耳るヤクザに因縁をつけられ、立ち向かいます。

次々とやってくるヤクザを倒してジャガーは商店街の人から祝福されるが、

ヤクザのボスは禿頭怪力の用心棒を雇います。

最後の対決。

ジャガーの必殺技(腕を三回捻じって喉を掴んで締めつける)に対抗して、

怪力は硬気功の達人。

ジャガーは相手の息継ぎが切れるまで絞め続けるが、その間ヤクザたちが背後からジャガーをメッタ刺しに。

最後の一撃で用心棒を倒し。彼女の家までなんとか辿り着くが、そこで息絶えます。

 

他愛ない単純なお話ですが、ヤン・ウェイの殺陣は見事で、カメラもいい。

何のことはない、撮影は賀蘭山こと西本正。

東宝の撮影監督だったのを、技術指導ということで

香港に招聘され、キン・フー監督作品や、ブルース・リーの諸作で

カメラを回しています。

なんでこんな小品の撮影監督を引き受けたのかは謎。

 

有象無象の安っぽい空手映画の絵とは全く違うのが一目瞭然。



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