ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

おやじ、マンガ、描いてます! 第十五話(再び) いつわりの完成間近

2009-04-25 22:39:28 | 制作日記
スランプです。
ちなみにDr.スランプではありません(あたりまえ!)。

ある頁の絵が気に入らなくて
何回も描いては消し、の繰り返しです。
ComicStudio上では何回でも描いたり消したり出来るのですが
どうしても気に入った絵が描けません!

描けば描くほど下手になっていくようで、いけませぬ。
ここ一週間は、ずっとこの頁を繰り返しやってますので
なんか煮詰まってきた感じです。

仕方がないので、もう一回この頁は
紙の上で描き直しです。

その頁というのは・・・・。


起き上がるマリン。
重傷を負っていたのだが、大丈夫なのか・・・。
それとももう既に・・・。

まだかすかにのぞく青空に向けてつぶやく・・・。
「オレは、地球に帰ってきた・・・」

というくだり。

本エピソードのへその部分になります。
だから拘っているのですが、駄目なんです!

まともな絵がかけるまで、少し
山篭りしてきます・・・・。

探さないでください・・・。

山は・・・、愛宕山とか
そう高くないところで・・・(軟弱)

野望の王国 その1 「胎動」

2009-04-24 22:40:08 | 制作日記
新約宇宙戦士バルディオス「愛に時間を~永遠への旅立ち」の
執筆を進める中で、ずんずん、つのってくる想い。

巨大ロボット物のフォーマットというか
空気というか・・・。

それがすごく、描いていて楽しい!

メカ対メカの肉弾戦と、
それに横糸のように重なる人間模様。

絵的にいうと、ロボットやメカを描く
超ロングのショットと
人を描く寄りの絵・・・・。

いい年こいて笑われそうですが
そんなお話を描くことが、とても楽しいのですね
これが・・・。

オリジナルの銃撃アクションや、西部劇を描くのも楽しかったですが
それとは異なる、格別な面白さがあります。

まだ、「愛に時間を~永遠への旅立ち」を描いている最中ではありますが、
次回作も描きます。
「永遠への旅立ち」を描く中で蓄積されつつある「想い」がありますので
それをケント紙にぶつけます。

それでようやく、新約バルディオスは完結しそうです。

その前に箸休めで「もっと馬鹿本(仮)」とかを
創ってしまうかもしれませんし、また色々あって
執筆が止まってしまうかもしれませんけどね・・・(苦笑)。

おやじ、マンガ、描いてます! 第十五話 いつわりの完成間近

2009-04-20 00:00:34 | 制作日記
すいません。なんか苦し紛れのタイトルです。
おばかです。
どうしようもないですね。
元は「いつわりの平和会議」


地獄巡りエピソードの終わり辺りを描いてますが、
ここに来て、まずいことを発見。

コマの繋がりが悪い!

どうもあと1頁ほど追加しないと、上手くテンポ良く
話が流れていかない!

でも1頁ってのは半端で、その後の見開き・断ち切りが
ずれていってしまうんですよねえ・・・・。

どうするかなぁ。
1頁追加して、後の頁全部補正をかけるか・・・。

まだまだ、時間がかかりそうです!

勇気を出して はじめてのデジコミ 最終回「お楽しみは、これからだ!」

2009-04-19 16:16:20 | デジコミ
デジコミシリーズの最終回です。

ComicStudioでのデジコミの書き方について、
小生が強烈な食わず嫌いをしながら、なんとか辿り着いた
境地について、まあこんな事例もあるよ、ということで
ご紹介します。

事例は、現在製作中の「永遠への旅立ち」からの
実際のワークスです。

まず、ブラシを鉛筆モードにします。
ラフな線でもいいように、太めの芯を選択します。
用紙の縮尺を小さめ(ズームアウト)にして、全体のバランスを意識して
書きます。





ComicStudioの弱点として、全体のバランス感に欠けるという部分が
ありますので、全体のあたりを取るときは
極力ズームアウトにして書くようにしています。

線が何本になってもいいので、どんどん書きます。
シャッシャッっという、鉛筆の音が聞こえるような感じで。
(実際は聞こえませんが)


だいたい形が取れたら、用紙の縮尺を大きめ(ズームイン)にして
ぺン入れをします。
あとで消せるので、気にせずどんどんいれます。






下書きの線がいっぱいあって、どうにもペン入れが出来ないときは
一旦下書き線を、思い切りよく消して
少し細めの芯の鉛筆に変えて、少し丁寧目に下書きをします。





ここは、ラフにペン入れできない難しい部分なので
納得いくまで下書きをします。

下書きができたら、全体のペン入れが終わるまでペン入れです。





ペン入れが一通り終わったら、下書き線を非表示にして
ペンだけの線を見て見ます。
自分の場合、大概ひょろひょろとした、情けのない線になってますので
ペンの線を仕上げをします。






仕上げのコツは、アナログの時と同じです。
ここは、非常に細かい個別のテクになりますので省略しますね。
もし興味のある方は別途個別にどうぞ。

なんとなく出来上がりましたね。
あとはベタを置いて、効果線入れて、トーンを貼って
出来上がりです。

どうでしょうか?
少しでもお役に立てましたでしょうか?

まったくデジコミアレルギーだった、おやじマニアが
まあ、ここまで来ましたということで
ご参考にしてみてください。

勇気を出して はじめてのデジコミ 第七章「そして、今」

2009-04-18 12:07:42 | デジコミ
恐ろしいことです。
大学の漫研でペンを握って以来ン十年、
「マンガはペンと墨汁とケント紙で描くべし!」
と頑なに思っていたオヤジが、宗旨替えです。

デジコミは使える!

ComicStudio Exのバージョン4.1以降になって
実用に耐える、というか
「慣れれば」イイ道具じゃん!と再認識。

デジコミで仕上げるのなら、
手描き、スキャニング、補正と3ステップを踏むより
直接書き込んでしまった方がいいのが道理。

最後の難関、入力装置の「ペンタブ」も
要は「慣れること」
に尽きますね。

最初はとっつき難く、「なんだ!こんなもの!!」と
思っていましたが、
慣れるとこんなに使いやすいものはない!

慣れてしまうと、マウスよりずっと使いやすい。
絵描きじゃないときも、ペンタブで操作しています。

現在執筆中の「永遠への旅立ち」は、
最初は紙と墨汁でスキャニング、という段取りでしたが
絵が気に入らない場合のリテイクは、デジタル・オンリーでやっています。

現時点でのComicStudioでの描き方はこんな感じです。
まあ、ご参考に。

ざっと、下書きをします。
太めの鉛筆ブラシで、拡大率を小さくして描きます。
デジコミは、細かな処理は得意ですが
大まかなバランスが取りづらい感じがしますんで。

荒い下書きで、とりあえす描ける線を
置いていきます。
ペン・ブラシは、小生はほとんど補正をかけません。
ComicStudioでは、ペンの線も消せるので、どんどん置きます。

複雑な部分は、荒い下書きだとつらいので
一回下書きを消して、鉛筆ブラシをシャーペンモードにして
細かく書き込みます。

どんどん消して、どんどん描くのはアナログの時と同じです。

難しいところを、ペン書きします。
ペンが一通り入り終わったら、下書きを非表示モードにして
仕上げます。


絵的な話しですが、ComicStudioでは何故か
うっかりしてると、松本零士先生風のタッチになる。

これは面白い現象です。

真似して描いたことは、畏れ多すぎて
ほとんどないのに
どういうことなんでしょうかね?

ComicStudioではきっちりとした線が描けます。
太さが一定して、キレはシャープですが
メリハリを利かせるのが、以外と難しい。

そこらへんが影響しているのかもしれません。


兎に角、インクの線が「消せる」というのと
スキャニング、濃度補正の手間を省ける、というのが最大の利点。

逆に欠点は、全体感を見る、とか
紙になったときの感じを見る、
というのができないことでしょうか?

あと、引っくり返して見る、
ことが簡単にはできないのも辛いですね(笑)

おやじ、マンガ、描いてます! 第十四話 さらば愛しのルパン

2009-04-15 00:00:31 | 制作日記
すいません。「さらば愛しの・・・」と聞くと
つい「ルパン」!と出てしまうんで・・・。
確か宮崎峻演出でしたよねェ。



まず最初にサブタイトルネタをやるのが
だんだんパターン化しつつありますね。



ようやく、地獄巡りのエピソードも
アフロディア(!)が登場するに至り、
ほっと一息ついています。

「おいおい、アフロディアはお前の作品でも
 前回、亡くなったはずだろ!」

って突っ込みを頂きそうですね。

はいはい、その通りであります。
アフロディア様は、マリンの腕の中で事切れまして
ございます。

小生も、スピリチュアルなことは興味ございませんので
そういう解釈になります。
(もって廻った表現だなぁ!どういう解釈だよ!)

NEKO流解釈で、ガットラー・マリン2人の
「狂気」を「落とす」ための
重要な仕掛けなのです。

本エピソードのテーマは
「愛と銃弾と狂気」
としてありますので。

どんな仕掛けとあいなりますかは、もう少しお待ちくださいませ。

NEKOのモットー、
予想は裏切り、期待は裏切りません。

でも、地獄巡りが続いた後、
アフロディアを描くとほっとします。

男を描くのもいいけど、やっぱきれいな女の人を
描くのは楽しい!


勇気を出して はじめてのデジコミ 第六章「ハーフデジタル作戦」

2009-04-05 23:36:41 | デジコミ
普通、小生は投稿サイズ(27X18センチ)の
市販の漫画原稿用紙を使っております。
そこにガシガシと鉛筆で下書きをします。

鉛筆の下書きの上に、ペン入れです。
インクは、学生の頃からずっと墨の華を愛用してます。
製図用インキや証券用インキも使いましたが、何かインクの乗りが
格段にいいので好きなのです。

さて、「アフロディアに花束を・前編」の執筆です。

目標は、兎に角何でもいいから「デジコミ」を使うこと!

ここで普段と手順を変えたのが、枠線と吹き出しです。
これらは下書きだけで、ペン入れをしませんでした。

あと悩んだのが、ベタと仕上げ。
ペンで主線を引いた後、細かくベタを置いたり細かい線を引いたりして
全体の絵の調子を見ながら、画像を整えていくという作業があるのですが
これもアナログ作業でやることにしました。

やはり、全体の調子を見ながら、というのはアナログかなぁと思った次第です。

ホワイトでの修正も悩みました。
デジタル側での作業の方が楽そうなんだけど、細かな部分は消し忘れが怖い・・
・。

結局、見てあきらかに修正と分かる大はみだし箇所はそのままに、
細かくてPC上ではなかなか判別できそうにない箇所には、
アナログで白ペンキを塗っていきました。

ということで、枠線・吹き出し・トーン・効果線無し、一部ホワイト未修正、
一部背景なし、消しゴムかけ済という、中途半端な
ペン入れ原稿が出来上がりました。

枠線や吹き出しがなく、一部真っ白なコマがあるペン入れ原稿というものは
なんとも心もとない感じで、おいおい大丈夫かよ!
と思わず突っ込みたくなるシロモノでした。