ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

おやぢ マンガ制作への道 第十七章 「人の描きしもの」(その4・「落ちた!」承前)

2007-10-12 00:51:51 | 制作日記
前回の「落ちた!」編で
「少年マガジンを鞄から出した」と書きましたけど、
さすがにいい年となってくると「おやぢマニア」といえど社会人兼業の場合
「少年なんとか」系マンガ本を電車の中で読むのは、気がひける。

カバーをすればいいかもしれぬが、本のボリュームや見た目で
マンガ雑誌であることは、他人の目から見て明らかであり、
カバーをかける行為自体が明らかに奇妙である。

抜き身で読むしかない。

ということで、羞恥心も手伝い滅多にマンガ雑誌は買わなくなりました。
時折こうして買ってしまうのは、他人の読んでいる雑誌をチラ見して
「これは!」と思う絵が目に入った場合のみです。

今回も、人様が読んでいた少年マガジン45号(今週号)の
真島ヒロ先生と棚橋なもしろ先生の描く女性キャラの絵が目に入り
「上手い!」と直感して
購入した次第。
ちょうど、190ページと266ページだ。


ちょうど、今描いている「新約バルディオス」の参考にもなりそう。

真島先生のエルザというキャラは、小生のストライクゾーンだし
棚橋先生の描くエリカというキャラの、髪の毛の処理はなかなか勉強になる。

ただ、嬉々としてこれらの作品を見ている間にブラックアウトが発生したのは
前回書いたとおりです。

おやぢ マンガ制作への道 第十七章 「人の描きしもの」(その3・「落ちた!」)

2007-10-12 00:35:41 | 制作日記
「落ちる」
柔道で、気絶する。「締められて―・ちる」(「大辞林」より)


お酒を飲んで電車に乗った場合、もし空いていても
席に腰掛けるのは要注意である。

酔い具合にもよるが、寝てしまう可能性が大いにある。

その寝かたも、
「ああ、眠い。寝てしまいそう・・・・」とうつらうつら、
隣の人によりかかって突き戻される、という
「ユラユラ睡眠型」ならまだいい。
眠り自体が浅いので目的の駅が分かる可能性が高い。

「ああ眠い、寝そう・・・」といって眠ってしまう
「うたたね型」もまだいい。
経験上、15分位で目が覚めるので、目的駅の直前で
寝込まない限り、まあ問題ない。

問題は
「落ち型」。
柔道で頚動脈を締められて気絶するように、
寝た事も気がつかずに、意識を失うタイプだ。
この場合、目が覚めた時まず自分がどこで何をしているのか
理解できない。
長時間熟睡している場合が多いので、遥か遠くまで連れてこられている
事が多い。

こいつを久しぶりにやってしまった!

学生や、社会人初期の頃は結構やったが
最近はここ10年以上やった記憶がない。

ここ最近、仕事で遅いのに加えて、マンガ原稿執筆をやっていたので
午前1時帰宅、
入浴・食事の後マンガ執筆
午前3時30分就寝
午前7時起床
という、友人のA氏のような生活パターンを送ってきた。

いい具合にアドレナリンが出て、
普段からボーっとしつつもナチュラル・ハイといった状態である。
まるで、大学生の頃のような感覚だ。

そんな状態で、仕事関係の飲み会に行ったのがいけなかった。
分量はセーブしたつもりだったが、飲み進むにつれ
脳髄にアルコールが染み渡り、いい具合に自律神経系がいかれてきて
帰りの電車で、たまたま空席を見つけ、座って、買ったばかりの
少年マガジンを鞄から出した瞬間に意識が飛んだ。
眠ってしまった事もわからず、気がつけば目的駅よりさらに北方、埼
玉県の北のはずれまで来てしまった。
栃木県が目の前である。

時間帯がまだ早く、上りの折り返し電車があったので事なきを得た。
今度は座らず立ったままで行ったのは言うまでもない。

げに恐ろしきは、意識のブラックアウトである。
でも、目が覚めた時のスッキリ感はなんともいえないんだよな。