ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

まだまだ語りたい、新劇場版ヱヴァンゲリヲン 序

2007-10-07 01:55:38 | マンガ・アニメ
【完全にネタバレです。未見の方は猫跨ぎを・・・】

出だしは、全くTV版第一話をなぞってました。
ところどころ絵のグレードは上がっていますが、
構図・カット割り等ほとんど同じ。

「あれあれ、懐かしいなあ!」という感じ。
下手すれば、原画を流用しているのでは、と勘繰ってしまうくらい。

しかし、これは見事な狙いでしたね。
第三新東京市の、にょきにょきとビルが生える、マニア感。
「えび」か「ビラ星人」という感じのシャムシェルに
あれよあれよと幻惑されているうちに

「このエヴァは、何かちがうぞ」と感じさせ、
ほとんど、最強の使徒と化したラミエルの
不定形変化に驚愕し、全く演出が異なるヤシマ作戦に
手に汗を握る。

劇場に来る前は、「たぶん、2クール目の話だろ」
つまり
「一回目の補完計画のその後の話だろう」などとうそぶいてましたが、

「まだまだ、予断は許せない」というのが正直なところ・・・。

使徒の設定が、かなり変わっているし。
死ぬ時は、レリエルみたいに、血しぶきをふりまいて消滅する。

使徒には全部、サキエル顔がついている。

なんで、サキエルが第「四」使途なの?
一個ずつズレてるじゃん!

月から来たEva伍号機??
なぞの女性キャラ???

また暫く悩ませてくれるようです。

栗本 薫の「グイン・サーガ」に加え、
「完」の文字を見るまでは、死ねない作品が
もうひとつできてしまった。

新劇場版ヱヴァンゲリヲン 序

2007-10-07 01:20:59 | 映画
先日、会社が終わってから観に行った。
オサレな某場所の、ミニシアターだ。
仕事が終わってからなので、ほとんどレイトショーの時間帯。

いるいる。
ふだん、あまり見かけない、奇天烈な、イタいファッションの
人もいる!

こういう空気、悪くないなぁ!
久し振りに高揚しながら、見る。

面白い!
ちゃんと映画になっている!

いわゆる、完結しない「続きもの」アニメ映画作品では、
いちばん面白かったかもしれない!

前々回の「シト新生」が、映画にすらなっていなかったが、
今回は、見事に映画になっている!

1800円払って、すごい得をした感じになれたのは、久しぶりである。
ほかのお客さんも、結構満足していたよう。
というか、結構ノッているお客さんもいた。

左となりの、プチ・おたップルの女性の方が、
作戦行動開始の、ノリのいいパーカッションではじまるBGMの、
ダン、ダン、ダンッ、ダン、トントン
ダン、ダン、ダンッ、ダン、トントン
というリズムにあわせて、
軽く足を鳴らしていた。

だが、全然聞いていて苦にならず、
画面上に展開される、重厚なヤシマ作戦に引き込まれてしまった。

【以下ネタバレなので、未見の方はお読みにならない方が・・・】
この第一作目は、美麗なCGとなった使徒ラミエルが兎に角強く、

ポジトロンライフル一発目狙撃、
致命傷にならず、
ラミエル加粒子砲の反撃、
二発目の装填
再度ラミエルの反撃
二発目のターゲッティング・ラミエル加粒子砲の着弾・零号機による楯
二発目発射

の、昔何回も見たシーケンスが
全く異なった演出で展開されており、

一発目のラミエルの加粒子砲をくらったシンジが、また怯えてしまったりとか
二発目のポジトロンライフルの標準が中々決まらず、
その間にラミエルの加粒子砲で、零号機が溶解しそうになるという
タイムサスペンス等、
まさに映画という感じの重厚な演出が見事!

うまく「笑うといいと思うよ!」につなげており
そのカタルシスでは、思わず落涙しそうになりましたがな!

ああ、まだ書きたりない!