ねこらい堂  「おやじマニアの日常」

NEKOのブログです。最近は更新が滞りがちですが気長にお付き合いくださいませ

アニメーション サントラ夜話 第一夜 羽田健太郎

2007-10-02 00:24:33 | マンガ・アニメ
マンガを描く時には、アニメのサントラCDが手放せない。
洋画やマカロニウェスタンのサントラも大好きだが、マンガ原稿を描くときは
なぜかアニメが良く合う。

最近の作品についてはほとんど分からないので、
大部分が古い話になるのでご勘弁を。

「宇宙戦士バルディオス」に敬意を表して、まずはこの作品から。
作曲は、最近逝去された羽田健太郎氏。

氏の作曲家のキャリアの中ではかなり初期の作品に当たるようです。
映画化の際、サウンドトラック用に再録音されましたが、
数年の間にかなりグレードアップしている様子が分かります。

羽田節といえば「渡る世間」のメインテーマを代表とする、ピアノをフィーチャーした
メロディが有名ですが、映画版サントラの大洪水の曲などは、その羽田節の片鱗が伺えます。
もう少し後の作品になりますが、「宇宙戦艦ヤマト完結編」の「シンフォニー・オブ・アクエリアス」は
羽田節全開のピアノコンチェルトです。両方とも「大洪水」をモチーフにしているのが、思わぬ符合で興味深いですね。

その他、「超時空要塞マクロス」「スペース・コブラ」「西部警察」(後半)「さよならジュピター」
などのスコアを書いていますが、「ジュピター」で「マクロス」の劇伴をそのまんま流用したりと、時々おちゃめな面を見せてくれます。

映画版「超時空要塞マクロス」のスコアが、氏のアニメ作品(古いやつ)のベストと思いますがどうでしょう。

主題歌としては「宇宙戦士バルディオス」エンディング「マリンいのちの旅」がダントツではないかと。伊勢功一氏の一世一代の名唱です。

昔、キングレコード・スターチャイルドレーベルのカラオケ集に「あしたにいきろバルディオス」ともども収録されていました。
再発されないかなぁ。