今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ちび太の引越し(後編) ~ようこそ、そして探検開始~

2018年03月25日 | ちび太
病院でちび太を受け取ったときは、まだ麻酔が効いていて意識朦朧状態でした。それで店に寄る予定を変更して、わが家へ直行となりました。さて、気が弱くていじけ虫のちび太、病院では"いい子振りを"先生に褒められたけど、目下大変な騒ぎのわが家に加わってどうなるか。

・ようこそわが家へ
まだ安静が必要なちび太はその日一晩、店時代に"愛用"のケージの中で過ごしました。場所はリビングの片隅。我々オジンとオバンが付き添いました。(それにニャーも) ちび太はキューキュー漏らし鳴きしながらも、騒ぐことはなくやはりいい子だった。

           わが家に到着したちび太

           興味津々のニャー(挨拶はまだです)

・初めての「シャーッ」
翌朝、ケージの周りには興味津々の面々が。まずはみう、それからリン、ニャーが次々とやって来た。見定めようと様子見の成猫たちに対して、何とちび太がケージの中から「シャーッ」をやった。おそらくちび太の生まれて初めてのシャーです。目をそらしながら小声で迫力のないシャーだったけど、ちび太が精一杯頑張っていることが伝わってきました。

しかしちび太がシャーを続けても成猫たちには何の効果もなく、やがて「何だ子供か」って感じで一様に去っていった。

           まずはみうにご挨拶

           続いてリン

           そしてニャー(ありゃ、立場が逆!?)

・家中探検開始
ケージを開けると、ちび太は恐る恐る探検を開始。へっぴり腰で、小声でシャーを連発しながら、少しづつ臭いなどをチェックして回りました。気弱なちび太でもそこはやはり子ニャン、好奇心が勝ります。店時代には網戸登りと(流しの)シンク荒らしが得意だったちび太、やはり網戸と洗面所には特別な興味を示しました。

ちび太は「外に出たい」と騒ぐこともなく、1階2階とひたすらに探検を続けた。ただ、時折何かを探すような仕草をする。しばらく探検すると、また思い出したように何かを探していました。何か店時代に思い残したことがあったのだろうか。

途中、今度はキーとクウに遭遇。キーとはしばらくお見合いしたもののクウはまったくダメ。でも直ぐに逃げるので、喧嘩にはならないようだ。

           家中探検の開始です

           リンたちの部屋の前で気配を確認中

           流しは落ち着くのかここで一服

           オジンの部屋で臭いをチェック

           キーと遭遇、興味を示すキーにも「シャーッ」

・ニャーの後追いに
一通り探検を済ませたちび太は、突然ニャーの後追いを始めました。ニャーが逃げても逃げても追いかける。でもイエチビのように飛び掛ることはなく、近づいては待機の姿勢。その様子はまさに2年前の再現でした。嫌がるニャーに徹底的について回ったチビ。ああ、やっぱりちび太はチビの生まれ変わりだったんだな。

その日の午後は店の仕事があったので留守に。ちび太をケージに入れていくつもりだったけど、結局そのまま出かけました。ところが帰宅するとちび太の様子に異変が。シュンとして明らかに気落ち状態で部屋の片隅に。ニャーにやりすぎて"お仕置き"されたのは一目瞭然でした。でも怪我はなし。ニャンコというのはみな子供の扱い方を知っているんですね。その日の夜には、遠慮勝ちながらまた"ニャーくっつき"に戻っていました。

           ニャーの後追いになりました

・みうの部屋にて
子ニャンの特権かちび太の特徴か、何処にいっても成猫には怒られない。その夜はケージに入れないでおいたところ、次の日はみうの部屋で「おはよう」をしました。いつみうの部屋に入ったのかわからないが、やや緊張感はあったもののしっかり共存していた。みうは自分の部屋では落ち着きがあるので、ちび太を見守る余裕もあったのだろうと推察。目の前でちび太がじゃれても大丈夫でした。

でも、ちび太はやはり何かを探している。だんだん落ち着きもなくなってきたので、妻に頼んで店から愛用の寝床をもってきてもった。テンちゃんのと共有ですが、大小2つあるので小さい方を拝借。しかし、ちび太はその臭いを嗅ぐとますます落ち着きをなくしたのです。

それでちび太の探していたものがわかった。テンちゃんでした。うーん、こればっかりは。ちび太よ、テンちゃんのようにやさしいニャンコは滅多にいないということを、お前はこれから覚えなきゃいけないよ。

           みうの眼前でゴロンゴロン

今日は掃除機に驚いたり、寝ているニャーにちょっかい出して怒られたりで半日ベット下にいたそうです。まだ居場所の定まらないちび太はベット下が落ち着くらしい。でも言わずもがな、みうの逃げ込み場所でもあるので今後どうなるか。それ以外は自分(オジン)のベットで寝ていたそうです。

とりあえずは大丈夫そうでひと安心。今後はどのように居場所を作っていくのか。その辺を見守りながら、家猫修行に励んでもらおうと思っています。


コメント
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