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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ああ、気疲れ

2022年05月09日 | ケン(ちびたん)
子猫のちびたんが家裏に現れたのは昨年の9月
サクラの残り餌を食べていたが、育ち盛りでは足りるはずもなく
周囲に待機して、サクラに出すのを待つようになった
気の弱いサクラはちびたんに気付くと逃げてしまう
これではサクラが当家を諦めてしまうと、ちびたんの保護を決意した

まったく人馴れしていないちびたん
自分の方針である「お友達になって円満に保護」するまでは時間がかかる
それで、生まれて初めて(借りて来た)捕獲機を使った
初めての割には首尾よくいった

自分(オジン)がいないと猫たちの間でリラックス

自分に懐いていない猫を保護したのは初めてだった
近づいただだけで「シャーッ」と牙をむくちびたん
いったいどうしたもんか
不本意ながら、とりあえずケージ暮らしをさせてスキンシップを図った

10月には少し触れるようになった
ひと月もケージに閉じ込めた罪悪感から気が焦る
やがて撫でることができるようになり、思い切って抱いてみた
手を近づければ相変わらず「シャーッ」
油断すれば飛びつかれて手が血まみれになる
でも、抱いたらゴロゴロ喉を鳴らし始めた

その頃からケージを出て保護部屋暮らしとなった
ケージが自分の住処と思い込み何かあれば逃げ込む
一方自分が抱けば膝の上に納まってゴロゴロ
これなら大丈夫と、里親さん探しを始めた
11月中旬のことでした

自分の膝の上で・・こんな時もあったんだ

しかし意に反して里親さんがみつからず
これじゃあサクラやキジロやモドキの保護がさらに遠のく
飽和状態と思われたわが家の猫社会
しかし9匹目のちびたんを、何とか受け入れてくれた
ちびたんが保護部屋から出てみんなに合流したのは12月のことでした

今年1月になって、わが家の猫社会がまた荒んでくる
クウを主とする粗相問題が再燃した
トイレの再配置など試行錯誤で対応した結果
何とか猫社会が落ち着いてきた

残る問題はちびたんだ
猫社会がドタバタしている間に、すっかり当初の状態に戻ってしまった
人を見ただけで逃げる
ちょっと近づけば「シャーッ」
挙句の果ては2階ベット下の住猫となってしまった
もちろん、里親さん探しも中止した

あれからひと月
今は少しづつ少しづつ、リラックスを覚えてきた
リビングに出て来る時間も増えてきた
まだまだこっちの顔を見れば猛烈なイカ耳になるけれど
ゆっくりゆっくり、ちびたんのペースで人馴れしてもらおうと思っています
ただ、気遣いの塊なのはむしろ自分、こっちがそんなに長く持つかどうか

凄まじいイカ耳です(手前はチキン)

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ハンストする猫

2022年01月15日 | ケン(ちびたん)
猫がずるいのか、自分が甘いのか。
どうにも "してやられた感" が否めないこの頃です。
しかも相手は、まだ子猫のちびたん。

膝の上でゴロゴロ状態(昨年11月、保護してひと月過ぎた頃)

「家庭内ノラ」の立場にますます磨きをかけてきた。
近づくどころか、目が合っただけでさっと部屋から逃げ出す始末。
かつてケージ暮らしの頃は抱かれて喉を鳴らしていたのが嘘のよう。
ご飯をくれる人という認識はあるらしく、支度中は他猫と一緒につつましく待っている。
でもいざ差し出せば「シャーッ!」、そして一目散に逃走。
なのでちびたんのご飯はいつも「置き餌」です。

興味と警戒=陰(部屋の外)から見つめてきます

最近は、どうやら危害を加えない相手ということがわかってきたらしい。
で、安心したのか、穏やかになるどころか逆に攻撃性が出てきた。
油断すると爪出し猫パンチを食らいます。
まあ、育て方のまずさがブーメランで返ってきたようなものでしょうか。

先日、そのちびたんが突然食べなくなった。
それまでは華奢な身体の割には他猫の倍は食べる大食漢。
拒食がまる1日くらいになると、こっちも気になってくる。
何しろ突然のこと、真っ先に考えたのは異物誤飲か口内の傷。
どっちにしても通院しないとわからないし、レントゲン検査も必要になる。
と、思案しながらとりあえず流動食などいろいろ試してみた。

すると突然、食べ始めたのです。
実はちびたんとシロキは大食漢なので、最安の缶詰を増量に使っていたのですが、
結局、その増量を止めただけで食べ始めた。
今では従前より量はやや少なくなったけど、他猫と同じように問題なく食べてます。

猫社会ではまずまず、リビングでもしっかりくつろいで

あれはハンストだったのだろうか。
いやいや、猫に「欺く」だとか「交渉する」だとか、そんな思考はありません。
あくまでも自分の気持ちに忠実、行動は嘘偽りなく気持ちを反映する。
本音一直線の純情、でもそれだけに厄介なこともある。
食べないときは本当に食べない。
人間のように、背に腹は代えられないからいざとなったら食べる、なんてことがない。
食べないときは食べ物として認識してないので、死んでも食べないのです。

2階の出窓で日向ぼっこが日課(右はチキン)

つまりハンストのつもりではなくても、結果的に最強のハンストだ。
妥協の権化のような人間がかなう相手ではない。
かくしてちびたんに限らず、サクラにモドキや家猫たちも、ご飯のグレードをどんどんつり上げてきたのです。
ああ、その一方で、いまだに嫌な顔ひとつせずに最安缶詰でも食べてくれるシロキ。
手間もかからないし、なんと保護者孝行なのかと後光が差して見えるのです。

リビングで日向ぼっこ(ニャーとちびたん、手前のシロキには後光が??)

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家庭内ノラと粗相の再燃

2021年12月23日 | ケン(ちびたん)
こっちが動かなければそれなりにくつろぎ
ちょっと動けばさっと隠れる
こっちがいないときは、やりたい放題イタズラ三昧
ご飯時は他猫と一緒に集まっては来るけれど
さあ食べなとご飯を出せば逃げまくる

こっちが何をしようにも
視界の片隅に残像を置いて逃げまくる
何だか悪いことをしているようで
落ち着かないことこの上ない

いつもこうして隙間から見ています

今では抱くどころか触ることすらできなくなった
保護部屋に入ったとき、扉を閉めれば大騒ぎ
喚き散らし、暴れまくる
ケージの中なんてとんでもない

仮称ちびたん
どこでどう育て方を間違えたのか
新しい家庭内ノラが誕生しちゃいました

2F出窓で日向ぼっこ(お化けのような影はチキン)

一見、先輩猫たちとは軋轢もない
チキンはすっかりお兄さんに徹している
他の猫たちは無関心?
いやいや、見逃しません
平和を乱す異物を見るような眼差し
彼らはみな、我慢している

彼らが自制しているのは、やはり相手が子猫だからだ
猫は偉いよ
でもストレスは溜まる一方
このままでは2年半前の再現だ

ピアノの上が定位置になりつつあります(右はチキン)

いや、その兆候はもう出始めている
家庭内ノラの大先輩、野生児クウだ
クウだけはちびたんと折り合いがつかないらしい
喧嘩をするわけではないが、出会えば互いに逃げまくる

と、そのうち始まったのです
クウの粗相、今日で3日連続
歴史はまた繰り返す? なすすべもなく?
幸か不幸か多忙に追われ
しばしの静観を決め込んでいます

また粗相が始まったクウ

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ノラ返り

2021年12月11日 | ケン(ちびたん)
ちびたんの里親さんが現れません。
ネットの里親さん募集サイトにも登録してみたのですが、毎日の登録ラッシュであっという間に10ページ目くらいになって、とても期待できそうにない。
やはりツテを辿ってと思うのですが、このところやけに忙しくて時間もとれずで。


一方のちびたん。
わが家でのケージ暮らしや保護部屋暮らしが予想外に長くなってしまった。
夫婦がリビング主体の生活なので、保護部屋にいると接触が十分にとれない。
人馴れ訓練が後戻りしないよう、徐々に部屋から解放することにしました。
まずは保護者の監視下で家の中を探検させて。

2階物干し部屋の出窓でチキン(右)と

なかなか部屋から出ようとしなかったちびたん。
やがてへっぴり腰で、誰とも遭遇しないようそろりそろりと2階を探検。
チキンだけは、一緒にいると勇気100倍。
順調?に家猫生活の第一歩を踏み出したかに思えたのですが・・。
保護部屋の外では猫が変わったように人を怖がるのです。
挙句の果ては、2階のベット下に籠城する日々となりました。

ベット下から出てこないちびたん

ああ、みうやクウと、いろいろな歴史を持つあの2階のベット下。
歴史はまた繰り返された。
そしてちびたんは人に吠え、人から逃げる生活に戻りました。
ということで、ちびたんの里親さん募集は中断状態です。

店ではイベントが続き、今は夫婦ともに多忙です。
ちびたんが自然に家に慣れるまで待つことにしました。
保護部屋にいるときは抵抗なく抱くことができるし、喉をゴロゴロ鳴らしたりもします。
なので慌てることなく、ちびたんのペースに合わせることにしました。


夜、人がうたた寝している間にリビングを探検中
(下はチキン。ボロボロのキャットタワーが情けない。)


ピアノの上はチキンがよくいる場所

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新しい家族を待ってます

2021年11月21日 | ケン(ちびたん)
ちびたんの人馴れ訓練はその後順調に進み、いよいよ次のステージに入りました。
まずは通院して健康チェック問題なし、ウィルスチェックは陰性。
毛がふわふわで気持ちよく毛並みもきれいだったので、やっぱり捨てられたのかなあ。
それにしちゃあ警戒心大だったけど。

もうすっかり甘えん坊です

で、いよいよ里親さん募集開始しました。
ところが現在、思わぬ苦戦中。
当店は猫保護で評判のお店、潜在的な里親さん候補もある程度把握していました。
でもみんな既に子猫を引き取っていたりで、結局期待外れ。
みなさん自分で保護したり、ネットでも探したとか。

寒くなって潜る技術を身に着けました
(現在は暖房してます)

それならこちらもネットでと、あるサイトを覗いてみた。
いるはいるは、可愛い子猫ちゃんが沢山、みんな里親さんを待っているんだ。
里親募集は1日に何十件も増えているんです。
まあ、ちびたんでなくても1匹でも多くの子たちに家族が見つかれば大いに結構。
活動しているボランティアさんの多さに感動したもんでした。

チキンにも相当馴れました(あのチキンがお兄ちゃんに)

いや待て、そうは言ってもちびたんだって家族を見つけなければ。
と言うことで、ちびたんの里親さん募集中です。
とりあえずは千葉市と市原市の限定で。


いい家族が見つかるといいね

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