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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

Mさん

2022年06月21日 | ノラたちの幸せを願って
Mさんはとっても温厚で、時間がゆっくり流れているようなご婦人。
世代が当家と同じ、ご主人とふたり暮らしの点も当家と一緒。
3kmほど離れた街の外れで商売をしていたのですが息子さん夫婦に譲り、自分たちは当SC裏の分譲地に引っ越してきました。

一方でMさんは芯の強い行動的な人でもあります。
今ではマンモス住宅街ですが、Mさんが越してきたのは第一期分譲のとき。
広大な森が開発されていくとき、バス通りでタヌキなどの事故死が相次いだ。
野生動物を脅かすなと、開発業者や市に掛け合ったそうです。

Mさんのお宅はSCに近い側にあって、当店から歩いて5分とかかりません。
お店の外構部隊がご新居の庭造りを行った関係で、よくお店に顔出してくれます。
なのでニャーやシャッポ、それにテンちゃんや今のココレオも、Mさんはとってもよくご存知なのです。

初代看板猫シャッポ(左)は今もMさんと語り合います(写真右はニャー)

猫好きと言えばそうだけど、不幸な猫を見るとじっとしていられない。
そんなところが自分と似て、会えばよく話し込んでいました。
Mさんも庭に来るノラが懐けば次々と家に迎え、数匹の元ノラと暮らしている。
エイズキャリアの子を分け隔てなく過ごさせているのも当家と同じだ。
「エイズは喧嘩さえしなければ移らない。」 まさにその通りです。

Mさんは、裏の住宅街(自治会)の古株なので情報通です。
ニャーたちから始まった、かれこれ6~7年になる当店看板猫の歴史。
その猫たちに触発され、住宅街では猫たちにやさしい人が増えたと言います。
ノラたちとの共存に向けて少しは役に立っているのかと思うと、何とも嬉しい限りです。

Mさんはテンちゃんのリードをいつも気にしていました

最近はすれ違いが多く、今年はまだMさんには会っていませんでした。
しかし店の常連なのでスタッフもよく知っていて、風の噂は届きます。
昨年はエイズの子を大往生で看取ったMさんだけど、今年の2月にはまた新しく迎えた子がいるらしい。

さて、前回記事「モドキよ、・・」の最後に当記事へ続くと書きました。
一見関係なさそうなふたつの記事ですが、実は前回記事の前日にMさんに会ったのです。
久しぶりの長話の中で、Mさんから多くの衝撃的な情報を得ました。
ひとつの記事ではとても書ききれないので、4つの記事に分けようと考えたのです。
前回と今回はプロローグのようなもの。次回と次々回がいよいよ本題です。

※「Mさんとハル」(「一見さん」カテゴリー)に続きます。

Mさんもご主人もレオの大ファン、ココにもとてもやさしいです

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形而上学的議論の行方

2022年05月20日 | ノラたちの幸せを願って
片田舎で猫たちと一緒に育った古女房殿
束縛制約を嫌い、自由をこよなく愛する
自分は協調性を重んじ、その中で幸せの最大公約数を模索する
猫の育て方について話し合うと、いつも妻は猫になる

かつて「ノラの矜持」という記事で、どっちを選ぶか問いかけた
1.とにかく"今"を大切にして、毎日を思い切り謳歌する太く短いが楽しい人生
2.精進と我慢を重ねて、その中に生活の充実と楽しみを見出す穏やかで長い人生
妻は1番、自分は2番。やっぱり妻は猫になる

わが家のリビング前でくつろぐ(故)みう

何ひとつ不自由なく、ご近所にも認知されていた家裏生活時代のみう
このままでいこうと妻、やはり外は心配だからとお迎えを計画した自分
(過去記事「悩め! おかあさんお迎えプログラム」)※「おかあさん」は当時のみう
そして迎えたみうは、多頭生活の中で短命に終わった
みうは、幸せだったのだろうか

外時代のみうには自由と手厚い保護があった

猫族には彼らを支配する法則がある
種族保存の法則しかり、時として命の犠牲を要求する
それらを理解しない限り、猫族とは同次元で付き合えない
妻はその法則に従順だが、自分は抗おうとする
その結果として、シャッポは店を離れて行った
(過去記事「猫らしく生きる ~シャッポの教え~」)

唐突に失踪したシャッポが言い遺したものとは・・

人間は猫に囁く、「家の中は安全だよ」 あるいはTNRしたりする
でもそれって、本当は人間の都合だよね。猫たちのためじゃない
家の外は危険がいっぱいと言ったって
家猫15年ノラ3年の平均寿命だと言ったって
今のことしか考えない猫たちにとっては関係ない

猫が持つ距離感は、個性同様それぞれ違う

どれだけ生きたかじゃない、如何に生きたかだよ
妻はいつもそう言っているのです
口達者な自分は議論には勝つけれど、妻が納得したわけじゃない
だから、勝ったような気はしない
そして同じような議論を延々と繰り返すのです

この幸せ感こそ、当家夫婦共通の願いです (みうとソトチビ)

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JFE敷地人工島の地獄・哀れな猫たちのその後

2022年01月13日 | ノラたちの幸せを願って
「JFEよ、猫の命を粗末にするな」を書いたのは昨年11月3日のことでした。
自分がこの問題を知ったのは同日付のFRIDAY DIGITALの記事。
食べ物がない人工島の鉄工所に1000匹のノラ猫が放置されているという記事。
その悲惨さは詳しく読むまでもなく想像できるが、さらに極寒の冬という追い打ちが迫る。
誰だってその行く末を案じるのが人情だ。



部外者の立ち入りはJFEに禁止され唯一の門は固く閉ざされている。
12月になって、鉄工所の有志作業員によって数匹が救出されたと毎日新聞が報じた。
JFEはそれを禁止し、関わった作業員を処罰し、さらに脅しをかけたと。
しかしその後の情報がない。
JFEや川崎市をはじめ関係各所に確認してもなしのつぶて状態だった。

一方先のFRIDAYにも、JFE野良猫で検索しても盛んに出て来る名前があった。
「幸 アニマルサポート」
見ると個人のブログのようだったので、とりあえずは敬遠した。
初めは大手報道の方が客観的に把握できるし、個人のブログは得てして思い込みもあるので避けたのです。
しかし事態はひっ迫しているはずなのに、それ以外の報道は知る限り皆無。
それで、先のブログを改めて見返したのです。


結論から言うと、この幸(ゆき)さんという方は素晴らしい。
鉄工所の作業員から相談を受けて以来、全身全霊でこの問題に取り組んでいます。
川崎市の犬猫愛護ボランティアで一昨年に社団法人「川崎かぎしっぽ」、昨年に「幸アニマルサポート」を設立。
娘さんと活動しているとあるがどのくらい仲間がいるのか、
あるいは行動力が卓越しているのか、かなり大規模に展開しています。
ブログ内容も客観的な事実を並べているので参考になる。
今後はこちらのブログを参照して頂き、自分も応援していこうと思う次第です。
何とか当の猫ちゃんたちが全員救出されますように。

注)自分は幸さんとは何の連絡もとっていません。「拡散希望」とあるので勝手に紹介させて頂き、膨大な数の写真の中から差支えのなさそうな2枚を転用させていただきました。

※幸さんのブログ。昨年9月18日の記事以降この問題に取り組んでいます。

※当初クラウドファンディングを立ち上げた時の紹介文。(プロジェクトは終了しています。)


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今年も愛情寝床 ~外の猫ちゃんにも愛を~

2022年01月05日 | ノラたちの幸せを願って
寒いですね、夜になると寒さも一入です
毎晩来ていたキジロの足が遠のいてきた
夜はやっぱり、動きたくないのかも

この冬も例によって愛情寝床を用意しました
家裏に2個、店に2個
店では他に、カタログ室に隙間を空けて入れるようにしています

先月一度だけ寝床を使った店のモドキ

寝床にホッカイロを入れれば完璧だけど
猫ちゃんが使ってくれなければ不経済
なのでその辺は"阿吽の呼吸"で入れています

暖は取れなくても
体温が逃げないよう適度な大きさに
段ボール箱と余った布団を使って10分でできます
あとは雨風避けるよう置くだけ

家裏のサクラは毎冬寝床の常連です

あっ、場所はもちろん猫の気持ちも考えて
見えやすい、狙われやすいでは使えません
こっそりと過ごせるところが一番です

きーたん、そろそろ寝床使ったら?

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JFEよ、猫の命を粗末にするな

2021年11月03日 | ノラたちの幸せを願って
あまりこういった記事は書きたくないのですが、衝動が治まらないので書いちゃいます。
今日のFRIDAY DIGITALの記事。
川崎市にあるJFE所有の人工島で、ノラ猫たちが生死の間を彷徨っていると。
Yahoo ニュースにも転載されたので目にした人は多いかも。
同記事のURLを最下段に添付しましたが、記事が消去されたときのために本文を下にコピーしておきます。

JFEさん、お願いします! 何の罪もないノラたちに愛の手を。

「ニャーからもお願いです」

川崎市の離島で暮らす「野良猫1000匹」を待つ運命
東京湾に浮かぶ『扇島』で、今、猫たちの命が次々と失われている。
’70年代にできたこの離島は、『JFEスチール』の製鉄所を中心とする人工島だ。海底トンネルでしか渡れず、関係者以外は入島すらできない。猫は製鉄所ができた当初から徐々に増え、島には現在、推定1000匹が暮らしているが、その多くは飢えに苦しんでいる。昨年まで勤務していた元従業員のAさんが明かす。
「島には飲食店が一切なく、野良猫たちはエサにありつくことが困難で、なかには製鉄所の粉塵が混ざった汚水を飲んで飢えをしのぐものもいました。あまりに可哀想で、何度かエサをあげたことがあります。しかし、会社は’16年から製鉄所の周りに監視カメラを設置し、エサやりをした人に始末書を書かせていました。実際に私も見つかったときには『次やったら島に出入り禁止だ』と脅されました」
Aさんはこの状況を見かね、今年9月、『幸アニマルサポート』を中心に複数の動物愛護団体に助けを求めた。同団体は9月17日、『JFEホールディングス』社長に猫への対処に関する要望書を提出。10月10日までに、企業側から「島内の28ヵ所でエサやりと水やりを開始した」と返答を得た。しかし、団体の代表を務める浜田幸(はまだゆき)氏は問題が未解決だと指摘する。
「島で勤務する方によると、一ヶ所につき一匹分しかエサがなく、十分な対策がされているのか疑問です。
実は、’23年には製鉄所が休炉になるんです。仮にエサの問題が解決しても、不妊手術や里親探しをしないと、2年後にはさらに大量の猫が取り残され、飢え死ぬことになりかねません。そもそも、今から始めて間に合うのか……」
企業側は今後どう対処していくつもりなのか。広報担当は次のように答えた。「行政に指示を仰ぎ、エサやり、水やりに関しては不足分があれば補います」
猫たちを待ち受ける暗い未来を現実のものにしてはならない。

同記事より(FRIDAY DIGITAL)

記事URL

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