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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

シロキおじさん

2019年08月18日 | (故)シロキ(白黄)
半年ぶりとなったシロキの記事です。テンちゃんに続いてみうまで失って傷心の極みですが、保護猫たちの生き様を書き伝えることをライフワークと決めた以上、中断はしません。

一時は冷蔵庫の上が定位置だったシロキ
開ける度にこの顔で・・・

FIV陽性でデブでオニブでブサイク。しかも昨年末の保護当初から背中の脱毛や猫風邪や猫ニキビ(顎)が次々と発症して治療に専念。完治はしたものの今度は鳴き癖がついてしまった。昼夜関係なく、周りに人や猫がいてもわざわざ避けて別室で鳴きわめく。その鳴き方は求め鳴きで、長くても5分くらい。

出た! シロキスタイル
最近はどこでも堂々とやってます

3ヶ月くらい前から多いときで1日に5、6回、今は少なくなったけどそれでも2、3回は鳴いてます。シロキの甲高い笛のような声はよく通るのでご近所の静寂に響き渡る。もともと"前科"があるし(「ノラと家猫と」参照)、夜などは結構気を遣います。

ニャーとちび太の牙城にも平気でお邪魔

寂しいのかそれとも何かを探しているのか。一方気弱でいじられキャラだったシロキは最近になって自信がついてきたようだ。他の猫たちの真ん中でもドテッとのびてるし、一緒になって駆け回るシーンも増えてきた。保護者にも甘えてきたりちょっかい出してきたり。

リンの向かいの椅子の上も開拓
さて、リンの用心棒になれるか?

最重量の図体でも、おおらかでのんびりした性格のせいで他の猫に恐怖心を与えない。脱毛症になったほどの繊細さは普段は片鱗も見せません。それに、結構我慢強いということもわかってきた。実はシロキ、最近加入した暴れん坊将軍、チキンの子守役に就任したのです。

とにかくチビニャンパワーは凄まじい。この2ヶ月の間に壁紙もキャットタワーもボロボロにされて保護者も諦め顔。しかもキリンとの相乗効果で手がつけられず、他の猫たちも絡まれたらすかさず逃げまくる始末。子育て経験のあるリンの"お叱り"は唯一効果があるのだが、肝心のリンがニャーやちび太からの隠遁生活なのでなかなか怒る機会がない。

そこに登場したのが、その程度ならまったく気にしない大物シロキなのでした。シロキはチキンに絡まれてもやさしく相手をしてあげる。先日はチキンに後足でぴんぴんと連続的に顎を蹴られ、頭を上下に揺らしながらそれでも相手をするシロキに思わず笑ってしまった。そして、何と我慢強い猫だろうと。

そんなシロキなので、今ではチビニャン2匹からお父さんの如く慕われています。大食漢のシロキだけどチビたちがご飯を盗りにきても怒らない。お遊びの相手はもちろん、眠くなったチビたちには添い寝する。何から何までやさしいシロキおじさんなのです。

 
シロキの隣が安心のチキン         シロキのご飯に割り込むキリン

最近はそんなシロキの平和な生活ぶりに癒されることが多い。シロキに関しては、駄目もとで里親さん探しを行う予定が本人(猫)の体調不良が続いたせいですっかり延びてしまった。その間にシロキというニャンコの穏やかな性格が見えてきて、今や株が急上昇です。でもこのシロキの良さは、そこそこ生活を共にしてみないとわからないだろうなあ。最近のテレビやマスコミはとにかく顔とスタイルばかり追い求めるから、里親候補の人たちも影響されてミーハーになりつつあるのかな。

そんなことを気にしながら、シロキおじさんの活躍ぶりに目を細めています。一方キリンのトライアル日程が決まりました。いよいよ明日出発です。

 
寝相 (左:シロキとキリン 右:シロキとチキン)

キリンは明日、トライアルに旅立ちます


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ドジでおニブのブサカワ猫

2019年02月23日 | (故)シロキ(白黄)
保護して3ヶ月になるシロキのことです
家裏生活時代から、その雰囲気はありました
灰白くん(後のハリー)と餌場の争奪戦をしていたとき
シロキの方に分があったけど、追い詰めても襲わない
その場でフミフミするような威嚇の仕方がユーモラスだった

その後、新顔ちゃんにラブラブになって
食事の最中に家の角から新顔ちゃんが覗くと
気付いたシロキが大慌てで新顔ちゃんに突進
ドテドテドテ
しかし新顔ちゃんはすらっと逃げる
シロキはそのまま樋に激突
グエッと声をあげながら、逃げる新顔ちゃんを見つめていた


保護当初、リンに見つめられて照れるシロキ

FIV陽性だったシロキ
保護した当初は他の猫を気にするので
慣れるまでと3週間ばかり保護部屋で過ごした
すると、今度は保護部屋から出られなくなった
実はとてもビビリだったのです
わが家での生活に慣れるのに、それから2週間かかりました

デブのシロキは豆タンク
目も小さいしとてもかわいいとは言えません
でも壊れたラッパのような甲高い声で
ぷりぷりとおしりを振りながら
階段を上り下りする姿がユーモラス


テンちゃんとシロキ

シロキは寂しがりやで甘えん坊
そしてとっても遠慮勝ち
人は怖いけど傍にいたい
何となく仲間がいると安心する
今では警戒もされず疎まれもせず
わが家の猫社会に溶け込みました

時には悪戯好きな悪ガキ3匹に巻き込まれて
ドテドテドテ
ドテドテドテ
そのうちゴツン (ドアの隙間を抜けようとして正面衝突)
それでもめげずにドテドテドテ


ニャーとちび太のいるコタツに「お邪魔しまーす」

シロキの得意はトド寝とおっさん座り
油断丸出しの寝姿です
コタツの中で長々と寝ているとき
思わず蹴飛ばしちゃっても
目を覚ましもせずに寝続ける


得意のトド寝を披露

ふてぶてしいのか鈍いのか
今は背中の毛がボソッと抜けるトラブルで治療中
意外と繊細でストレスを溜めているのかもしれません
全快するまで、里親さん探しも延期中


食事はみんなと一緒です(右上がシロキ)

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シロキ(白黄くん)の保護

2018年12月11日 | (故)シロキ(白黄)
一段と寒くなった先週末の夕方、白黄くんを保護しました。
お友達になるのに時間がかかった上当家に急用ができたりで、当初の予定より2ヶ月近く遅れてのお迎えとなりました。勝手口から出て、足にスリスリするシロキをひょいと抱き上げて家に入れるという、例によってごく平和的な保護でした。

シロキはノラとして年季がありそうだったので、最初の一晩はケージの中で過ごしてもらいました。当家のケージはサイズもさほど大きくないので長時間の使用は避けています。シロキは暴れることもなく、鳴きまくったのもはじめの1時間程度。自分(オジン)がいれば安心するのか静かです。シロキにとってみれば、まったくの知らない世界にいきなり連れられてしかも拘束されたのです。その不安と恐怖は如何ほどのものか。そして、かつて知ったる保護者のいることがどれだけ心強いことか。それは、ハリーが教えてくれたのです。


保護したシロキは最初からいい子でした

一気に真冬(1月下旬)の寒さとなったその晩はもちろん部屋暖房付。その点では、シロキにとっては天国だったと思います。翌日からはケージから出して保護部屋を閉めたり、ケージに入れて他の猫たちと対面したりを繰り返しています。真っ先にお邪魔したのはちび太、そしてニャー。 キーとクウは翌日になって様子見。♀ニャン2匹は興味を示しません。


食欲もいきなり全開

ちび太とキーはもう既にシロキとお友達の様相。クウはまだ警戒。ニャーは、外時代に2度ほどおしおきされたせいかシロキの方が唸ります。シロキの甲高い声はラッパというより笛みたいだ。今は鳴いても叫び鳴きではないので騒音にはならないが、この音色はわが家の新しい時代の象徴になりそうだ。


早速ニャーとちび太がご挨拶(シロキは上段)

これで、この春に勃発した灰白くん白黄くんを中心とする騒動に幕を下ろすことができました。そのいきさつは本ブログのシリーズ「ノラと家猫と」、さらには灰白白黄くんのカテゴリー綴られています。自分が町内の人たちに向かってノラ保護活動を宣言するきっかけにもなった騒動でした。この2匹には、本当にいろいろなことを教わった。


翌日はちび太がべったり

しかしまだまだ。
シロキは近々病院で検査を受けます。最終的にどう納まるのか決まるまで、シロキの挑戦は続きます。どうであろうと、もう辛い外生活に戻ることはありません。シロキは既に、新しい人生(猫生)のスタートを切ったのです。


ニャーも・・・これにはシロキも緊張気味

さて、シロキのいなくなった家裏では、いつ来るかわからない新顔ちゃんへの置き餌を続けています。そしてシロキが使っていた寝床には早速、ソトチビ愛用のタオルを敷きました。果たしてソトチビに会えるかどうか、そちらも気になるところです。


保護部屋にひとりだと寂しがるシロキです



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ラブラブラブの白黄くん

2018年11月29日 | (故)シロキ(白黄)
白黄くん(シロキ)の近況です
シロキはこの春リン一家を保護した直後に、ハリー(当時灰白くん)に続いて家裏に現れた。ハリーとのすったもんだが近隣騒動にまで発展したが、ハリーを保護してからは静かに家裏で暮らしていた。と思っていたら、新顔ちゃんが現れて目がになっちゃったのです。あれから3ヶ月、果たして今のシロキは・・。


灰白くんと白黄くん(今年の5月頃)

何と、相変わらず目がになったままでした。新顔ちゃんは齢1才くらいのようだがあの耳カットが本物なら手術済。つまりシロキは未だに、決して成就できない恋に夢中なのです。家裏中心の生活はもちろん十分な食事もあるけど、新顔ちゃんに会えるのも理由のひとつのようだ。

新顔ちゃんは幾分わが家にも慣れてきたようで、姿を見かける頻度も増えてきた。ご飯の催促で鳴きながら寄って来ることも。でもその声はとても小さくて殆ど聞こえない。ノラの"くれくれ鳴き"は目一杯の大声というのが相場だけど、果たしてこんなんで大丈夫かいと思うくらいの小声なのです。その新顔ちゃんは、シロキのように朝夕のご飯タイムに合わせることができないのでいつ来るのかわからない。では、新顔ちゃんの来訪はどうやって気付くのか。

ひとつにはわが家の感度のいい猫たち、ニャーとクウです。この2匹は勝手口の外に誰かが来ると、リビングにいても勝手口に駆け寄って換気口から様子を伺う。しかもシロキと新顔ちゃんでは明らかに態度がちがうので、新顔ちゃんが来たのがわかります。もうひとつは、例のシロキの求愛鳴き。甲高い「クルルルル」(尻上がり)の声が、新顔ちゃんが近くに来たことを知らせてくれるのです。


シロキの求愛が通せんぼになって、新顔ちゃんはご飯にありつけない

しかし新顔ちゃんがご飯時に来たときは、シロキは食欲を優先。キュウキュウと小さい声で外にもいることを主張。このときは2匹並んで仲良く食べる。新顔ちゃんはソトチビと同じでやはりどこかに本拠地があるのだろう、当家では食べる量が極端に少ない。するとシロキが新顔ちゃんの分も食べて、食べ終わるとおもむろに求愛鳴きを始めます。これじゃあ新顔ちゃんに愛想尽かされるのも無理はない。かくしてシロキは新顔ちゃんに嫌われ、その意味でもかなわぬ恋になったのでした。


陰からシロキの様子を伺う新顔ちゃん

一方シロキの生活はルンルン気分。先週は寝床にカイロを入れました。郊外にある当家の気温は天気予報値よりずっと低く、先週は庭先で3℃まで下がりました。カイロを入れると、シロキは寝床に入り浸り。ソトチビかとも思われた夜の訪問者はその後見ていない。ただシロキの寝床が何度か大きく動いていたので、ニアミスはあったのかもしれません。


寝床の中のシロキ

今のシロキは、勝手口から出ると近寄ってきて足元でゴロンゴロン、目一杯甘えてきます。頭や背中に触ると少し慌てて猫パンチがくるけど、お腹に手を回して抱き上げても抵抗しなくなった。ということで、いよいよお迎え準備中です。ああ、これでようやく町内会に宣言した約束を果せる。そして、ソトチビのために家裏を空けられる。

シロキは根っからのノラっぽいので、わが家に加わって他の猫たちとの親和性に不安はあります。特にニャーは、またストレスの要因が増えちゃいそう。こっちも精一杯気を遣いながら、わが家の新時代がもうすぐ始まります。


仲良く食事中の2匹、でもシロキが食べ終わると・・


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目が???になったシロキくん

2018年08月21日 | (故)シロキ(白黄)
えっ? 何? このマーク

・・・答えはシロキくんの目。そうなんです。シロキくんの目がになっちゃったんです。

              
            かつては喧嘩以外鳴かない猫だったのに
     ハリーがいなくなって「くれくれ鳴き」するようになったシロキくん
               (あっ、よく見ると目がに??)

そしてあの「クルルルル」という求め鳴きは、今にして思えば当然、ハリーに呼応したわけじゃなかった。(考えてみればそんなことあるわけないよね・・。) では誰かと言うと、やっぱりいたんです、第三のニャンコが。 なに~ィ!? また新顔??

いつ頃からいたのかわからないけど、影のような希薄な存在。勝手口を開ける気配がしただけで消えてしまうので、当方はまったく気付かずにいたのでした。だが、気配もなくシロキくんの残りを食べているところを、勝手口の空気口からそーと覗いて確認できた。

それはクウにそっくりな目の大きな子。とっても美猫さんです。年恰好も柄も殆どクウと同じ。ということはハリーにも似てるけど、クウよりは丸々としてハリーほどしっかりした体格じゃない。初めて見たときはまたクウが出ちゃったのかと慌てたくらいです。その子はもの音ひとつ立てない静かな子で、かなり警戒心が強いようだ。わが家にはたまに来るらしい。

シロキくんはもともと甲高い声。それが一層高い声でクルルルル、クルルルル(尻上り)と求愛鳴きです。その子がたまに食べにくるのがわかったのか、ご飯をわざと(?)残して少し離れて待っている。その子が来ないと、鳴きながら周辺を探しに出る。その子が来たときはもうそわそわして、初めは食べるのを待っていたけど、そのうち待てずに背後から迫るようになった。するとその子は逃げる。慌てる何とかはもらいが少ない、どころかもらえないの通りで、シロキくんはすっかり嫌われてしまったようです。まったく、ソトチビのエスコート術を教えてあげたいくらいだ。

              
                     待ちぼうけ
             「今日はあの娘は来ないのかな・・」

その子はシロキくんがいないときに勝手口下で待つことも。こっちが気付いてご飯出しても、すぐに隠れていたシロキくんが現れて結局逃げてしまう。そんな具合でシロキくんに邪魔されてうまく食べれないせいか、最近はあまり来なくなった。するとシロキくんも静かになる。でもたまに求め鳴きをやるので、知らぬ間に来てるのかもしれません。問題は、求め鳴きの声が一段と強いので新たな騒音問題になりかねないことです。

その子を実際に見たのはまだ数回。ドアを開けたときにはもういないので写真も撮れない。空気口からしみじみ見た限りではまだ1才前の子供で、左耳をカットされていました。耳カットについてはソトチビのときに間違えて大恥でしたが、その後しっかり勉強したので今度は間違いないと思います。つまりその子は、まだ若い女の子で地域猫。

              
             トイレの窓から隠し撮りした貴重な写真
        珍しくシロキくんが待機、でもこの後すぐに迫り始めて・・   

それでもその子がフェロモンを出しているのか、シロキくんの単なるご乱心なのかはわかりません。いずれにしてもシロキくんがいくら目をにしたところで、その恋は成就しないはず。早くそれに気付いて諦めてくれればいいけど、もし自分の見立てがまた間違えていたら、そして将来リンのように子連れでやって来たらと思うと、穏やかではいられないのです。

このところ見かけなくなったけどあの子はいったい何処から来たのか、そっちの方が気になるこの頃です。

              
 この写真を拡大してみても、左耳の先端が大きくカットされているのがわかる


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