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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ノラの暮らしははかなくも、せつなくも

2023年03月16日 | その他・一見さん
ミーが忽然と姿を消しました。ミーの記事を書いた翌日(日曜日)のことです。
記事を書いた晩は例によって爆食い(缶詰2缶)してからSC内?の散歩に。
それからモドキやシンの分を出す。ただこの2匹は来たかどうかがわからない。
と言うのも戻ったミーが残りをきれいに平らげちゃうので。
しかしその翌朝は、モドキやシンが食べ残したまま。ミーの気配がなかった。

1日待って月曜の朝から、例の3点セットに確認をとってます。
清掃局、警察、愛護センター。事故事件の情報はない。
とは言え、事故で大怪我をしてどこかに隠れて養生、なんてこともあり得る。
そのまま朽ち果てて・・なんて悲しい例もかつて店にはありました。
SC内外の植栽帯や隠れそうなところをくまなく探したけどいなかった。
もっとも猫が本気で隠れたら、そう簡単には見つからないだろうけど。

写真写りが悪いので没にしたんだけど・・(本当はクリクリお目目です)

ミーが消息を絶ってから今日で5日目。
自分の意志で場所を変えたのか、あるいは戻れなくなったのか。
ココの見張りを嫌ったのか、人の通行(事務所への出入り)を嫌ったのか。
おかわり無制限の最高の場所を、ミーは後にしたようです。
人間社会で暮らすノラは人との関りを受け入れないと生きていけない。
ミーは、ダメだったということなのか。
ノラの哀しい宿命(さだめ)をまた垣間見た思いです。

こんなことならもっと写真撮っておけばよかった

8日間の短い付き合いだったけど、喪失感は意外と大きい。
ミーのいなくなった事務所周辺が妙に無機質に、静かに感じる。
こんな時自分は、あの言葉を思い出す。
ノラ保護を始めたばかりの頃、シャッポの突然の失踪に何ヶ月も足を棒にして探し回っているときに出会った言葉。
「出会いがあれば別れもある、シッポの生えた天使たち。」

ミーはこの店に来る前にも、誰かのお世話になっていたはず。
その人とお別れをしてこの店にやって来た。
そして今度はこの店とお別れして、出会った誰かにお世話されながら癒しまくるのに違いない。
ただただ、優しい人に出会うことを願うばかり。
ノラとの付き合いはこちらが受け身一方、願うことしかできないから。

ミーがいた頃の定位置で今も待ち続けるココ

いやいや、まだ過去形にするのは早いぞ。
レオだってココだって、5日以上いなくなって戻ってきたことがある。
モドキやカブキのように何ヶ月もいなくなって再来した子も多い。
それどころか、シンやミセミケは1年以上経って再会した。
この界隈は優しい家が多そうだから、意外と近くにいるのかもしれません。

ミー、また会おうな

コメント (2)
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新顔子猫、ミーちゃん

2023年03月11日 | その他・一見さん
春は新猫の季節、当店にも早速やってきました。
まだ7,8ヶ月の子猫です。3度目ココの捕獲に失敗して諦めた前日のこと。
夜モドキが来る前に現れた。凄い大食漢だったがその日はあっさり消えた。
翌日ココ捕物失敗で落ち着かない折、スタッフがSC裏手を駆け巡る子猫を見た。
その夜子猫が来て缶詰2缶(モドキの5倍、シンの4倍)食べた。

SCの草むらを駆ける子猫(スタッフのビデオより)

その翌日からは昼間も子猫が店に見え隠れするのでココレオが落ち着かない。
レオはそれほどでもないけどココはかなり執着。見張りに余念がない。
子猫は事務所の床下に隠れる。
事務所の床下は大人の猫には入れない。
ココは終日事務所の周りで過ごすことになりました。

事務所床下に潜む

そんな状態がかれこれ5日、今も続いています。
子猫は店や周辺にいるので夜早く食べる。
なので十分食べさせてから出ないとモドキやシン用の置き餌が食べられてしまう。
で、どんどん与えていると、4日目の晩だか驚いたことに4缶食べた。
警戒心の強さから見てどうやら純粋なノラの子らしい。
彼(彼女)にとって、こんないい場所に巡り合うなんて幸運に違いない。

当初は警戒心強く人に姿を見せなかった

これまで春先に現れた子猫は多くない。
冬に親離れするノラの子は、人の手がなければまず生きていけないからだ。
チビやモドキにココ・・みんな強運の持ち主だ。
(※シャッポやレオも春先に来たけど、既に人のお世話になっていた。)
ただ、この子猫が落ち着くかどうかはこれからが勝負。
ちび太のストレスを診た先生は、わが家の頭数を減らすことを提案した。
少なくとも増やさない方がいいと。
でも、と言うことはもう保護できない?
懸念していたことが、現実になろうとしているのです。

ラック下に出たところをココ(手前)に睨まれる

とりあえずしばらくはこのまま見守ることに。
昼間は事務所の床下に隠れ、ココに見張られながら過ごす子猫くん。
たまに床下から出ようとしてココに睨まれ、ミーミー鳴いている。
ココはどういうつもりなのかわからないけど、攻撃するわけではなさそうだ。
夕食時になるとレオと一緒にさっさと屋内に入るので、子猫は開放される。
最近はだいぶ暖かくなって、夜になるとSC内を遠征しているようだ。
今朝はモドキ用の寝床に入っていたとか。
今年はモドキには無視されたけど、ひょんなことで役に立った。
外観はアメリカンショートヘアそのもの。ミーミー鳴くので名前はミーです。

今ではこっちの姿を見ても逃げなくなった

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頑張れシン

2023年02月12日 | その他・一見さん
シンは一見さんの扱いだけど、付き合いはもう3年以上になる。(脚注に経歴と過去記事)
その容姿はまさにノルウェージャンフォレストキャット。
性格も似て温厚そう。まあノラだから警戒心の塊だけど。
毛並みが悪く伸び放題の汚れ放題。でも気品を感じられる。
上流階級の優しい保護者さんと暮らす姿が、とても似合いそうな猫なんです。

昨秋のシン、相変わらずの強面だけどきれいな顔立ち

先週木曜日の夜、数日ぶりにシンに会った。
最近は1週間に1度くらいのペースで会っているが、夜遅くはもっと来てるらしい。
そのときのシンを見て驚いた。目は目ヤニで、鼻は鼻水でぐじゃぐじゃだった。
明らかな猫風邪だ。片方の目はもう開いてなかった。
こんなときはインターフェロン目薬でも処方するのだろうけど、
これまで効いたことがないので当家では止めてます。
とりあえず暖めてバンバン食べて体力をつける。
でもシンにはそれができない。せめて食べることだけはとおかわりを何回も出しました。

おかわり含めて4杯食べたシン (この日の夜はすでに寒かった)

問題はその次の日。東京に大雪警報がでたあの日です。
当地は朝から夜中まで断続的に冷雨が続き、昼の最高気温が何と2℃。(当家庭温度計)
とにかく寒かった。夜には雨も強まり、案の定外猫は誰も来なかった。
しかしその翌朝、シンが来たのです。夜以外のシンの確認は初めてのことだ。
ところがその朝、スタッフがいつものようにココレオを開放してしまった。
案の定、ココとシンが勃発。
レオにも唸りあいで負けた温厚なシン。最近の"武者修行"で箔をつけたココの相手ではなかった。

逃げるシンに襲い掛かるココ。飛び散る毛。
スタッフが割って入って、2匹とも追いつ追われつ消えたとか。
(ココはやがて戻って来て朝食。)
それ以来シンの姿は確認できていません。
猫風邪も気になるし、とにかくたくさん食べることが一番なんだけど、
早々の復帰を願うばかりです。

気品のある座り方? でも顔はぐじゃぐじゃだった

◆シンの経歴
2019.10      初確認、ちょくちょく顔を出すようになる
2019.10月~11月  レオ、モドキと遭わないよう置き餌をゲート下に設置
2019.12月     姿見なくなったが来ている痕跡はあった
2020.1月    痕跡もなくなり消息不明となった
2021.4月    シンらしき猫が3回確認される
2022.6月    シン確認される(その後もたまに来た痕跡)
2022.9月~12月 週2回ほどのペースで確認(来た痕跡も多くなった)
2023.1月    10日に1回ほどのペースで確認(来た痕跡はそこそこある)

◆シンの関連過去記事
最近のお店の一見さん    (久しぶり来訪のシン)    2022.7.27
試練なの? それとも天国? (レオ夜間閉じ込めになる)   2019.12.23
レオよ、堪えてくれ  (レオとシンが大喧嘩)     2019.12.10
新新新猫参上 ~お店にやって来るノラちゃんたち~ 2019.12.4

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久々のサビ

2023年01月30日 | その他・一見さん
寒いですね。
最近は当地らしく冬晴れが多くなって、日中は少し助かってます。
その代わり夜は大変。日暮れて直ぐに氷点下になり、朝にはマイナス3~5℃。
夜でもこっちが対応して温かいご飯を食べれるキジロ(家裏)はまだいい。
店のモドキやシンは置き餌が多く、極寒の夜は凍りついて食べれない。
早く来れば温めて出すのだけど、店の2匹はむしろ足が遠のきつつあるようだ。
そんな中、久々にサビが顔を出しました。

数日前に再会したサビ は昔の面影を残していた

サビは昨年の4月末、自分が心不全で休養している間に店に現れた子猫です。
生後6ヶ月は経っている感じだった。
捨てられたようでもなく、親離れして偶然当店にたどり着いたのだろう。
厳しい冬の間よく育てたもんだと、母猫の賢さに感心したもんでした。

昨年8月、まだ子猫のサビ (再掲)

サビはその後も、モドキや後に現れたシンの合間を縫って食べに来ていた。
たまに鉢合わせしてもモドキが追うこともなく、シンとは順番を守って食べた。
そのうち3匹とも足が遠のいて、というか来店時刻が遅く不規則になって、顔を見る機会が減って来た。
そしてサビは、10月中旬以降は姿を見せなくなったのです。


先日は二回りほど大きくなっていた

3ヶ月半ぶりに再会したサビ。
随分大きくなって冬のせいかふっくらして、しっかりと大人猫になっていました。
食べ物の嗜好とかおかわりのねだり方とかは以前のまんま。
まあ、姿を見せないと言っても食べに来ていた可能性はあります。
それにこの界隈は、食べる当ては当店だけではなさそうだし。
極寒の外暮らしは本当に大変そうだけど、食べ物さえあれば何とかやっていけるのです。

氷点下の中、おかわりも食べて帰りました

注)今月初めの「登場ニャンコ紹介」記事にサビを追加しました。

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最近のお店の一見さん

2022年07月27日 | その他・一見さん
突然のコミケ保護も一段落。お店の他のノラたちはどうかと言うと、サビ子猫はその後来てないようです。他の猫たちとは時間帯も違うし、何かあったわけではないけど、どこか他にいいところ見つけたのでしょうか。事故情報も最近はないし。

それでも店内2ヶ所の置き餌は毎晩ほぼ完食。モドキもたまに来るけど、時間が早くなって夜遅く来てるかは不明。それに対して毎晩来てるのは多分シンです。自分や他のスタッフが遅くまでいるとたまに会う。シンは大食漢なので、置き餌の場所を工夫しても夜の間に探し当てて両方食べちゃうことが多いようだ。

大食漢のシン

シンと初めて出会ったのは3年前は2019年の秋。当時はまだレオが外暮らしで、モドキの他に新顔子猫のポニーや1年半ぶりのミセミケも来ていた。当時のシンは大変警戒心が強く殆ど姿を見せない。その年は新顔が多かったので、シンの初期の名前は"新新新猫"だった。その後シンとレオが大喧嘩をして以来、レオは夜間お泊りとなり、シンの置き餌は正面ゲート下になった。(奥まで入らないように。) しかしその年の暮になると、シンはいつの間にか来なくなった。

しばらく見なかったが1年半後、昨年の春に1、2度顔を出した。それからまた1年、今年は先月から見るようになり少し長く続いている。まあ、来る者は拒まずなので元気でいてくれれば何よりだ。シンの方も、最近はこの店で少し余裕がでてきたようです。

店の中央でくつろぐ

それにしても、シャッポやダイフクはもとよりポン、カブキ、ミセミケ、ミケチビなど、それなりに付き合って思い入れのある子たちは今頃どうしているのだろうか。せめて消息だけでもと思うのだけど、ノラとの付き合いはやっぱりはかなさがつきもののようで。

相変わらずのタヌキ尻尾です

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