2011年9月23日(金)、木曽駒ケ岳に行きました。
新田次郎の小説「聖職の碑(いしぶみ)」を読んだ。
約100年前の大正2年(1913年)の8月27日、
木曽駒ケ岳で実際に起こった遭難事件を題材にした小説です。
宿泊を予定していた山小屋が焼失していた上に、
急に北上してきた台風の暴風雨に見舞われるという、
不運が重なり、子供を含む11名が凍死するという話だった。
遭難シーンがとても迫力があり、どんな場所か実際に見たくなった。
ならば直ぐに・・ということで、木曽駒ケ岳に行ってきました。
コースマップ 赤:9/23(土) 青:9/24(日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/75/46e5f669af4f10fc3cd37129bda3d94b.jpg)
桂小場の駐車場 (下山時に撮影)
ヤマケイ・アルペンガイドには5台くらいの駐車スペース・・と書いてありましたが、
15~20台くらいは停められそうでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/66/3333a3383ffd53d4a3e3720f8c0b0814.jpg)
桂小場の登山口を午前6時に出発。
やたら寒いです。 もう秋ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/0f/86276e8a8e3b96670a0aa5fa04dca494.jpg)
桂小場からの登山道は、良く整備されており、とても歩きやすかった。
1時間ほどで水場に到着。 今日は寒いから見るだけで通過です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/76/419851e17e53e632e389e687a7ed46cb.jpg)
権兵衛峠への分岐
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/eb/95ef51c47fa993809ce22763a59ec5e8.jpg)
白川分岐
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/d8/05f899e1b46d0692ff360678f9eb1c25.jpg)
大樽避難小屋
このあたりから胸突八丁の急登が始まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/15/eb47fd4fe30057e358c9309fd5bbaaaa.jpg)
津島神社
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/8c/d56b1f93620f75b38aae971846073c5f.jpg)
ここにはヒカリゴケがありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/07/3d292c9fddd39690e9efbefe33c94d8c.jpg)
アサヒビールからの寄付金で登山道が整備されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a2/4cef4913b43b45ba9bb05e2b8e0f3f22.jpg)
小さな赤い石碑(三角測量の石標か?)を通過したら、そろそろ急登も終わりだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/08/5571aa048c7b2f3602d4afc190a38239.jpg)
ほどなく、胸突きの頭に到着。
ここからは緩やかな道になる。 ヤレヤレ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c3/5b8dcd7ed1c85a368e0ebbe318fc5a83.jpg)
分水嶺
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/21/5b5958c9e3d6e4cb3469f084e8dcd826.jpg)
稜線に出たところで振り返る。 たぶん、これが茶臼山だろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/df/4dd465b3151795db8efc347ecf8613ca.jpg)
少し先に、夏道への分岐があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/81/b92628c56c854fc0a6e12d16ac365bc0.jpg)
昔はこの夏道はなく、遭難した中学生たちは稜線コースを歩いたらしい。
夏道を歩き、西駒山荘に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/85/4803856940f475ded61043e4f53aaf95.jpg)
100年前には、この山小屋はありませんでした。
遭難事件の後、しばらくしてから建てられたそうです。
小屋の広場のベンチで休憩
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/92/47b5cace7d4853cf5b0fb2364df09b77.jpg)
山小屋の広場なのに誰もいないな・・と思っていたら1人登って来て通り過ぎていきました。
これが将棊頭山で・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/3e/70ea13749567b3e8890a2790d1ce3c42.jpg)
こっちが将棊ノ頭だ。 ややこいい名前だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/68/2eef79c112ca2d0a0d97eb2c82debc4e.jpg)
西駒山荘を出発して小さな丘を越えると、素晴らしい景色が待ってました。
登ってきて良かった~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/da/16519ab831c48de906de63a7c3de9e47.jpg)
そして、丘を下っていくと、コレがありました。
遭難記念碑(聖職の碑)です! とても大きい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/03/e9e2ccbd008cc28c419c4c8b5d26fd0b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/6e/01633b6e79f2b006fa5788c330d6b2cb.jpg)
小説「聖職の碑」を持参しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/1a/0d0230e07838a963e8ade761f374e1fa.jpg)
先ほどから歩いてきた胸突きの頭~遭難記念碑までの稜線は、
遭難事件で死んだ11人のうち9人が力尽きて凍死した場所です。。
稜線上は隠れる場所もなく、強烈な雨と風を受けて体温を急速に奪われたのだそうです。
気の毒に・・と思って、手を合わせました。
今日は、ここで引き返すつもりでしたが、
荷物が軽かったおかげで、予定より早く到着できました。
どうしようか迷いましたが、この景色を見たら引き返せません。
写真中央が木曽駒ケ岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/68/abb5088ee773b195cbf2b6e4683a8fce.jpg)
伊那前岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/c1/93569d505d043890b9a3c8040a542de2.jpg)
引き込まれるように、馬の背の稜線に進みました。
あれが濃ヶ池だな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f8/dfdf7de1317726a134853e78ecb6ff64.jpg)
テント場が見えるようになった。 そろそろ山頂だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/9a/7e84053b41d25f2f1f540abe6762c4fe.jpg)
そして、木曽駒ケ岳山頂に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/2c/2a37418834132f0b7e8a53606188c51b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/64/35d24e77a00bb860a52efb19f35991e9.jpg)
伊那前岳~中岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/f6/c927a200b5ba43ea682100984dd72047.jpg)
中岳~宝剣岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/e5/96176140bb3adafb5e66287b43513c65.jpg)
登って来た馬ノ背の稜線
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/7b/376d7ecff521d1c7d4614332e55bd735.jpg)
午前11頃までは山頂付近は快晴だったのですが、
私の到着したお昼の12時ごろには山頂付近にガスが出てきました。
あと1時間早く出発すれば良かった・・。
山頂でお昼を食べ少し休んだら、登ってきた道を戻ります。
ガスで眺めは悪く、午後3時ごろにはかなり雲が増えてきて雨が降るかと思ったほどでした。
今日は木曽駒ケ岳にピストンするだけで精一杯だったので、
明日はロープウエーに乗って千畳敷に行くことにします。
新田次郎の小説「聖職の碑(いしぶみ)」を読んだ。
約100年前の大正2年(1913年)の8月27日、
木曽駒ケ岳で実際に起こった遭難事件を題材にした小説です。
宿泊を予定していた山小屋が焼失していた上に、
急に北上してきた台風の暴風雨に見舞われるという、
不運が重なり、子供を含む11名が凍死するという話だった。
遭難シーンがとても迫力があり、どんな場所か実際に見たくなった。
ならば直ぐに・・ということで、木曽駒ケ岳に行ってきました。
コースマップ 赤:9/23(土) 青:9/24(日)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/75/46e5f669af4f10fc3cd37129bda3d94b.jpg)
桂小場の駐車場 (下山時に撮影)
ヤマケイ・アルペンガイドには5台くらいの駐車スペース・・と書いてありましたが、
15~20台くらいは停められそうでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/66/3333a3383ffd53d4a3e3720f8c0b0814.jpg)
桂小場の登山口を午前6時に出発。
やたら寒いです。 もう秋ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/0f/86276e8a8e3b96670a0aa5fa04dca494.jpg)
桂小場からの登山道は、良く整備されており、とても歩きやすかった。
1時間ほどで水場に到着。 今日は寒いから見るだけで通過です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/76/419851e17e53e632e389e687a7ed46cb.jpg)
権兵衛峠への分岐
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/eb/95ef51c47fa993809ce22763a59ec5e8.jpg)
白川分岐
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/d8/05f899e1b46d0692ff360678f9eb1c25.jpg)
大樽避難小屋
このあたりから胸突八丁の急登が始まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/15/eb47fd4fe30057e358c9309fd5bbaaaa.jpg)
津島神社
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/8c/d56b1f93620f75b38aae971846073c5f.jpg)
ここにはヒカリゴケがありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/07/3d292c9fddd39690e9efbefe33c94d8c.jpg)
アサヒビールからの寄付金で登山道が整備されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a2/4cef4913b43b45ba9bb05e2b8e0f3f22.jpg)
小さな赤い石碑(三角測量の石標か?)を通過したら、そろそろ急登も終わりだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/08/5571aa048c7b2f3602d4afc190a38239.jpg)
ほどなく、胸突きの頭に到着。
ここからは緩やかな道になる。 ヤレヤレ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c3/5b8dcd7ed1c85a368e0ebbe318fc5a83.jpg)
分水嶺
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/21/5b5958c9e3d6e4cb3469f084e8dcd826.jpg)
稜線に出たところで振り返る。 たぶん、これが茶臼山だろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/df/4dd465b3151795db8efc347ecf8613ca.jpg)
少し先に、夏道への分岐があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/81/b92628c56c854fc0a6e12d16ac365bc0.jpg)
昔はこの夏道はなく、遭難した中学生たちは稜線コースを歩いたらしい。
夏道を歩き、西駒山荘に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/85/4803856940f475ded61043e4f53aaf95.jpg)
100年前には、この山小屋はありませんでした。
遭難事件の後、しばらくしてから建てられたそうです。
小屋の広場のベンチで休憩
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/92/47b5cace7d4853cf5b0fb2364df09b77.jpg)
山小屋の広場なのに誰もいないな・・と思っていたら1人登って来て通り過ぎていきました。
これが将棊頭山で・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/3e/70ea13749567b3e8890a2790d1ce3c42.jpg)
こっちが将棊ノ頭だ。 ややこいい名前だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/68/2eef79c112ca2d0a0d97eb2c82debc4e.jpg)
西駒山荘を出発して小さな丘を越えると、素晴らしい景色が待ってました。
登ってきて良かった~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/da/16519ab831c48de906de63a7c3de9e47.jpg)
そして、丘を下っていくと、コレがありました。
遭難記念碑(聖職の碑)です! とても大きい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/03/e9e2ccbd008cc28c419c4c8b5d26fd0b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/6e/01633b6e79f2b006fa5788c330d6b2cb.jpg)
小説「聖職の碑」を持参しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/1a/0d0230e07838a963e8ade761f374e1fa.jpg)
先ほどから歩いてきた胸突きの頭~遭難記念碑までの稜線は、
遭難事件で死んだ11人のうち9人が力尽きて凍死した場所です。。
稜線上は隠れる場所もなく、強烈な雨と風を受けて体温を急速に奪われたのだそうです。
気の毒に・・と思って、手を合わせました。
今日は、ここで引き返すつもりでしたが、
荷物が軽かったおかげで、予定より早く到着できました。
どうしようか迷いましたが、この景色を見たら引き返せません。
写真中央が木曽駒ケ岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/68/abb5088ee773b195cbf2b6e4683a8fce.jpg)
伊那前岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/c1/93569d505d043890b9a3c8040a542de2.jpg)
引き込まれるように、馬の背の稜線に進みました。
あれが濃ヶ池だな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f8/dfdf7de1317726a134853e78ecb6ff64.jpg)
テント場が見えるようになった。 そろそろ山頂だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/9a/7e84053b41d25f2f1f540abe6762c4fe.jpg)
そして、木曽駒ケ岳山頂に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/2c/2a37418834132f0b7e8a53606188c51b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/64/35d24e77a00bb860a52efb19f35991e9.jpg)
伊那前岳~中岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/f6/c927a200b5ba43ea682100984dd72047.jpg)
中岳~宝剣岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/e5/96176140bb3adafb5e66287b43513c65.jpg)
登って来た馬ノ背の稜線
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/7b/376d7ecff521d1c7d4614332e55bd735.jpg)
午前11頃までは山頂付近は快晴だったのですが、
私の到着したお昼の12時ごろには山頂付近にガスが出てきました。
あと1時間早く出発すれば良かった・・。
山頂でお昼を食べ少し休んだら、登ってきた道を戻ります。
ガスで眺めは悪く、午後3時ごろにはかなり雲が増えてきて雨が降るかと思ったほどでした。
今日は木曽駒ケ岳にピストンするだけで精一杯だったので、
明日はロープウエーに乗って千畳敷に行くことにします。