リッスン・トゥ・ハー

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タワー

2007-05-22 | 若者的詩作
止まらない毎日がぼんやりかすみだす高い位置で
映った街が曖昧になってくるみたいな気がするんだ

止まらない季節に泳がされて長い列に
なんとなく並んでいたみたいな気がするんだ

「またいつかさよなら。なんでそんな嘘をついたのでしょうか?」

よく分からないが何かが足りなかっただけで
君がいないなら、いつかそれが当たり前になってしまいそうだ

またいつかさよなら全部放り出す街並みに落ちた

誰も知らない場所から見ている

アスファルトに埋もれた地面の上に映ったちいさな二人の影も、
見下ろすタワーも
またいつか