リッスン・トゥ・ハー

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犬21匹もう飼えない

2010-09-20 | リッスン・トゥ・ハー
「もうね、10匹超えた時点で限界だったんですよ」

「そうでしょうね」

「部屋のひろさには限りがあるんだから、犬犬犬で人間のいるところもない」

「それらに分け隔てなく餌をやらなければならないしね」

「そう、餌は大切です。捨て犬を引き取るのはいいんですけど、餌を与えないといけない」

「生き物ですから大変ですね」

「大変です、糞や尿もするわけですからね、その始末もこちらでするわけです」

「21匹いたら、それはもうお祭りでしょうね」

「お祭りですよ、毎日がわっしょいわっしょい」

「楽しい?」

「楽しいじゃないですよ、餌祭、糞祭、尿祭、誰がやるのそんなのいったい」

「そうかあ、でもどうしようもないですものね」

「そう、間に合わない糞や尿のせいで、ご近所さん激怒」

「深刻ですね」

「さあ、どうしようか、もともと殺傷処分されるのが忍びないんで引き取ってたんですけど」

「殺傷処分でも仕方ないんじゃないですか」

「それはポリシーに反するわけ、それをしてしまうとこの団体の意味がないわけ」

「難しいところですねえ、現実の問題とポリシーの問題と、その折り合いをうまく付けないと」

「そう、だから考えました」

「いい案がありましたか」

「聞いてください、犬に選挙権を与えるんです」

「突飛だなあ」

「選挙権を与えてしまうと、犬たくさんいますからね日本中に」

「そうですねえ、一家に一匹ぐらいの勢いですねえ」

「次の選挙には犬も出てきます」

「日本中の犬の支持があれば、怖いものなしですから、あるいは出てくるかもしれませんね」

「犬の政治家が増える、そして犬は独立するのです」

「ペットからの解放」

「犬は北海道の余っている土地に移り住みます」

「壮大な計画」

「富良野わんわん王国と名付けます」

「ムツゴロウ?」

「そこで自活するわけです」

「将来的にはいい案かも知れません」

「でしょう」

「しかし時間がかかります」

「うん」

「それまでにもたくさんの犬がここにやってきます」

「うん」

「受け入れられなくなり殺傷処分になります」

「それは仕方ない」

「割り切っている」

「できる範囲でやりましょうよ」

「この現代人!」

海老蔵の義理の姉になりました

2010-09-20 | リッスン・トゥ・ハー
「大変ねえ」

「そうでもないですよ、お手伝いさんがいるから家事しなくていいし」

「精神的に」

「いやいや、みんないい人ばかりだから」

「そっちの世界はやっぱりいろいろ独特の習慣があるんでしょ?」

「まあ、それはありますね」

「毎朝海老蔵を赤く塗ってるんでしょ?」

「塗りませんよ、海老じゃないんですから」

「塗らないの?じゃあ海老蔵の海老たる所以はどこなの」

「ただ名前がそうなってるだけですって、海老たる所以なんてありませんって」

「しかし、それだと海老が黙ってないでしょう」

「海老が?」

「群れをなして襲ってくるでしょう」

「きませんし、きたとしても広い屋敷に住んでますので海老の群れ無勢ではびくともしませんわ」

「あなたはまだ海老の本当の実力に気付いていない」

「は?」

「怒った海老をなめてはいけない」

「いや別になめてませんけど」

「海老は闇に乗じて屋敷に侵入するわ」

「なんと手慣れた感じ」

「海老だからって赤いものだけに注意してたらダメ」

「幼稚園児じゃないんですから、それだけに注意しませんよ」

「海老は侵入するときちゃんと黒装束を着てるから」

「忍者じゃないですか」

「いいえ、忍者じゃない海老」

「意外と冷静」

「海老は自分の姿を見たものを残さず抹殺するから気をつけて」

「たちの悪いやつですね」

「それが群れでくるから、悪いことは言わない、赤く塗りなさい」

「海老蔵さんをですか?」

「そう」

「わかりました」

「いや、赤く塗るとなると、海老蔵も黙っていない」

「海老蔵さんが?」

「そう彼はプライド高い男、赤く塗られるなんて耐えられないはず」

「そうでしょうね」

「対決ね」

「海老と海老蔵さんの」

「壮絶な戦いになるでしょうね」

「我々はそれを記録する必要がある」

「後世に残す必要がある」

「専門のクルーを伴って撮影しましょう」

「合点承知」

温泉/言葉にならない、笑顔を見せてくれよ/くるり

2010-09-20 | 若者的図鑑
軽いタッチで好感度をあげようと狙ってきます。

温泉。みんな大好き。あーあ、あちちのち。
アコースティックギターでの軽やかなコード進行が、そうだ温泉へ行こう、とわたしたちを駆り立てる何か。

忘れた一瞬で忘れたんですからいいんです、ややこしいことをは忘れて。愛の力ですよ。
べっぴんさんだよ。夜空だ、上、願い事かないそう。
かなうわけないよ、かなうわけないけれど、まあいいんですよ、この歌は、現代版ばばんばばんばんばんあーびばのんのん、なんでしょうよ。といったら言い過ぎか、いや、そうでもないですよ。

ベースが骨太なんで、意外とね、ちぐはぐ感を味わえます。
細かいことは気にしない、わかちこわかちこ。

あ!のぼせたぞ、もう、長い間つかってたもんだから、完全にのぼせ上がってさあ大変ですよ。
はやくあがろうか、眠ろうか、さあ、一緒に眠ろうか、とわたしはつぶやくのです。