リッスン・トゥ・ハー

春子の日記はこちら

「ブルカ」禁止法、フランスで可決

2010-09-16 | リッスン・トゥ・ハー
「ブルカが禁止になった!」

「どしたい、そんなにあわてて」

「あのブルカが禁止になったんだよ」

「なにさそのブルカって?」

「ブルカはブルカさ」

「いやぼくはね、全然そのブルカってやつをしらないものだからさ、教えてくれよ」

「ブルカはフランスでフランスパンよりももっとポピュラーなものさ」

「フランスパンよりもポピュラーななんなの?食べ物なの?」

「食べ物じゃない、ブルカを見たら、消える前に願い事を3回言えば叶うという言い伝えがある」

「流れ星?貴重なんだね」

「いや、その辺に歩いているよ」

「歩くの?人?ブルカっていう人?」

「ブルカという人ももちろんいるけれど、今度禁止になったものはまたそのブルカとは違う」

「で、なんなの?」

「切り刻めば、小さくなる」

「そらそうだ」

「もやせば、よく燃える」

「ちょっと待って」

「なんでしょう」

「さては、オマエ、ブルカ、知らないな?」

「そんなことないよ、知っているよ、ブルカ」

「じゃあ、曖昧にせずにはっきり説明してもらおうかな」

「ブルカ、それは愛」

「違うだろ」

「ブルカ、それは風」

「違うって」

「ブルカ、それは天使」

「いやある意味正解でもある」

「ブルカ、それは太陽の光」

「それは違うな」

「ブルカ、それは伝統的にイスラーム世界の都市で用いられた女性のヴェール(ヘジャブ)の一種。歴史的にはアラビア半島、エジプトやシリアで用いられた顔の覆いを指すが、現在の日本語の用法は主にアフガニスタンの女性が用いるものをさす。」

「お!?」

「テント状の布で全身を覆いイスラム教徒の女性が肌を他人に見せないようにし、顔の部分のみ網状になっており視覚を確保する。ターリバーンによるブルカ着用の強制という言説から、イスラームによる女性抑圧の象徴として扱われる。(Wikipediaより)」

「い、一気に核心へ!」

インド人、ナン、食べない

2010-09-16 | リッスン・トゥ・ハー
「じゃ、何を食べるんですかいったい」

「まあ、基本はカレーだよね」

「カレーだけでは食べられたもんじゃありませんよ」

「そうだねえ、だから、らっきょうは重宝するよね」

「らっきょうなんざ、サブアイテムでしょ、もっとがつんと腹にくる炭水化物ないんすか」

「あと、福の神を漬けたという赤く甘い奴」

「福神漬けですね、いやだから炭水化物は?」

「あと、チーズをかけると美味だよねえ」

「だから、うまいですけど、炭水化物ないじゃないですか」

「あと、納豆ね」

「重要ですね、てだから、炭水化物は?米?米なの?」

「あと、ハンバーグを乗せると豪華になります」

「お母ちゃん今夜はなんかいいことあったの?てなります、てだから」

「炭水化物?」

「そうそう、炭水化物」

「炭水化物炭水化物うるさいんじゃいこのすかとんたんが!」

「突然の暴言!すかとんたんてなんなんだ!」

「炭水化物がそんなに偉いのか、ああ?」

「いや、別に偉くないです、そんなに偉くないです」

「だったら、黙って食わんかいルーを」

「あの、これ、すごく辛いんですね、だからそれを包み込むような甘いもんがあったら、もっとおいしく・・・」

「甘ったれんな、幼稚園児かてめーは!」

「いや、小学1年生です」

「そうだろうが、掟だろうが、園児でないなら、ルーを食う、ちゅう」

「ああ、あの頃のカレーのうまさよ」

「つべこべ言わずにはよ食わんかい」

「はい」

「どうや、うまいか?わしのカレーはうまいんか?」

「おいしいです、とてもおいしいです」

「ほな、おかわり入れたるさかいのお」

「いや、もう十分いただきましたから」

「なんや、わしのカレーが食えんのか!」

「いただきますいただきます」

「東よ、ナン食うか?」

「ええんですか、あにい、自分がナン食うてもええんですか?」

「ああ、食え、よう我慢したのお、好きなだけ食うてええ」

「あにい、ありがとうございます!ナンいただきます」

「おう、食え食え」

「うめえ、うめえなあ、ナンはうめえなあ」

「せやろ、ナンは最高やカレーにはナンや」

「インドでなくてよかったあ」