リッスン・トゥ・ハー

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ミスドのドーナツが小さくなり利益率を上げているのは本当か?

2010-09-01 | リッスン・トゥ・ハー
ドーナツは大切な栄養源だ。ドーナツがこの世になければ、おそらく10億人ほどは存在しないものとなる。特にミスドのドーナツは栄養価が高く、高値で取引される。山奥の奥の奥にあるというドーナツの木になっているドーナツはかつて、それを収穫に向う一行を襲う様々な困難を見事克服したものにもたらされる甘いご褒美だった。非常に貴重なものだったのだ。それがいまでは、町にはびこる悪徳業者、ドーナツは当たり前の、日常に根ざした食べ物になった。本物のドーナツではない。偽ドーナツだ。ドーナツはもう以前の貴重なドーナツではないのだ。ミスドも例外ではない。ミスドはかつて良心的な価格で本物のドーナツを提供する企業だった。しかし、時代の流れと、企業利益の追求から、本物の味を捨て、養殖のドーナツを育てるようになった。いけすでドーナツ魚を育て、それが成長すればつぶしてドーナツにする。ドーナツ魚一匹でドーナツは約2000個とれる。味もほとんどドーナツそのもの。むしろ本物よりもこちらの方がおいしいと感じる世代も現れている。ドーナツ魚のドーナツが浸透した今、ミスドはさらにそれを小さくして利益率を上げようとしている。我々はこれに抵抗しなければならない。相手は大きな組織、我々はちっぽけなドーナツ、勝ち目がないことは想像できるが、それでもやめてはならない。負けてはならない。我々は最後の希望だ。ドーナツをめぐる闘いを、今はじめなければならない。続けること、それが一番だ。いつか、我々のおもいが世界に伝わり、ミスドが、ドーナツが変わってくれたら、こんなに嬉しいことはない。

ダース・ワタナベ・ベイダー・ケン

2010-09-01 | リッスン・トゥ・ハー
「あれ、なんですかね」

「え、何?」

「ほら、あの、空を飛んでいる鳥みたいな」

「鳥じゃないの?」

「鳥っぽいですけど、足がかなりふといし」

「そういう鳥じゃないの」

「でも、羽根はないし」

「じゃあペンギン的な奴じゃないの」

「鳥にしたって、あれマントつけてますよ」

「そういうトレンドなんじゃない、最近の鳥はそういうの意識するからさ」

「あの顔、満面の笑みですよ、もうはちきれんばかりの」

「鳥も表情豊かになったってことね」

「まあ、あの笑顔、幸せそのものですよ」

「何かいいことがあったに違いない」

「鳥にいいことですか」

「そう、きっとあれだ、鳥、最高のメロディが浮かんだんじゃないの」

「最高のメロディが浮かびますかね鳥」

「鳥なりのね」

「だから満面の?」

「これは俺、もうロックフェスジャックしちゃうよ、って」

「鳥がロックフェス?」

「鳥なりのね」

「ジャックしちゃいますか」

「ジャックしちゃうよ、鳥、けんけーんて」

「キジ?」

「歌うって言えばキジでしょ」

「なんですかそのイメージ」

「ロックフェスいきてえなあ」

「ただ、ロックフェスにいきたかっただけでしょう?」

「今年行ってないんだよ俺」

「あ、とりみたいな奴近くきた、鳥じゃない」

「なんだった?」

「ワイヤーで吊られたタッキーです」

「どうりでキジみたいな顔してるわ」