潮風に乗って-北から南から

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「大間まぐろ」で醤油製造 青森・藤崎の中村醸造元

2007年12月24日 | 

2007/12/24(月) 河北新報
「大間まぐろ」で醤油製造 青森・藤崎の中村醸造元

 中村醸造元(青森県藤崎町)は22日から、青森・大間町産ホンマグロの中骨からだしを取った「大間マグロ醤油(しょうゆ)」を販売する。「大間まぐろ」は地域商標登録になっており、名称使用を大間漁協から正式に認められた。

 マグロの中骨を桜のチップでいぶしてから生醤油で長時間煮込み、青森県産のハチミツ、清酒などを加えて調味した。中骨からにじみ出たうまみが、刺し身やすしなどに合うという。
 大間産にこだわり、中骨を東京・築地の仲卸業者から証明書付きで仕入れる契約も結んだ。中村醸造元の中村充滋社長は「(親交のある)料理人の神田川俊郎さんから中骨の味がした醤油を教えられ、商品化を考えた。生臭さをなくすのに苦労した」と振り返る。

 大間漁協公認商品第1号で、名称使用の見返りとして売り上げの3%が漁協に入る仕組み。同漁協の浜端広文組合長は「ほかからも名称使用の引き合いはあるが、大間のマグロを必ず使うという約束があったので認めた」と話す。
 150ミリリットル入り瓶で、小売希望価格は630円。県内や首都圏のデパート、量販店で販売するほか、中村醸造元のホームページからも注文できる。同社は月産2000本の販売を目指す。
2007年12月22日土曜日