潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

東通職員が石巻の道の駅で修行中

2007年12月08日 | Weblog

2007年12月7日(金) 東奥日報
東通職員が石巻の道の駅で修行中

 人気の道の駅はどう運営されているのか習得しようと、東通村職員が、宮城県石巻市の国道45号沿いにある道の駅「上品(じょうぼん)の郷」(太田実駅長)で一年間の“武者修行”に励んでいる。

 出向しているのは、同村総務課付(前任・水産課商工観光グループ)の宮本憲明総括主査(39)。十一月二十七日から、社員研修の真っ最中だ。同村では、道の駅の整備に乗り出す計画を進めており、上品の郷の評判を聞いた越善靖夫村長が出向を指示した。
 宮本さんは二〇〇八年十一月末まで、催事の企画立案や商材の仕入れ、運営、販売を一通り学ぶ。
 上品の郷は、石巻市の第三セクターが運営。天然温泉に農産物直売所、自然食レストラン、コンビニエンスストアなどを併設し、年間百二十万人の観光客でにぎわっている。

 地元食材にこだわったバイキング形式の食事や温泉が仙台市など都市圏の来客を呼び込み、取り扱う農産物の生産者・生産履歴情報をコンピューター端末で公開する取り組みで、地元住民の信頼も得た。観光情報誌の最近のデータによる道の駅満足度ランキングでは、東北の百二十六駅中、七位に評価された。

 出向してまだ一週間ほどだが、宮本さんは「従業員一人一人が消費者と親身に接し、地域住民に愛されているのがよく分かる。そのノウハウを学びたい」と意欲的。太田駅長は「かゆいところに手が届くようなこまやかな心遣いが大切。お客さまは、商品だけでなく、従業員の人柄につくことを覚えてほしい」と助言していた。
※写真=道の駅「上品の郷」で研修に励んでいる東通村職員の宮本さん
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20071207164636.asp