季節が変わった。この前まで暑い暑いといっていたのが、うってかわって、うわ、こりゃ寒い寒いになってしまった。お彼岸も過ぎて、季節は秋になったのである。
もうすぐ一〇月、といえば衣替えである。全体に白っぽい町の風景が、この日を境に黒っぽい、しまったものに変わる。不思議なことに、日本の人はこういうことになると、変にまじめに律儀にいっせいに衣を変えてしまう。素直と言えば素直なのかもしれない。かくいう私 . . . 本文を読む
生垣の片隅に今年も彼岸花が芽を出し、花が咲いた。亡くなったおじいさんが好きで、わざわざよそから移植したものが根付いて、毎年咲くのだ。彼岸花、別名曼珠沙華は、秋の彼岸・秋分の日ごろに花を咲かせる植物だ。葉はなく、まっすぐに伸びた茎から、毒々しいまでに赤い花をぽっかり咲かせる。よく田んぼのあぜや、河原などに生えており、田舎ではこの季節よく見かける花である。
それにしても、緑の中に不自然に赤く咲くそ . . . 本文を読む
歩いていると、道端というか建物の入り口付近に座りこんで何やらやっている少年たちを見つけた。どうも、ゲームをしているらしい。最近よく見かける風景だ。ゲームボーイとかいうもので、うちの子供なぞもやっている。
そういえば、私の子供の頃にも似たような光景があった。路上の遊びと言えば、パッチ(めんこ)やビー玉、釘たて、などいろいろやったものである。
おじさん、言わせてもらえば、最近の子供といえば、ゲー . . . 本文を読む
携帯、といっても古くて使わなくなった携帯の活用法を発見した。誰でも気づくことで恐縮なのだが、結構便利だ。どこの家でも使わなくなった携帯の一台や二台、机の中に入っていると思う。
変更した前の機種はだいたい捨てるのだが、前回の機種だけ捨てずにとってあった。というのも、この機種にはSDカード(ミニ、USBプラグ付)がついていて、(新しい機種はマイクロSDカードに変わっていて使えないのだが、)本体のほ . . . 本文を読む
眠い眠い。秋めいて、涼しくなったせいか、それとも成長期なのかとても眠い。
疲れもたまっているのだろうか。はたまた腰の悪いのを体が自然治癒力で自分で治そうと、睡眠をさそって成長ホルモン分泌を増量しようと図っているのか、いろいろなストレスに対して、睡眠中枢が睡眠をとらせて忘却による回復をさせようとしているのか。それら全部ののような気がする。ほんとうに背が伸びるのかも…。
こうゆう時は、効果的な方 . . . 本文を読む
今度は上の中学生の子が、ビリーズブートキャンプをやり始めた。私が二階の和室で布団の上で寝ていると、「お父さんビリーやるよ」といって、DVDを持って入ってきた。そしてちょっと涼しい日であったのに、エアコンをつけてという。寒いからいやである旨をいうと、全然とりあわずに、暑くなるからと勝手にエアコンをつけてしまった。そして、DVDに合わせてスタートである。
私は布団の上に横になってゆっくりしていたの . . . 本文を読む
久々に休みが続いているので、家で休養している。このところ、わが身が決断を迫られることが多く、ははあ、そういう年齢だし、そういう時なのだな、と自分で内心整理しているところである。
そしてこういう時には、わたしの場合、本を読んでみたり、映画などを見てみたり、体を動かしたりして、心を整理する習慣がある。
そうした感じで、最近接したものは以下のようなものだ。
将棋の羽生善治の著書『決断力』。
ビ . . . 本文を読む
ビリーズ・ブート・キャンプの項で紹介した息子が、将棋を挑んできた。写真は彼がそのために並べた駒である。将棋をご存知の方はわかると思うが、最初から駒が裏返っているものがある。”歩”が最初から”と金”になっている。早く言えばハンデであるが、彼の場合これだけでなく、駒を打つ場合にも”と金”で打てるのである。
はっきり言って、このルールでは非常に勝つことが難しい。私はそれでも歯を食いしばって勝負に付き . . . 本文を読む
小松左京さんについてもう少し。彼は大スペクタクルの長編で有名であるが、短編の名手でもある。もうひとつ大好きな短編集は、『旅する女』という短編集だ。『女』シリーズという一連のテーマ短編であるが、その名のとおり、女・女性というものを描いている。といっても、SFの巨匠、左京さんのことだがら、チンケな視点ではなく、とても大きな捉え方、奥深い味わいで作品を創っている。
私は中でも『秋の女』という作品が、 . . . 本文を読む
小学校の頃からSFファンである。ゆえに小松左京のファンでもある。(その流れで山田正紀のファンでもあるがそれは後日。)左京さんの作品はずいぶん読んだ。中でも特に好きなものをひとつふたつ紹介したい。
ひとつ目は、SF史に残る名作の『ゴルディアスの結び目』という短編集。四編しか入っていないので中編集ともいえるかもしれない。
中でも、『岬にて』という作品がとても好きだ。南海の無人島で静かに暮らし、世 . . . 本文を読む
煮えたぎるような残暑が続いているが、もうそろそろ秋だ。秋といえば、我が家ではある戦いが待っている。マツムシとの戦いである。
いつの頃からか、我が家の周りには秋になると大量のマツムシが発生するようにたったのである。マツムシといってもただのマツムシではない。アオマツムシといって、全体に緑色をしているやつだ。普通の在来種は褐色であるが、これは外来種で、生命力が強いようだ。在来マツムシと一番ちがうのは . . . 本文を読む
暑さ寒さも彼岸までというが、などと前回書いたが、暑ーい!見ると温度計の目盛りは三二度を指している。真夏日ではないか。太陽いい加減にしろい! 空は雲ひとつないブルースカイじゃ。昔子供の頃、クーラーを背負って暮らしたら涼しいかも知れないなどとアホなことを思いついてみたりしたが、そんなことを思い出すほど暑い。
とにかく、吹く風はもう秋なのだが、日差しが夏なのだ。夏ホルモンもそろそろひっこんでいいぞと . . . 本文を読む
通勤にウォーキングをしている。きっかけは、腰痛の運動のためであるが、かれこれ三ヶ月続けている。最初はわざと遠回りをして通勤したりして、距離の記録を目指してみたりしたが、最近は普通に最短の道を生き返りしている。毎日記録をとっていて、エクセルで表にし、グラフ表示と平均値の表示を出している。
ちなみに今日は、七〇六八歩であった。現在の平均歩数は約九六〇〇歩である。
毎日歩いて通勤していいところは、 . . . 本文を読む
猛烈に強い(台風の枕ことばね)台風十一号が東シナ海を北上しつつあった。(珍しく物語風の出だし。)南日本海人こと、なつやま-ひでじい-ゆたかは、あろうことか、前回の記事で紹介した、我が家の広大な庭の除草を開始してしまった。もちろん、そのとき、台風のことなど頭にはない。
家人と二人でその小さな畑-庭の草むしりを始めたわけであるが、その作業をするにしたら、本当に狭いという感じはしない。前述のイモやら . . . 本文を読む
我が家には面積にして、約六平米、坪換算一・五坪、畳敷きでいうと三畳ほどの広大な畑がある。現在そこには、サツマイモ、シシトウ、ミニトマトなどが植えてある。この前までは、ナスとジャガイモもあったのだ。
三週間ほど前、サツマイモがそろそろいいかな、と少しクワで掘り返してみた。ところが、根元についていたのは唐辛子大の赤ちゃんイモばかりであった。数も少ししかついていない。これはちと早かったかのう、と頭を . . . 本文を読む