急に墓参りに行きたくなって、実家の墓に線香をあげに行った。
小さい頃から慣れ親しんだ墓地のある山は、蝉しぐれと草むらの虫たちの鳴き声の合唱で、とても涼しかった。
線香をあげた後、あまりにいごこちがいいので、しばらくの間たたずんでいた。
ああ、今年も夏になったんだなあ。
毎年来るのだけれど、毎年、違う夏が来るのだなあ。季節は変わり、ものごとも、人も、変わっていくのだ。
少し、寂しい . . . 本文を読む
うーん、もうだまっちゃおられんので、はき出してしまおう。
日本のみなさま方、いいかげんに目を開こうではありませんか?
何も考えずに、たったの80年の人生を終わっていくのですか? 人の言うまま、コントロールされるがままに、ものを考えずにただ食べて飲んで笑って死んでいくのもひとつの生き方かもしれませんが、はっきり言って、わしはそんなんじゃやだ!!!
自分の頭で考えることをしなくなったら、人間 . . . 本文を読む
今日は静寂・・・静けさに関する考察である(そんなたいそうなものでもないが。)
少し前に、知り合いのお宅に用事があって、夜にお邪魔した。この地方のさらに町からはなれたところだった。道路は広くていいのだが、車もほとんど通行しない、静かな静かな地区だった。
そんな地区の昔の学校の近くにその知り合いのお宅はあった。
たいへんな豪邸である。
広い上に、庭の周りが大きな石積みで囲ってある。お金持ち . . . 本文を読む
今日は一本とられた。
私がこのあいだ買ったお気に入りの帽子(ハット型)をかぶって出かけようとしたときのこと。家人が、私がその帽子をかぶったところを見て、「おじさんみたいだ、年寄りっぽい」などということをのたまうのだ。
薄いグレーの霜降りで、中央に茶色のまだらのアクセントの帯が入っている帽子だ。なんだよ、こいつセンスないなあと思いながら、「そうかあ」と笑っていると、古い家人がさらっとすごいこと . . . 本文を読む
つまり私の親、とうちゃんもかあちゃんも、そんなことは教えてくれなかった。幸せに関する真実については。
感謝する心がなにより大切だということについて。
感謝が幸せの源であるということを、彼らはたぶんしらなかったのだろうと想像する。
すなわち、日々の苦労に追われ、感謝まで心が行き届かなかったのだと確信する。そして、感謝を持てずに生きていたがゆえに、幸せも巡ってくるのが少なかったという悪循環 . . . 本文を読む