たまには南日本海人、実用的な文章を書いてみようと思うのである。
この時期、主婦の悩みで住宅の結露というのがあるらしい。外は寒く、部屋内は暖房で温度差がある。結露曲線のグラフの通り、ある湿度で、ある温度以下になると当然空気がそれ以上水蒸気をもっていられなくなって、結露する。
家によっては、窓ガラスがバケツの水をかけたようになってしまうらしい。最近の家は、気密性が高いために、よけいに結露がひどい . . . 本文を読む
スモモの話を書いたので、ついでに桃のことも書いておこう。
実は我が家には、桃の木も一本あるのである。この前書いた果樹園とは反対側の屋敷の端っこに、小さいものだが植わっており、ちゃんと花も咲くし実もつける。
私はスモモも好きだが、桃のほうがもっと好きなのである。果物の中では、一番うまいと思う。あの甘い味、なんとも言えず良い香り、噛んだときの歯ごたえの食感、最高ではあるまいか! まさにフルーツ界 . . . 本文を読む
素人であるので、ジャズと言えば三人の巨匠しか知らないが、昔読んだジャズの紹介の本で、そのうちの、ソニー・ロリンズとジョン・コルトレーンのこと書かれていたことで最近思うことがある。
どちらもテナーサックス奏者で、神様のようなプレイヤーであるが、その個性は対照的だ。ロリンズは陽性、コルトレーンは陰性とも言えるかもしれない。
ロリンズは豪放磊落であり、メロディアスで力強い音で聴くものをぐいぐい引っ . . . 本文を読む
実は、我が家の猫のひたいほどの家庭菜園の横に、ねずみのひたいほどの果樹園がある。猫のひたいは三畳から四畳、ねずみのひたいは一.五畳から二畳程度の広さである。その広大な面積ゆえに、果樹園に植えられている木はさほど多くはない。二本である(涙)。
植えているのは二本ともスモモの木である。スモモは単殖では結実せず、違う種類のスモモを近くに植えてやらないといけないのである。だいたい三年ほど前に苗を買って . . . 本文を読む
昔そういうタイトルの映画かなにかあったような気がする。最近は潜行が好みである。水面下の見えないところで動いているって、何か、かっこいいではないか。
だいたい、目に見えるものなど、ものごとの一割ぐらいなのである。氷山のように後の九割は水面の下にあって見えないのだ。
人間にしてもしかり、仕事にしてもしかり、社会、芸術、スポーツ、すべて当てはまる筈である。私の好きな直感もそうである。人間の脳はほと . . . 本文を読む
と言っても、某スナックのミドリ(誰だ?)と関係が持ちたいという訳ではない。(そんなこと誰も思わない。)緑のミドリである。ここのところ、気持ち的にももやもやがスッキリとしない。よく考えると、草木に触っていない。私の場合、植物に触れ合っていないと駄目なのだ。前世が植物なのかもしれない。デンドロカカリヤ・クロピディフォリヤなのかもしれない(出典:安部公房『デンドロカカリヤ』)。
とにかく、私の癒しは . . . 本文を読む
さて、四回目の登場である、伊能忠敬おじさんシリーズである。前回で書いたように最近伊能忠敬おじさんを見ていない。去年の一〇月からこっち、三回見たが、今年になってからはまだ出会わない。あまりに心配になってこの間はそのことを書いたのだが…。(伊能忠敬おじさんのことを知らない方は、このブログの前の記事、『伊能忠敬の子孫に出会う』、『再び伊能忠敬に遭遇』、『最近伊能忠敬を見ない』を参照ください。)
そう . . . 本文を読む
ある趣味の団体に入っているが、最近、肩身が狭い。非営利の団体なのであるが、こういう会にもやはり派閥風のものがある。別にそれを悪いとかいうわけではないが。人が何人か集まれば、いくつかのパーツに分かれるのは人間社会の特質であろうから。また、そういってもそのパーツが確固としたものではなく、いろいろな思惑や、言動で時にあちらこちらとくっついたり、離れたりもする。
訳あって、以前仲の良かった人と距離を置 . . . 本文を読む
ちょっと前に日曜大工(最近ではDIYとかいうらしいが、)のことを書いたが、今日はその道具のことについて考えてみたい。そういった作業においては、道具というものが最も重要なファクターの一つとなるのはいうまでもない。もちろんそれを使う者の技術も大切ではあるが、道具がなくてははかどる作業もはかどらない。
その道具の用途について理解すると、ものによっては、「こんな便利なものがあったのか!」と感動すらする . . . 本文を読む
思えば平成も二〇年だそうである。あの小渕総理が、平成の文字を書いた半紙を持っている映像が、ついこの間のことのように思われるから、早いものである。
さてこの「平成」であるが、字義から言えば平らに成るという意味であるが、果たしてこの二〇年そのようになったのであろうか。一見、日本の世の中は平和そうであるが、ご存知のようにさまざまな問題を抱えているのが現実である。
テロリズムの脅威、国際経済競争、貧 . . . 本文を読む
ピクチャーに飢えている。と言っても、ヌード写真が見たくて死にそうだという訳ではない。このブログに使う写真である。
ブログの記事は、我が風船頭から毎日こぼれ落ちてくるのでいいのだが、一緒に乗せる写真が追いつかないのである。私の場合、記事と写真はあまり関連性はない。記事とは別個に気ままに写真を載せている。なぜ写真を添えているかというと、あまりに高尚で難解な私の記事に、読む人の頭や目が疲れてしまうの . . . 本文を読む
今日は子供の合宿のつきそいに朝から出かけた。場所は南日本海地方とある山中の自然の家。家から三時間近くかかる場所である。早朝出て、朝八時半ぐらいに着いたが、ふもとまでは全然なかったのに、山に上がるとなんと雪景色であった。やはり、山は凄い。
雪に閉ざされた体育館で子供らは昨日から泊り込みで合宿であった。さながら寒稽古の世界である。実際隣の武道館ではたぶん剣道の豆剣士たちが同じく寒稽古をやっていた模 . . . 本文を読む
我が愚息のことである。息子は卓球をしているくせに、野球が大好きである。マンガもアニメもゲームも野球である。ちなみに友達も野球をやっている。時々、野球の方に引っ張られそうで、少々不安である。
それはいいのだが、ゲームといっても、野球盤というやつに一時たいへんこっていた時期がある。私も家人も毎日毎日野球盤の相手をさせられたものである。
最近はやろうと言わなくなったと思って安心していたら、昨夜、突 . . . 本文を読む
先日はどうも成人式とやらがあったらしい。新成人たち、何年か前よりはおとなしくなったということである。まあ、若いものというのは行儀が悪いのであるから、暴れても別に驚かないが。それに、成人式で騒ぐというのは、日本古来の「ハレ」と「ケ」の伝統にのっとって、「ハレ」の馬鹿騒ぎを起こすのであろうから、性根はそれほど悪いとは思えない。お利口さんとほめるわけにはいかないし、あまり人に迷惑をかけてはいけないけれ . . . 本文を読む
先日、皇居というところで、歌会初めというものがあったらしい。昼のニュースで見たが、面白い。天皇、皇后の歌は、アナウンサーが読まずに、会場の読み上げ係り? の生の声が朗々と読み上げていた。
いつも思うのだが、読み上げ係りはどうしてあんなに語尾を長く長くのばすのであろうか。私たちは聞きなれているのであるが、日本に来たばかりの外国人など、ニュースで何が始まったのだろうと訝るに違いない。語尾のばしは、 . . . 本文を読む