なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

瓜割の滝と雪見花群落~晩夏の若狭・小浜紀行(2)

2022-09-13 05:31:16 | お出かけ

天徳寺の庭園を見学した後、いよいよ瓜割の滝へ。
今日は長いので覚悟して読み始めてくださいませ(笑)

右手に天徳寺、左手に清流を眺めながら歩きます。


最初に目についたのがハグロソウ(キツネノマゴ科ハグロソウ属)。
小さい花ですが、しっとりと雨に濡れ、美しい・・・


そして近くに咲いていたこの花は・・・


そうです。あの京都府立植物園でしか見たことのないユキミバナ(キツネノマゴ科イセハナビ属)。
福井県若狭地方に分布するというのは、投稿の都度調べて知っていましたが・・・


ほんまに若狭町に咲いてた~\(^o^)/
スズムシバナによく似ていますが、背が低く、匍匐するという点で1993年に新種認定されました。

咲いているなんてもんじゃありません。
林の下はこれこの通り。全部ユキミバナです。爆咲きです!


こんなに咲いていても消える時は一瞬。
ゆめゆめ、一株持って帰ろうなんてことは思わないように・・・
ということでルンルン歩いているうちに水の森に到着です。
この奥に瓜割の滝があるとのこと。


日本遺産の看板もありました。→(クリックしたら大きくなります)

この奥かな?


ここが瓜割の滝です!


滝というより、渓流といってもいいような趣ですが、流れ続ける清流に心奪われました。




小さい橋を渡ります。


橋から見た滝の光景。




この時ばかりは、もうちょっといいカメラで「渓流っぽく」撮りたかったですね~
とはいえ、近くには沢山のユキミバナに


ヌスビトハギかと思ったら、フジカンゾウ(マメ科ヌスビトハギ属)でした。
野生の花を見るのは初めてです!


こちらはガンクビソウ(キク科ヤブタバコ属)でしょうか。


滝の上部に行きましたが、このような看板があっただけで滝は見えず・・・
恐れ多い、入りませんとも。


再び橋を渡って戻ります。
こちらはウワバミソウ(イラクサ科ウワバミソウ属)でしょうか。


苔もしっとりと綺麗です。


念願の瓜割の滝を見た後、観音堂にお参りすることとしました。
こちらにはご本尊の馬頭観音がお祀りされています。

途中でみた花たち。
ツリガネニンジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)に


赤いゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)


黄色いキノコ。


観音堂に向かう階段です。大きなイチョウの木が迎えてくれます。


観音堂です。
人々の煩悩を食い尽くしてくださるという馬頭観音に、しっかりとお参りしました。



説明はこちら。だんだん手抜き・・

あれ、この説明板の左隅にいるのは・・・アマガエルちゃんでした~


参道で気になっていた巨木。モミのようです。


見上げる。


根元が苔むしてすごい。


すぐ横に、弘法大師が四国八十八箇所を模してつくらせた霊場に続く階段がありました。
・・・申し訳ありませんが今回はパスさせていただきました。


ということで、名残は惜しいですが、ハグロソウに見送られて、瓜割名水公園を後にしました。
ちなみに、この名水、駐車場にある採水場でいただくことができます(有料)。


【撮影:2022/8下旬 福井県若狭町】

コメント (12)
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