お正月のお餅のように伸ばしに伸ばした伏見稲荷大社初詣レポート、今日はいよいよ最終回です!
これまでの2回でご紹介できなかった、稲荷山の色々(といっても四ツ辻までですが)をご覧くださいませ。
下りは基本元の道を戻ります。
当然鳥居をくぐって・・・
こちらの鳥居は千本鳥居よりちょっと太めの鳥居です。
その分、奉納者の名前も目立つ、目立つ・・・結構な宣伝効果ですね。
途中鳥居が途切れたところに、見晴らしの良い場所があります。
(昨日、ご神職さんがスタスタと登って行った階段の上です)
普段生活している町などが俯瞰でき、お稲荷さんはこんな感じで人間界をご覧になっているのかと思いました。
ここに生えていたビワの木に花が咲いていました。
行きは開いていなかった、途中の茶店も開き、ぽつぽつ上ってくる人も見えてきました。
普通の茶店と違い、鳥居の奉納手続きができるのも昨日説明した通りです。
また、色々な名前のお塚があると書きましたが、こちらもその一つ。
その名も、榎木大神です。ちょっと気に入りました。
稲荷山の中腹にある熊鷹社の背後にある新池。
玉垣から覗くと、すっかり凍っていました。
この新池には不思議な言い伝えがあります。それは、
「行方不明になった人を探す時に、この池のほとりで手を叩き、こだまが返って来た方角に手がかりがある」
というものです。
う~ん、ここで手を叩いている人にであったら、ちょっと深刻な状況を想像してしまうかもです。
そんな言い伝えができるほど、稲荷山のなかでも熊鷹社と新池は強いパワーをもっているそうですよ。
・・・な~んてことを知ったのはこの記事を書くために調べてから。
なので、熊鷹社は、お参りはしましたが、写真はありません。
ここ熊鷹社から道は二手に分かれ、行きに通った鳥居の道ではなく山道を行きます。
途中の山中に、なぜか狐の姿が・・・
見たところ狛犬ならぬ狛狐の片割れのようにも見えますが。
坂を下りきったところを右手に行くと本殿に戻り、左手に行くと千本鳥居方面に行くことができます。
こちらの写真は、左手に向かう鳥居。珍しい二階建てになっています。
横を見ると、タラヨウの実が沢山。
後は急ぎ足で戻るだけです。
最後に、稲荷と言えばお狐さん、の狛狐。
数えたことはありませんが、稲荷山全体では相当な数の狛狐があると思います。
そもそも、稲荷大神と狐の関係は?
便利な大社のホームページにはその答えもありました!
「「稲荷大神様」のお使い(眷族)はきつねとされています。
但し野山に居る狐ではなく、眷属様も大神様同様に我々の目には見えません。
そのため白(透明)狐=“びゃっこさん”といってあがめます。
勿論「稲荷大神様」はきつねではありません。」
最後の一文が少し可笑しいです。
お稲荷さんご自身が狐・・・と思いこんでいる人が結構多いんでしょうね。
ということで、この付近で見かけた狛狐二組をご紹介~
一組目、なかなか、強そうでカッコいいですよ。
「阿」の狐
「吽」の狐
二組目は五穀豊穣にふさわしいお姿。
口を開けるとくわえている稲穂が落ちるからでしょう、どちらのお狐さんも口を閉じています。
でもお狐さんは肉食じゃないのでしょうか。
ということで、駆け足で訪れた伏見稲荷大社の初詣はこれでおしまい。
最後に、立派な建物の中で御朱印をいただき・・・
JRで帰りましたとさ。
ちなみに、JRの稲荷駅も朱塗りです!
【撮影:2021/1/11 伏見稲荷大社】