冬が近づいてくると京都は南部でも時雨の日が多くなってきます。
幸い、夜の雨が朝には上がったので、勇んでお散歩に出かけました。
いつもの池の畔、ヨシが繁っているはずなのに、ん?踏みあとで道が出来てる?
恐る恐る足を踏み出してみると、意外と下はしっかりとしています。
正直、期待していなかったのですが、な、なんと!
イシミカワの実が色付いていました~
昔沢山あった場所は、サデクサやゴキヅルに占拠されたのですが、別の場所にちゃんと生き残っていたようです。
しかも、完全に色付く前の一番きれいな状態。
もうちょっと綺麗に撮れているはずだったのですが、水が滴りすぎてどぼどぼ写真になっていました。
イシミカワは、タデ科イヌタデ属。
三角の葉、丸い苞葉、鮮やかな実、鋭いトゲ、どれをとっても個性的で、一度見たら忘れられません。
ところで、実は有名ですが花はあまり覚えがありませんよね。
そう思ってマイアルバムをひっくり返して探してみたら、ありました!
緑一色のこの姿、丸い苞葉の上に乗っているのが花序です。
ん?これでは分からない?
上の方だけトリミングしてみました。
まるで実のような丸い緑色の玉の先が少し開いて蕊らしきものが見えていますね。
覚えておられるでしょうか。タデ科には花弁がなく、萼(またの名を花被片)だけがあります。
ということは、この緑色の部分は萼なんですね。
さてさて、色とりどりの実といえば忘れてならないのがこちら。
ノブドウ(ブドウ科ノブドウ属)
食べられないとか、虫に寄生された結果こんな綺麗な色になったとか、本当は白いとか、前に書いたので今日は省略。
写真だけお楽しみくださいね~
雨上がりの日曜日、宇治川下流をお散歩しているときに見つけました。
ちょっと綺麗でしょう。
実特集、もう一つだけ、同じく宇治川でみつけたノイバラの実です。
そろそろ赤くなっています。
この実は真冬でも残っていて、寒風の中散歩していて見つけると癒されるんですよね~
いかがでしたか?
最後は、イシミカワのそばで咲いていた花たちです。
色が綺麗だったので、ついでに見てくださいね。
セイタカアワダチソウ
ヨメナ
そしてまだ咲いているスイフヨウです。
この写真は11月上旬ですが、つい先日も咲いていました。
今年の花は粘りますね~
寒いのに頑張って咲いている姿は本当に健気で、応援したくなります。
【撮影:2020/11/3 宇治市~京都市】