千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

水ぬるむ頃

2017年03月06日 | 日記



 水ぬるむ頃・・・
 そんな表現が似合う三月です。このところ、いいお天気が続きます。
 花粉症が辛い日々でもあります。マスクをかけ忘れるととんでもないことになります。今年は酷いです。
 川の水はキラキラと輝いていましたが、写真に撮るとこんなに暗いです。出かけた時間帯のせいでしょうか。





 農道も少し歩きました。
 まだ、こんなに雪があります。



 
 詩(無題)

表現することの
難しさを切実に感じています
ぶ厚い壁のようです
たとえば
心象的な
ある風景を
どうしてもそのまま
うまく表現することができないのです
心で感じたものと
心の眼が激しくぶつかりあいます
勿論
ありのままの心を表現することに
ためらいがあるからです
ためらいから詩は生まれないのかもしれません
どうして
詩を書くようになったのか・・・
そんなあいまいさが私を支配しているようです
心があふれた日があったことさえ忘れたように

                    (azumi)

 購入して、何年も何年も読んでいなかった藤沢周平最後の作品「漆の実の実る国」上下巻を読みました。
 藤沢作品お得意の、市井ものでも、架空の武家もの、海坂藩でもありません。
 歴史小説です。
 ここ南魚上田の庄生まれの上杉景勝、直江兼続。秀吉の命により、会津百二十万石に加増移封された景勝。関ヶ原のあと、家康の命により直江兼続の知行地米沢三十万石に減知・転封されました。さらに、半知十五万石となってしまいます。そのずっと後、米沢藩の上杉鷹山の時代の物語です。過酷で厳しい時代だったのです。

 けれど漆の実は成長し熟し始めていた。その実は触れあって枝先でからからと音をたてるだろう。秋の野はその音でみたされるだろう。

 まだ読んでいない作品はありますが、藤沢周平最後の作品を読み終えて安堵しています。


 娘から画像が届きました。

 ランドセルが届いて大喜びです。



 四月から小学一年生です。
 春の花がいっせいに咲き出したように嬉しい私です。