千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

赤い風船

2018年01月14日 | 日記

眼鏡の縁枠と
目の上に霞んでいる前髪と

赤いボールペンを
無造作に持ち

左手はほお杖となって
身体を椅子に傾けている

何ということもない
放心状態

眼球から見える自分自身
そして
冷静な魂の眼が
ちがう自分自身をみつめている

音は遮断されているかのようだ


私は一体何だというのだ
放心している自分自身に問いかける
答えはない

何もありゃしない
空っぽの時間はいつまで続くのだろう
                     (無題 azumi)


 隣家の屋根から滑り落ちる落雪の轟音に
はっと我に返る。
 12日午前11時過ぎ、読んでなかった今日の新聞にパラパラと眼を通しただけで、お昼ご飯の時間が近いと気もそぞろ。


 大雪情報の切れ間がない。
 豪雪地南魚沼は、現在その枠には入ってはいない。
 寒さだけは厳しいが・・・

 机の上のPCで、空っぽの思考で文字打ちをしていた。
 へんてこな詩が出来た。だから「無題」。

   赤い風船 F20



 仲間たちとのイベント帰り、大崎のトンネルを抜けたら真っ赤な夕陽に出会った。ゆるやかな下り坂。夕陽はゆっくりと山の向こうに沈んだ。以来、夕陽色に魅せられてきた。赤、朱色、赤い風船など・・・
 ファイルを見ると、描いたのは1995年(平成7年)とあった。それすらも忘れている。

 平成3年頃絵画教室に入会。翌年は入らなかった。
 その当時の教室の仲間は大ベテランになっている。
 絵画教室は平成元年に発足。
 今年は30周年なのだ。

 平成22年に再入会。
 8年がまたたく間に過ぎてしまった。
 何度か記念展示会に出展しているが、筆力もなく、お粗末な絵ばかりだ。



 「赤い風船」は、写真を元に描いている。勿論自分自身ではない。子供たちも、風船も異なる。
 悠久山公園での花見会、マイクロバスで出かけたような気がする。
 花見会の一団の中にいた。
 写真を撮ったのは夫ではない。
 娘たち、2歳と3歳。
 遠い日となった私と・・・




 昨日も雪はほとんど降らなかった。
 夫が外に持ち出した温度計は8時16分でマイナス6・5℃となっていた。
 痛いような寒さとはこのことである。
 あちこちで積雪情報が・・・
 大学入試センター試験も始まった。
 毎年のように、この時期になると積雪で大わらわ。



 はっちゃんから画像が届いた。
 実家に近い金剛山のようだ。
 雪が積もっている。
 あちこちで雪・・・

 そして今日、夜明け前除雪車の音がした。

 積雪30㎝。
 ふんわりとやわらかい雪なので、歩いてきた。
 歩道も凍結がなく歩きやすかった。

 裸木



 八海山




 キャンバスを前にして、頑張ろうと心を新たにした私がいる。